夏のヒマラヤを彩る可憐な妖精

ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

2017年03月30日 10:27

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


ヒマラヤがモーンスーン時期を迎える7月、何百種類の妖精が一斉にほほ笑む・・・

ヒマラヤの女王と呼ばれるブルーポピーがひっそりと岩陰で大きく花を咲かせ、朝露に濡れて登山者を一瞬に虜にしてしまう!


ご婦人登山者が憧れるフラワートレッキングの決定版!


天空の花園でほほ笑むブルーポピーに触れ、今まで体験したことのないような至福の時間を過ごすことができます!



ヒマラヤ山脈を中心にブルーポピーが数十種確認されていますが、その中でも最も標高の高い場所でほほ笑むのがこの種。
正式名称は、メコノプシス・ホリュドゥラです。
名前を憶えてくださいね。


花びらが非常に薄くて、まるでセロファンの様な感じ。朝露が花びらに付いたのが透けて見える、高山植物の女王の美しさ。
意外にも、葉っぱや茎には棘がびっしり。美しさのあまり思わず触れてしまうと、イタタタタ。
綺麗な花には棘がある・・・そんな妖精なんです。


この妖精の傍から離れたくなくなってしまいます!

このブルーポピーは薬草としても珍重されています。
チベット医学を学んだ者(メンツィカン)はこの妖精の葉や茎、根を摘み、山岳民族が服用する風邪薬を作ります。



自分のペースでゆっくりと歩いて・・・

数百種類の妖精にも出会えるトレッキング


妖精に『ごめんなさい』と呟きながら、天空の秘密の花園へ



前に進むにも、妖精の上を歩いていかなければ進むことができないんです!




その周りには別の妖精がほほ笑んでいました。


ゴマノハグサ科の仲間

夕方、雨音が小さくなり外に出てみると・・・



谷を吹き下ろす風によって、見る見るうちに雲が取れて・・・・
真新しい雪をたくさん被ったヒマラヤが現れました!





太陽の光を浴びながら刻々と色が変わるヒマラヤ。
いつしかヒマラヤの上空に月が輝きはじめ、ぼんやりと照らし始めると、幻想的な世界が広がり始めました。


翌朝、テントから顔を出してみると・・・
夜露に濡れてほほ笑む妖精とヒマラヤが見えていました。



朝食後、ヒマラヤに咲く幻の花ブルーポピーを探しに出発!


焦る気持ちを抑えて、ゆっくりと花園へ向かいます。



2色のブルーポピーがほほ笑んでくれていました!


小さい妖精の顔を覗き込んでみました!


妖精に出会うことができて、本当に最高の気分で~す




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2017年7月後半
幻の花ブルーポピーを見に行きます!

山肌を覆い尽くす数百種の可憐な妖精
ヒマラヤに囲まれた天空の花園へ   


訪れる場所には・・・
レッドポピー、ホワイトポピーもほほ笑んでいます! 
薬草採りが偶然見つけた秘密の天空花園で、至福の時間を過ごしませんか?


お花を1種ずつ
ゆっくりと楽しみたい女性にお勧め!

お問い合わせ:
info@sapanatrek.com
077-534-5469


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ




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