シェルパの故郷ナムチェバザールを目指す!

ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

2016年11月10日 10:23

ヒマラヤガイドの浅原です


パグディン村で、ヒマラヤ最初の夜を迎えた。
深い谷あいにあるため、これから冷え込みが厳しくなってくる。

参加者のコンディションを見ながら、コックの判断で食べやすい卵どんぶりをメインにした食事となった。




卵どんぶりに、みそ汁、漬物・・・


翌朝:


新築されたばかりのきれいなロッジにお世話になった。

なかなか陽が当たらない・・・
ロッジから歩き出して20分ほどすると、タムセルク峰(6600m)が顔を出した。


ベンカール村から撮影

ドゥドゥーコシ川から一気にそそり立つ姿が素晴らしい。
チュモア村まで足をのばすと・・・


聖なる山クーンビラ(5700m)

この地域に暮らすシェルパ族が崇める山、クーンビラ峰が初めて見える。
この山の南斜面には千人以上のシェルパが暮らすナムチェバザールの街が広がっている。

更にモンジョ村を抜けると、すぐに国立公園の入り口が現れる。
ネパール軍か旅行者の入場の管理を行っている。
多くの軍隊さんが出てきて、テキパキと仕事をしていた。


国立公園入園の審査を待っている際に

公園内に入った先にあるジョルサレ村で昼食をとる。
ここからが今日のメインである、600mの登りが始まる。



多くの旅行者が一斉に動き出し、ゾッキョや様々なポーターが移動するので、あちこちで大渋滞。
3時間以上かけて登り切ると、コンデピーク(6100m)とタムセルク峰に挟まれるようにして、ナムチェバザール(3400m)が広がっている。

10月前半に訪れた時より、ツーリストの数は増え・・・・
予定していたホテルに泊まれず、別のホテルへ。


マッチェルモにある病院に太陽光発電ライトを2個寄贈

前回ゴーキョトレッキングに訪れた際、病院の方から要請され太陽光発電ライトを病院関係者に届けた。


病院関係者曰く・・・
広範囲に影響が出てしまったヒマラヤ地震。ツーリストが来なくなった地域でトレッキング関係の仕事をしていた山岳民族がこのエベレストエリアに仕事を求めて働くようになり、慣れない環境で無理をして、病院にかかるネパール人が昼夜を問わず急増しているとの事。

夜間での急病人の発生した際に、軽くて丈夫で、非常に明るく長時間にわたって使用できるか電力を求めている。

こうした背景を前回のゴーキョトレッキングの際伺っていたので、ヒマラヤ山岳民族支援基金から寄贈した。
改めて、ヒマラヤ地震の影響の大きさを感じた。



三浦雄一郎さんが利用するホテルで、女将さんと一緒に。


雲一つない青い空に輝くヒマラヤを見ながら、先へ進む。



前回の話・・・          続きは・・・

ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


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