ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 海外 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2018年02月01日

ヒマラヤの東端 四川省の花々

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

日々の仕事に追われ・・・
なかなかゆったりとした時間を作ることができず、慌ただしく過ごしている毎日です。


先日の事・・・
ゲストから1枚のブルーレイディスクが送らててきました。




それは・・・
昨年夏に歩いたヒマラヤの東端に位置するスークーニャントレッキングの映像。
ゲストが無我夢中になって撮影してくれた絶景と足元で笑んでいた妖精

トレッキングの資料と地図をテーブルの上に広げ、スタート。
一日ごとにまとめられた見やすい映像。当時の日程表を指でたどりながら、ご一緒に歩いた記録を回想。

私が撮影していない妖精もあり、気になったところで映像を一時停止。
しばし、時間が経つのを忘れて美しき映像に見入ってしまいました。

映像をお送りいただいた鈴木様、ありがとうございます。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:10Comments(0)2017 スークーニャン

2017年09月08日

中国四川省でほほ笑む妖精たち

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

ヒマラヤの東端、中国四川省のスークーニャン山群は、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかり続ける過程で、南北に峰々が形成され、ネパールヒマラヤとは違った高山植物が見れることで有名である。

関西空港から5時間、四川省の省都、成都から西へ200㎞の距離である。
近くにはパンダの生息地もあり、中国が自然の保護に力を注いでいる場所ともなっている。


左側から四姑娘山、三姑娘山、二姑娘山、大姑娘山

今回、11日間の日程でこの地を訪れ、長坪溝、双橋溝、海子溝と呼ばれる氷河によって削れた渓谷を時間が許す限り、のんびりとトレッキング。そして車をチャーターして4700mを超える巴朗山を訪れ、晩夏の高山植物(妖精)に沢山出会ってきた。

※ 参考図書: 
・四川省西北高原を行く 中国秘境に咲く花 著者 森和男 
・ヒマラヤ高山植物図鑑  著者 吉田外司夫


キキョウ科 キアナントゥス・マクロカリックス

ガレ場を好むキク科の仲間。最も標高の高い場所に散在していた。
現地では薬草として珍重されている妖精である。
寒さから花を守るように綿毛をまとう種

キク科の仲間 

4300m前後の草地に咲くゴマノハグサ。冷たい風を避け、太陽熱で温まった地面から熱を受けるように背丈は5㎝以下である。
ネパールヒマラヤで見られる種に似ていて、花弁がツートンカラーがとても印象的。

ゴマノハグサ科 ペディクラリス・ベラ

観光地ということで、街並みが整然とした長坪村。石を積み重ねて作れれた外観は、ヒマラヤの民に見られる共通な文化。
ネパールで見られる住居と異なり、いろいろな絵が描かれている。






観光地だからと言っても、英語を話す現地の人が皆無のため、中国語の辞書が大助かり!


長坪村 チベット族のホテルが軒を連ねている


キク科 サウスレア・ブラクテアタ


ケマンソウ科の仲間

牛歩のように・・・
まだ見ぬ妖精を探す。地面に這うようにほほ笑む小さな妖精に出会うと、光の加減や風向きを気にしながらカメラを取り出す。
妖精の顔が手に取るように、カメラを近づけ何枚も写真を撮る。

接写レンズを取り付け、撮影するゲスト


ナデシコ科の仲間


ケマンソウの仲間


双橋溝にて


ラン科 ネオッティアンテ・カルキコラ

ネパールで見られる背丈が15㎝ほどのメコノプシス・ホリュドゥラと大きく異なり、一つの茎からいくつもの枝がでて総状花序を形成するスペキオサ。7月頃から9月上旬まで長期間にわたり見ることができる。


ケシ科 メコノプシス・スペキオサ


キク科 ソロセリス・ヒルスタ


ユリの仲間


シャクナゲ林に生えるキノコを採る地元民


リンドウの仲間


ケシ科 メコノプシス・プニケア


モリゾウ君と名付けたシソ科の仲間


2018年初夏。この地へ再び
自分のペースでゆっくりと可憐な妖精を鑑賞できるトレッキングにご興味ある方は是非、お問い合わせ下さい。


★問い合わせ先★
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

077-534-5469
info@sapanatrek.com




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:58Comments(0)2017 スークーニャン

2017年09月08日

中国四川省でほほ笑む妖精たち

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

ヒマラヤの東端、中国四川省のスークーニャン山群は、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかり続ける過程で、南北に峰々が形成され、ネパールヒマラヤとは違った高山植物が見れることで有名である。

関西空港から5時間、四川省の省都、成都から西へ200㎞の距離である。
近くにはパンダの生息地もあり、中国が自然の保護に力を注いでいる場所ともなっている。


左側から四姑娘山、三姑娘山、二姑娘山、大姑娘山

今回、11日間の日程でこの地を訪れ、長坪溝、双橋溝、海子溝と呼ばれる氷河によって削れた渓谷を時間が許す限り、のんびりとトレッキング。そして車をチャーターして4700mを超える巴朗山を訪れ、晩夏の高山植物(妖精)に沢山出会ってきた。

※ 参考図書: 
・四川省西北高原を行く 中国秘境に咲く花 著者 森和男 
・ヒマラヤ高山植物図鑑  著者 吉田外司夫


キキョウ科 キアナントゥス・マクロカリックス

ガレ場を好むキク科の仲間。最も標高の高い場所に散在していた。
現地では薬草として珍重されている妖精である。
寒さから花を守るように綿毛をまとう種

キク科の仲間 

4300m前後の草地に咲くゴマノハグサ。冷たい風を避け、太陽熱で温まった地面から熱を受けるように背丈は5㎝以下である。
ネパールヒマラヤで見られる種に似ていて、花弁がツートンカラーがとても印象的。

ゴマノハグサ科 ペディクラリス・ベラ

観光地ということで、街並みが整然とした長坪村。石を積み重ねて作れれた外観は、ヒマラヤの民に見られる共通な文化。
ネパールで見られる住居と異なり、いろいろな絵が描かれている。






観光地だからと言っても、英語を話す現地の人が皆無のため、中国語の辞書が大助かり!


長坪村 チベット族のホテルが軒を連ねている


キク科 サウスレア・ブラクテアタ


ケマンソウ科の仲間

牛歩のように・・・
まだ見ぬ妖精を探す。地面に這うようにほほ笑む小さな妖精に出会うと、光の加減や風向きを気にしながらカメラを取り出す。
妖精の顔が手に取るように、カメラを近づけ何枚も写真を撮る。

接写レンズを取り付け、撮影するゲスト


ナデシコ科の仲間


ケマンソウの仲間


双橋溝にて


ラン科 ネオッティアンテ・カルキコラ

ネパールで見られる背丈が15㎝ほどのメコノプシス・ホリュドゥラと大きく異なり、一つの茎からいくつもの枝がでて総状花序を形成するスペキオサ。7月頃から9月上旬まで長期間にわたり見ることができる。


ケシ科 メコノプシス・スペキオサ


キク科 ソロセリス・ヒルスタ


ユリの仲間


シャクナゲ林に生えるキノコを採る地元民


リンドウの仲間


ケシ科 メコノプシス・プニケア


モリゾウ君と名付けたシソ科の仲間


2018年初夏。この地へ再び
自分のペースでゆっくりと可憐な妖精を鑑賞できるトレッキングにご興味ある方は是非、お問い合わせ下さい。


★問い合わせ先★
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

077-534-5469
info@sapanatrek.com




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:58Comments(0)2017 スークーニャン

2017年09月02日

スークーニャンをあとに成都へ

スークーニャントレッキングの中心地、長坪村での8日間があっという間に終わった。

これから身支度を整え、標高500mの成都に向かう。


昨晩は折り紙で作ったバンダと一緒に食事。
毎食、辛さを気にかけてくれたおばさんとお別れ。

たくさんの思い出を胸に成都に戻る。
明日は日本!  

➡ 前に戻る    


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 07:16Comments(0)2017 スークーニャン

2017年09月01日

雨にも負けず

ほぼ毎日夕方から降り出す雨。
長袖が必要になる程の気温の中、

成都からやってくる観光客をあてに、チキンやアヒルのバーベキューを売る。
あたりが香ばしい香りに包まれ、傍に引き寄せられてしまう。



今日は特に雨が強いので、営業は無いだろうと思っていたが……
テントをはり、いつもより強い火力でバーベキューをしていた。

観光客はホテルに併設したレストランで食事を済ませている。
外出しているのは私たちぐらいだ。

いつも元気に声をかけてくれるおばちゃんがとても寂しく見えた。

明日は天気にも恵まれ、多くの観光客に買ってもらえる様になればいいのになぁ〜

➡ 前に戻る
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 23:24Comments(0)2017 スークーニャン

2017年09月01日

天空の花園 パーローシャン 3

峠から妖精を探しながら歩いて下ると、最も見たかった妖精が微笑んでいた。
それはケシ科のレッドポピーである。

ネパールの3500m前後の草原で見られる大型種と異なり、背丈は40cmほどで、一つの茎に一輪の花を咲かせる。
花弁は細長く、ウェイブ状である。
ネパールヒマラヤでは見れない種のため、出会う事が出来、感激!




あたりを見回すと、低木林の間に数株咲いていたが、時期が少し遅くしおれかけていた。
美人のレッドポピーの前で撮影。



同高度で咲く黄色のポピーを探したが一本も見つける事は出来なかった。



ドライバー曰く、6月後半から7月中旬にかけてがもっと多くの妖精には出会えるという。
しかし、チベットトレッキング、スイスフラワートレッキング、そしてヒマラヤフラワートレッキングと時期が重なってしまう。



来年はどの様にタークーニャントレッキングを行うか、日本に帰国してから、じっくり検討しよう。


ヒマラヤ専門 サパナ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:29Comments(0)2017 スークーニャン

2017年08月31日

天空の花園 パーローシャン 2

峠の北側に広がるお花畑に。
峠を挟んで両側にお花畑が広がっている様に思うが、そうでは無かった。
道路を作る際に出た土砂により、ガレ場のような斜面に。水はけを好むお花しか生育出来ないので、お花が殆ど見られない。













ブルーポピーをはじめ、シオガマ、トウヒレン、リンドウ、サクラソウ、無数の花が、生育環境に合わせて晩夏を競演。

2時間かけてのじっくりとした撮影を終えた。
お昼を挟み、まだ見ぬ妖精を求めて車道を歩いて下る。
私たちをこの地に連れてきてくれたドライバーは、車の中で一休み。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:58Comments(0)2017 スークーニャン

2017年08月31日

天空の花園 パーロンシャン

地元ガイドの情報を元に、高山植物で有名なパーロンシャン(巴朗山)に出かけた。
一ヶ月前は日本からの旅行者で大変賑わったという。



長坪村から車をチャーターし、40分ほどでパーロンシャン(4400m)峠に到着。

峠には石を積み上げて作られたチベット様式の家が一軒。
この峠を行き交う車の安全を願い、建物中に仏像が祀られていた。
中国人観光客は防寒着を羽織り、標高4400mを示す標識の前で記念撮影。











あたり一面、様々な色をした妖精で埋め尽くされた峠のお花畑を、私達だけでこの後独り占め。



ちなみに、峠の両側にそびえる岩峰とそれに続く峰々一帯をパーロンシャンと呼ぶらしい。  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:47Comments(0)2017 スークーニャン

2017年08月30日

タークーニャンを仰ぎながら海子溝トレッキング

ホテルからほど近い海子溝トレッキングに出かけた。

他の2コースと違い、ゲートをくぐった所から山道。タークーニャンから南に延びる草地の尾根上を歩くため、登山靴を履いたトレッカーが多い。また5300m峰の大姑娘山(タークーニャン)に挑む人達にも出会う。

馬に乗って気軽にトレッキングをする人も多いので、草地の登山道は大きくえぐられ、ハッキリとした道が延々と続いている。

チケット売り場で貰った地図を片手に、あちこちに咲く妖精をひとつずつ写真に収め、前に進んで行く。
8月も終わりという時期にもかかわらず、50種近い妖精が微笑んでいる。
特に、エーデルワイスとシオガマ、アズマギク、キキョウにリンドウの群落があちこちに。



私たち以外の観光客は、スークーニャンの雄大な景色を目的に来ている様で、可憐な妖精には見向きもせず、先を急いで登って行く。



歩き始めて5時間、タークーニャンのBCとの分岐となる石梢台でお昼になった。
ここより先は、キャンピングの装備を持つグループ以外は引き返すことになる。

ゆっくりと休憩を兼ね、次から次へとやってくる登山者を見ながら昼食を頂いた。

往路とは異なる、見晴らしの良い稜線上のルートを辿り、夕方6時過ぎ、海子溝コースの入り口ゲートを後にした。

お腹はぺこぺこ。美味しい中華を求めて、通い始めたおばちゃんの店へ直行した。

➡ 前に戻る   ➡ 次へ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:53Comments(0)2017 スークーニャン

2017年08月30日

チベット族が経営するホテル

スークーニャン観光の中心地、リーロン(日隆)は標高3200m。狭い山間地に沢山のホテルや商店が所狭しに乱立し、多くの人で賑わっている。



スークーニャン観光は大きく分けて3つに別れ、東から海坪溝コース、長坪溝コース、双橋溝コース。



私達は長坪溝コースの入り口に沿って広がる長坪村のホテルに投宿。
この村はチベット族が多く暮らし、ホテルの外観も統一され、とても美しい。



➡ 前に戻る   ➡ 次へ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:38Comments(0)2017 スークーニャン

2017年08月29日

中国四川省の高山植物を見にきています

世界の屋根ヒマラヤの東端に位置する中国四川省のスークーニャン(四姑娘山)に、天空で微笑む妖精を求めて、花の師匠と一緒にやってきた。

モンスーン中で、スッキリとした日はまだ1日。
現地の人のご好意で、旅は順調中。

ここはネパール同様、沢山の妖精が観られる事で有名。
この地を訪れる中国人旅行者がひと段落した8月下旬、羽田空港から四川省の成都に。
事前に、インターネットや地球の歩き方等で情報収集を行ったが、私の欲しい情報は皆無。

出てくる情報は全て、ツアーに関する情報ばかり。
体験談も閲覧したが、ツアーで参加した時のもので、個人旅行に必要な移動手段や宿泊情報、そして最も欲しかったお目当の花に関する情報は得られなかった。



というわけで、この本だけを購入し、成都に向かった。

20数年前、バックパッカーをした時の様に現地に溶け込み、情報を集めて目的地に。
お花の情報も此処スークーニャンに来て、ローカルな情報を頼りに。

毎日、覚えたての中国語を1,2語使い、楽しい旅をしている。




FBが使えたら良いのだが、、、
中国国内では、閲覧もできず。

次回のブログはここで撮影したお花を紹介。

➡ 次へ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:08Comments(0)2017 スークーニャン