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Posted by naturum at

2016年02月23日

数ヶ月かけて届いたネパールからの郵便物

2016年お勧め! ブルーポピー トレッキング  こちら


ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

不在者連絡票が入っていたネパールからの郵便物を、配達員の方が急いで持ってきてくれました!


A4サイズの和紙で作られた封筒

ネパールの地方都市から発送され郵便との事で、数ヶ月かけて日本まで運ばれたようです。


チョーオーユー8201mの切手が貼ってありました!

封筒の端をハサミで綺麗に切り、中に入っているものを取り出すと・・・
昨年の秋に挑んだ6000m峰登山、アイランドピークの登頂証明が入っていました。


登頂証明

登山を無事終え、カトマンズに戻ってきてから、現地旅行会社を通じて申請をしていたのですが・・・
中々、こちらに届かず何度も催促のメールを入れていました。

先方から届くメールには【すでに送った】という、メッセージばかり。半ば諦めていた証明書でした。

ネパール国内の燃料事情が悪化し、郵便物が遅れたのでは?
ネパールの集荷員が、ゆっくりと作業をしていたのでは?
いろいろなことを想像してしまいますが・・・
とにかく無事に日本に到着し、良かったです。

これからお客様に送りたいと思います!



ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:40Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年11月18日

エベレストを見に行ったのに・・・

2015年 アイランドピークの様子  こちら


標高3000mを超える高地に暮らすシェルパ族の故郷、ナムチェバザール
この街を訪れると、何故かエベレストに来た!という感じになる。
朝食後、高度順応を兼ね、蹄型の街並みを抜けてエベレストを見に出かけた。


シャンボチェ空港まで一気に400mを上がる

登山者の多くはナムチェバザールで高度順応を行い、各々目的地に向かっていく
そのため、エベレスト街道で一番、多くの登山者と出会える場所でもある。

1時間以上ひたすら急登が続くなか、登り切った場所には300mほどの舗装されていないシャンボチェ空港が広がっている。
ヒマラヤに来て23年になるが、この空港を利用したのはたった一度だけ。ヘリコプターでこの場所に下りた時だけ。
シャンボチェ空港はほとんど活用されないまま、今に至っている。
そして、ここからはエベレストは未だ見えない。

目の前の丘を20分ほどかけて登ると・・・
国境にそびえるヒマラヤと一緒に世界最高峰エベレストが見えるのだ。
その風景を見るために、もうひと踏ん張りする。


ポーターも一緒に散歩に付き合ってくれた

2時間ほどかけて登ってきたが・・・
青い空の所々にある雲がエベレストの上にかかり、まったく見えない


強い陽射しを受けて、ズンズンと雲が湧いていく



雲の多さに、エベレストビューホテルに行くことも諦め、ゆっくりと風景を楽しみ下山することにした。
足元に微笑む青い花びらをしたリンドウに癒されながら、お昼前ナムチェバザールに到着
午後からはゆっくりと足を休ませ、翌日からのトレッキングに備えることにした。


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 ◎ ヒマラヤの燃料不足について ➡ こちら



ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 07:17Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年11月16日

大パノラマを見ながら40分 登山の玄関口ルクラへ

2015年 アイランドピークの様子  こちら


翌日:
モーニングコールで目を覚ました。
東の空が明るくなりかけてきた中、慌ただしく準備をした。
ホテルのフロントにて頼んでおいた朝食を受け取り、登山道具一式を専用車に積み込んで空港へ急いで向かった。



歩くコースを何度も確認

造りかけの国内線ターミナルに到着すると・・・
欧米人旅行者が列を作り、ゲートが開かれるのを待っていた。私たちは最後尾に並び、順番を待つ。
先頭にはトレッキング中に私たちの食事を作るコックが並んでいるとのことだったが、ターミナルの中に入るまで出会うことはなかった。


マウンテンフライトとルクラ行きを待つ人々

チェックインカウンターにて、搭乗券をゲットする。
搭乗券にはシート番号は記載されていないので、ヒマラヤが見えるシートは早い者順である。

ネパールの国内線では、マイクを使ってのアナウンスがほとんど流れない。
職員が行先に合わせて大声で叫ぶので、搭乗予定者はその都度確認を取らなければならないのだ。
1時間以上遅れて、やっと私たちのフライトが呼ばれた。

ターミナルに横づけされていたマイクロバスに乗り込み、飛行機の傍に。
航空会社の職員の合図とともに、乗客が一斉に降りて、飛行機に吸い込まれるように乗り込んだ。
14名全員が乗り込むと同時に、エンジンが唸りはじめ、滑走路へ。


飛行機がグングンと高度を上げていくと、雲の上にヒマラヤが顔を出した。
腕時計の高度計も勢いよく高度を刻んでいく。いつしか4000mを示していた。
終始、機窓からの大パノラマに酔いしれた。

40分ほどのフライトで標高2800mのルクラ空港に到着。
出迎えてくれたスタッフに荷物を頼み、空身で常宿のロッジに向かうことにした。


チベット教の経典が収められているマニ車

すでに到着をしていたコックをはじめ、キッチンスタッフ、ポーターが集い、これから始まるヒマラヤ登山の準備が整った。
コックの考えで、ルクラで食事を執ってから宿泊地であるパグディン村へ向かうことにした。



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ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:46Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年11月14日

ヒマラヤ登山3年越しの夢を・・・

2015年 アイランドピークの様子  こちら


秋晴れが続く10月中旬、3年越しのヒマラヤ登山を強く願うゲストと一緒に再びネパールの地を踏んだ。
ゲストと出会ったのは4年前(2011年)の秋。
メラピーク登山に出掛けた際、他のツアー会社に参加していたゲストと名刺交換したのがきっかけだった。

翌年、ゲストと一緒に6000m峰に挑もうと、ネパールに訪れたのだが・・・
生憎天候が悪くて、国内線が予定通りに飛ばない。
2日間空港で待機していたが・・・・これ以上の停滞はできず、他の山に変更して登山を行った。
すっきりとした天気には恵まれなかったが、5500mを超える雪山に登頂することができた。

その翌年・・・再び6000m峰に挑むことに。
出発直前、体調を壊してしまい涙することに。
春先の登山シーズンも考えたが、国内線の就航率が大きく下がるため、翌年の秋に挑むことに。

そして今回、体調の管理も含めて1年かけて準備を行ってきた。
ゲストが普段から気を付けている食事のことも、可能な限り対応できるように、スタッフの人選から食材の準備まで、出発直前まで行った。


ゲストから聞き出した食材とコックから依頼されて購入した食材をネパールに運ぶ

3週間弱のアンナプルナ1周トレッキングを終えたばかりだったが、帰国後は終始体を休ませることに時間を割いた。
そして出発の朝、関西空港を飛び立ち、経由地である中国へ向かった。


黄色というより、黄金のコカ・コーラー ご利益ありそう!

いったん、中国国内で宿泊し、翌日カトマンズへ向かう


景色が素晴らしいので、まったく飽きない


チベット高原の先にヒマラヤが・・・

幾重にも連なる氷河を抱く峰々。徐々に山が飛行機のすぐ下に見えるほど高くなってくると・・・ヒマラヤである。


8000mを超える峰々が近づき、マカルーのすぐ東側を通過

約3時間に及ぶ神々しい山々の雄大な景色を堪能し、カトマンズに到着
現地エージェントが空港に迎えに来てくれた。
意外と汗ばむ陽気の中、20分ほどでホテルに到着




9月中旬の震災ボランティアで約束した物資を届ける

夕方、例年よりは少しだけ活気の少ない街中を歩き、両替と食事に出かけた。
明日は1番機でルクラに目指すため、早めの就寝となった。




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ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:43Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年11月13日

ヒマラヤの厳しい環境での必需品

2015年 アイランドピークの様子  こちら

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。 

ヒマラヤを歩いていると・・・すごく気になるものがあります。
初めてヒマラヤに来た人なら、絶対に気になるもの。
それは、トレッキング道にポト、ポトと落ちているヤク(高地牛)のおおっきなウンコ。
それ以外にも、小判型をした馬のウンコ。
パチンコ玉ほどの大きさをしたヤギや羊のウンコ

山岳民族の彼らにとって大切な家畜が排泄するモノなんですが、普段から家畜と一緒に暮らしていない私たちには・・・
大変ためらってしまうものです。


すでに30㎏以上集めていた少女

ついつい神々しい景色に見とれていると、プニュ~ と踏んでしまい、必死に靴底を綺麗にする登山者もよく見かけます。

でも、高地は家畜からでたウンコを畑の肥料にしたり、燃料として使われ、貴重な資源とされているのをご存知でしょうか?
彼らはためらいなく素手で掴んでストーブなどに入れたりします!


今年はネパールで2度にわたり大きな地震が起こり、登山者が少なかったため、ヤクのフンが手に入らず、夕方の暖が取れなかった日がありました。

登山者が多いと・・・荷役用としてヤクが使われる頻度がふえます。ヤクの数が多いほど、山岳地域にたくさんのフンが落ちるので・・・
暖をとるためにストーブに入れるフンが増え、登山者はその恩恵にあずかることができるのですが。

フン集めする少女たちも、例年ならロッジ周辺だけで籠いっぱい集めることができましたが・・・
私たちが出会った少女は片道2時間かけたところでフン集めをしていました。

薪をしたから運ぶこともできない標高4500m以上の地域では、家畜のフンによって生活がさ支えられています。




ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:36Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年11月12日

大きく変わりつつあるアイランドピーク登山

2015年 アイランドピークの様子  こちら

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。 

アイランドピーク登山のベースとなる村チュクン(4750m)。
ヒマラヤに取り囲まれ、3方向から流れ出してきている氷河の堆積モレーンのすぐ横にできた場所に、8軒のロッジが所狭しに営業をしている。
ちょうど私たちが訪れた時は、登山者が少なくて混んでいなかったが、例年は大変込み合い、この村で宿泊できず下山する登山者も多い所である。

今回、アイランドピーク登山のためにこの村に訪れたのだが、どのロッジでも登山者に対して本格的な雪山登山が行えるよう、登山道具1式を貸し出していた。以前はロープやアイスバーなど。共同装備が中心だったが、今は登山者一人一人貸し出すレンタル業が盛んだった。


日々貸し出される登山セット セッティングの確認はクライミングガイドが行う

例年、アイランドピーク登山する隊は約300隊に及ぶ・
春と秋の時期に集中し、多い時は登山者だけで50人を超えることもあるのだが・・・
今年は地震の影響で登山者が少ないと思っていた。しかし、実際に訪れてみると予想は大きく外れてしまった。


夕方チュクン村からBCにやってくる登山者が宿泊するテント


興奮を少しでも抑えられるよう、静かな場所に私たちのBCを作ってある

私たちが訪れた際は1日に40人ほどがアタックを行っていたのである。
スタッフも含めれば100人近い者が毎日入れ替わっているの計算だ。


登山を陰で支えてくれるポーターにとっても快適なBCであることが、登頂へのポイントである

欧米人登山者はBCへ向かってチュクン村をお昼過ぎに発ち、翌朝1時頃に頂上を目指して出発する。
早い者は7時頃に登頂をして、夕方にはチュクン村に戻ってくるのだ。
このような日程で登山を楽しむ欧米人に何人も出会った。


アタックした日、私たちの隊以外は全てBCからアタック

昔はBCに入ってから体調を整え、HCP(5400m)を設営して、翌朝アタックを行う。下山後はBCにて休息というプランが主流だったのだが・・・
今は体力勝負の短期決戦型の登山に様変わり。
それに応じて、この地に来る登山者も大きく変わった。


アイゼン装着(5800m)ポイントに集まる登山者

若者が多くてむしろ雪山をはじめてするような登山者が増えた。登攀道具の使い方を全く知らないと思える登山者も多くいた。

今後、このようなプランが更に当たり前になり、かつての登頂プランはマイナーになっていくのでは?と思う。
とはいっても、登頂を目指す人にとって、ヒマラヤの頂に立ちたいものである。
安全で確実に登頂を踏むために、HCPの設営はとても大事なことだと考えている。

ヒマラヤを楽しむ上でも、慎重に状況を冷静に判断し、その場その場に応じた対応ができる登山を行う形で、サパナはこれからもアイランドピークの頂に、ゲストを案内したいと思う。


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:14Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年11月03日

ヒマラヤ登山を終えナムチェバザールに

ヒマラヤガイドの浅原です。

10月中旬に日本を発ち、エベレスト地域にあるアイランドピークに挑んできました。
無事登山を終え、霧に包まれたナムチェバザールに戻ってきました。
連日、晴天に恵まれ、ベストシーズンのヒマラヤを楽しんでいます。

出発前から気にしていたネパール国内のガソリン、灯油、ガスの供給問題がヒマラヤの奥地にも大きく影響してきました。

カトマンズ市内と異なり、山岳地域には多くのストックがありましたが、都市部からの供給が全く無くなり、物価が高騰中。
また、ガス、灯油が手に入らず、調理等が行えなくなり、ロッジを閉めなければならないオーナーの悲鳴が。

今後、生活に必要なガス等が山岳地域に供給される見込みが目処がたたないため、12月以降のトレッキングツアーに関しては、問い合わせ頂いた方にお伝え致します。
カトマンズでの移動においても、ガソリンガソリンない為、スタッフが利用する長距離バスなどが使えなくなってきています。

最新情報は info@sapanatrek.com までご連絡下さい。

ヒマラヤトレッキング・登山専門店 サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 22:11Comments(0)2015 アイランドピーク

2015年10月23日

アイランドピークを目指しています。

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

一昨日、カトマンズを発ちエヴェレスト登山の玄関口、ルクラへやってきました。
少し天気が心配になりましたが、10時過ぎルクラに到着。
お昼から歩き出し、パグディン村へ。

200人前後のトレッカーが行き交うエヴェレスト街道

現在、ナムチェバザールにて滞在中
今朝、高度順応でシャンボチェの丘に登りましたが、雲が多くエヴェレストがはっきり見えず。

数日間、雲の多い周期に入っているのでは・・・
チベット教の神様にお祈りして明日からのトレッキング楽しみたいです。

カトマンズには11/7頃戻る予定です。

ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:21Comments(0)2015 アイランドピーク