環境に配慮した登山道

ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

2013年09月26日 11:08

ヒマラヤガイドの浅原です。

世界遺産として登録されたキナバル国立公園内の登山道は整備され・・・
至る所に階段が作られています。



歩くことによって山肌が削られるのを防ぐ目的で作られた階段が多い。
ステップの間隔も大きく、膝への負担が大きいので、不安を抱えている人には非常につらい。



手すりにつかまりながら、ゆっくりと登ると膝への負担が少なくて済むのだが・・・
勢い良く登ってしまうので、後で苦労する登山者が多い。

足元には・・・可愛いピンク色のお花が



スミレのような咲き方をしているが、実はツリフネソウ。
70cm程の大きさに成長し、枝先から花をつけます。
日本で見かける花の形と違うため、戸惑ってしまいました。





10数メートルに成長した熱帯の木々には・・・沢山の動物が
目を閉じ、鳥の鳴き声に耳をすませる。
どんな鳥なのだろうか?

時より風が吹き抜け、背中が涼しい。



樹の周りを元気に走り回る動物といえば・・・リス
今回何度も出会いました。
休憩するたびに足元の所までやってくるんです。

登山道には1時間ごとに、屋根付きの休憩場所が。
ベンチもあるので、ゆっくりと休むことができるんです。
トイレも設置され、ゴミ箱も用意されているので、登山者はここでゴミを捨てることができ、環境に対してしっかりと管理

このようにしっかりと管理された登山を見てしまうと・・・
今年世界遺産に登録されたばかりの富士登山の話になってしまう。
良いお手本がここにあるので、是非参考にしてもらいたい。



登山事務所を出発する時に渡されたたお弁当を頂くことに。
大きなサンドイッチに、リンゴが一つ。
そしてお水

昼食後は・・・
更に高度を稼ぎ、3時間後に着く予定のラバンラタ登山小屋を目指しました。


※ 写真許可を頂いたお客様だけが写っております。


ヒマラヤトレッキング サパナ




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