春を告げる花 マンサク

ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

2014年02月12日 18:16

ヒマラヤガイドの浅原です。

お客様から一足先に、春のお花の便りが届きましたので
ご紹介します。

太平洋に面した静岡では、日本の中で最も早く春が訪れる
地域として知られています。

紀行文をご紹介します。 (鈴木 様)


静岡では・・・春を告げるマンサクの花が2月初めから咲き始めました。
マンサク(満作)は、いち早く春の訪れを告げる花と呼ばれています。

花が咲く時期が早いことから・・・
「まず咲く」や「真っ先」から変化した・・・という語源説。
花が良く咲けば「豊作」、花が少なければ「不作」と、
稲の作柄を占う木として、昔から人間と深いつながりがある
ところから付いた語源説があります。



上記の花は色が濃く、花びらが小さいので、
他のマンサクと少し違うような気がします。
野生種のようにも思えますが、言い切れません。


※ 枯れた葉を付けた万作(マンサク)

4枚の黄色い紐がからんだ様なのものが花びら
その基にそり返った赤い4枚のガク
その中に4個の雄しべと雌しべがあります。
奇妙な形をしていますので、一度見たら忘れられません。


※4枚の花びら 4個のガク 4つのシベ

園芸品種のマンサクは豪華に咲き、色もきれいです。
黄色いシナノマンサク、暗赤色のアカバナマンサク
ピンク色のベニバナトキワマンサクをご紹介します。
稀に、ベニバナトキワマンサクは4月に庭木として咲くことがあります。


※ シナノマンサク(支那満作)


※ アカバナマンサク(赤花満作)


※ ベニバナトキワマンサク


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