ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!
停滞日を利用して・・・
暇を持て余すスタッフを連れ、村の北に聳える4200mの丘に登ってみることにした!
朝から多くの登山者がこの丘を目指して登る。
地元では
キャンジンリと呼ばれており、
リはチベット語で丘を表し、あえて言えばキャンジンの丘ということになる。
標高差400mのほどであるが、富士山をはるか超えた高度を歩くので、無理せずゆっくりと。
・背丈は2cmほどのキク科の花
草地の斜面は青や紫系の色をした秋の花で埋まっていた。
背丈の低く日本にも馴染みあるリンドウやキク科の花。
・ランタン谷で見られる3種のエーデルワイスの一種
ランタン渓谷を駆け上がる心地よい風が吹きはじめ、私たちはその風に乗ってピークを目指す。
太陽の光をいっぱい浴び、お花が大きく開いていく。
どれもが宝石のように輝いて見え、気に入ったお花の前でじっくりとカメラを向ける!
これはヒマラヤの高地を安心して歩くために重要な高度順応の方法のひとつである。
出来そうでなかなかできない順応法を今回の参加者は全員、初めから身についている。
・秋を代表するリンドウ ゲンディアナ・オルナタ
リンドウ科のお花の中で散生して咲く、珍しいお花を見~つけた!
・サンプクリンドウ属の花
自分のペースでゆっくりと登って行く・・・・
一緒に歩き出した欧米人は頂上の景色を堪能して、下り始めていた。
神々しい峰々、可憐な花々・・・
思い思いに撮影し、花弁に触れながら頂上が見えるところまでやってきた。
4000mを超える高地になると植生が大きく変わるので、今まで見ることのできなかったお花が沢山咲いている。
頂上の印となる旗のあるところまで、もう少し時間がかかりそう。
私たち以外、誰も居なくなってしまった頂上に立ち、ヒマラヤを独り占め!
目の前に立ちはだかるランタンリルンからキムシュン峰の稜線を見ながら、しばし感動の境地に浸った。
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ヒマラヤトレッキング専門 サパナ では・・・
『
世界最高峰のヒマラヤを手に届く山に出来るよう』 歩かれる方の思いをひとつ一つ形にしていくトレッキング・登山を行っています。