ミューレン上部の花畑に

ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

2017年07月01日 17:00

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

日本から遠く離れたスイスへやってきた。
『すぐに行動したい!』という強い気持ちを抑え、先ずは長時間のフライトによる疲れと7時間に及ぶ時差に対してしっかりと休息。
翌日のトレッキングもあえて半日行動する内容で、無理のない行程でトレッキングに出かけることにした。



滞在先のミューレン上部にはシルトホルン(2980m)が聳え、映画007のロケ地となったこともあり、多くの観光客が押し寄せる場所だ。
私たちはその麓に広がる大花畑を散策しに出かけることにした。


モノを大切にするスイス文化。
100年以上の歴史ある家ばかりが立ち並び壮観である。


どの家にもたくさんの花が植えられ、とても美しい。

ミューレン駅を中心に南側に広がるミューレンの街並み。
静かな村並みの中に、アルメントフーベルに向かうケーブルカーの駅がある。
片道切符を握りしめ、9時から運行するケーブルカーに飛び乗った。


こんなにも大きくなるポピーを発見!

たった5分の乗車で、花一面の世界が広がる。
ユングフラウ3山もはっきりと望め、最高なトレッキング日和。


ここにはお花畑とミニ植物園が併設されている



ちょっとしたところに・・・
山々を見れるようにベンチが備え付けられ、誰もが気軽に腰かけて、風景を見ながら時間を楽しむ。
ハイキングに来るスイス人を見ていると、スタスタと歩く人より、気に入った場所でゆったりと腰を下ろして時間を楽しむ人が圧倒的に多い。


遠くへ飛んでいけ~


どこもが被写体。何度もスケッチブックを出してデッサンを楽しむ


昨年と同時期に来ているが、咲いているお花が大きく違う

1時間以上ゆったりと巡った先に、アルプスが大きく望める天空の花園、アルメントフーベルがある。
ここからが今日のトレッキングの本番なのだ。




アルプ(放牧)小屋が点在しているアルメントフーベル

7月初めには、機械で一斉に刈り取られ、牧草となってしまうのだ。
だから今しか見られない。


気軽にお花畑の中に入ることができるのがスイス







緑色に見えるところも全てお花畑になっているアルメントフーベル。

お昼過ぎ、ゆっくりとミューレンの街に戻り、シャレー(ペンション)で寛いだ。





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