これぞ、ヒマラヤの別天地

ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

2015年02月24日 09:21

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。


外国人登山者たちの話し声が、睡眠を求める私を現実の世界に引き戻した。
カーテンをめくり、飛び込んでくるまぶしい光と凛とした空気が一気に眠気を覚ます。
窓越しに見える神々しい峰々。その上空には雲一つない、蒼天の空が広がっていた。

ハードの山登りとなり疲れ切っていた体も、十分な睡眠と適度の水分を得てすっかり元通り。
スタッフはすでに起き、ロッジのお手伝いをしるようだった。



澄み切ったヒマラヤの空高く、鷲が悠々と谷全体を見渡す様に舞っていた。
獲物をみつけたのだろうか、鳴き声が聞こえてくる。

食事を作る女将さん甲高いの声に誘われ、温かい服装に着替えてダイニングへ。
かまどの前に陣取り、冷たくなっている手を擦りながら暖をとる。


※ アップル・ブレッドと目玉焼き

私のために、リンゴをスライスしてチャパティー(パン)に挟んで焼いた、特別な食事を作ってくれた。
リンゴの酸味が少し効いているので、はちみつをたっぷり。
慣れないホークとナイフを使い、お皿に力いっぱい押さえつけるように切って頂く。


※ チャパティーと卵焼き

スタッフ用の食事が運ばれてきた。
塩加減の丁度良さそうな食事に唾をのみ込んでしまう。
ロッジの人が作ってくれた食事・・・感謝、感謝。

昨日見てきた水場の様子を村の人と確認作業
ほぼ問題ないとのこと。


※ さらに白くなったポンゲンドプク峰


※ ナヤカンガ峰

目の前に広がる大パノラマが気になり、カメラが手放せない。
少しずつ太陽が動くことで、ヒマラヤに当たる光の色が微妙に変わっていく。


※ カトマンズから持ってきたソーラーパネルセット

現地の人にとっては当たり前の光景で、見飽きているのだろうか?
私が運んできたソーラーパネルセットに興味移り・・・
製品の特長に耳を傾け、しきりに『売ってくれないか!』としつこい。

11時過ぎ、彼らの昼食時間に合わせて・・・


※ 1日2回、ネパールの国民食 ダルバード

山盛りのごはんに、羊肉の干し肉が入ったダルバードが運ばれてきた。
注文していないのだが・・・『食べろ食べろ』と言って、勧めてくれる。
ありがたく頂き、彼らとさらに親密な関係を築き、ガンジャラトレッキングに備える



明日には下山を開始し、急いでカトマンズへ向かうことにする。


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世界最高峰のヒマラヤを手に届く山に出来るよう』 歩かれる方の思いをひとつ一つ形にしていくトレッキング・登山を行っています。


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