標高3300mのランタン村へ
ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。
先日までゲストと一緒に歩いてきた
ブルーポピートレッキングの様子を紹介します。
標高2400mのラマホテルから
氷河で削られたU字谷の中にあるランタン村までの様子です。
~TREK 5~
朝から小雨が降る中でのスタート
ここラマホテル周辺は・・・
原生林の大樹が生い茂り、樹木の幹全体が
苔で覆われている。
トレイルにも水がたまり、滑り易い。
陽ざしが殆ど地表に届かず、
お花が少ないと思ってしまうが
背丈の小さい、可愛いお花達が
私たちを迎えてくれました。
足元だけでなく岩の壁面や大の幹にも
びっしりとお花が。
◆ スミレ科 スミレ属
ヴィオラ ワリキアナ
群生して咲くのが特徴 似種のキバノコマノツメは
散生して咲くので見分けやすい。
◆ イワタバコ科 ディディモカルプス属
ディディモカルプス・アロマティクス
4枚の葉が対生して咲き、一つだけ小さい葉が付く
◆ シャクジョウソウ科 ギンリョウソウ属
ギンリョウソウ
大変珍しい花に出逢うことができた。
これ以外にも、ショウガ科やシソ科、ユリ科、
マツムシソウ科、バラ科・・・を見ることができる。
3時間程かけて樹林帯を抜けると・・・
標高3000mのゴラタベラに。
2軒の小さなロッジがあるが、案の定閉まっており、
先発していたスタッフたちが
ロッジのキッチンを使って昼食を作って待っていました。
~1時間強の昼食タイム~
視界がパッ〜と開け、雲がU字谷の間を流れていく。
ランタン村の建物も遠くに見えている。
足元には・・・
アヤメ、マメ、キク、ランの花を中心に一斉に咲きだし
百花繚乱の状態
◆ アブラナ科 エゾススシロ属
エリシマム・ヒエラキーフォリウム
ゴラタベラにある軍のチェックポスト周辺で
沢山咲いていた。
◆ バラ科 バラ属
ロサ マクロフィラ
ゴラタベラ~ランタンまでの間に咲く。
樹高は3m程で、樹いっぱいに花を咲かせる。
◆ フウロソウ科 フウロソウ属
ゲラニウム ランベルティー
4種類程あるフウロソウの中で、もっとも見易い種
◆ ショウガ科 ロスコエア属
ロスコエア アルピナ
ショウガ科の中で、もっとも標高の高い場所に咲く種
殆ど淡紫色だが、白色が咲いていた。
標高3800m辺りまで見ることができる。
16時過ぎ、ランタンリルン峰の真下にある
ランタン村に到着
ロッジのオーナーがわざわざ外まで迎えに
来てくれた。
オーナーが写った写真を手渡し、
1年ぶりの会話を楽しむ。
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