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Posted by naturum at

2017年09月26日

2017年 チベットビザ最新情報

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。


チベットビザ及び、チベット旅行に関する最新情報(9/26)


2015年4月に起きたヒマラヤ大地震の影響により、チベットへの入境地点は大きく変更
空路(ラサ空港)またはラスワガティ国境(カトマンズ北部)のみ陸路通過が可能


但し、中国当局の通達により現在(9月16日~10月30日まで)、在ネパール中国大使館でのビザ申請の受付が停止
チベットビザが発行されておりません。

すでにチベット領内に滞在している外国人旅行者は10月16日~10月29日の期間内にチベット領内から完全退出するように通達

理由については、一切大使館より発表されておりません。



こうした状況ですので、今秋のチベット旅行はほぼ終了となります。


来シーズンの予定については・・・

例年、雪による道路封鎖解除が出て、政治的に安定する、5月中旬~8月に行う予定です。
少人数(4名~6名程度)でチベットトレッキングを行なっています。

詳細についてはお問合せ下さい:


077-534-5469
info@sapanatrek.com


ヒマラヤ トレッキング・登山専門
株式会社 サパナ

担当: ヒマラヤ専門ガイド 浅原


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:38Comments(0)ツアー情報 お勧め情報

2017年09月25日

メチャメチャ厳しいバッテリーチェック

日本からいろんなルート(航空会社)を経て、ヒマラヤへ行くことができるようになった。
最近では、日本の地方空港から、中国国内の空港で容易に乗り継げる中国系の航空会社を使って行く人が圧倒的に増えた。
私も関空から何度も利用してヒマラヤに向かう。


中国系の中で、ほぼ予定通りに運行する中国国際航空


どの航空会社にもメリット、デメリットはあるのだが、中国系の航空会社を使う上で、他の航空会社と比べ特に注意してほしいのが、バッテリーの持ち込みだ。
必ず、手荷物の中に入れてヒマラヤに運んでほしい。


ヒマラヤの雄姿をたくさん写真やビデオに収めようと、予備のバッテリーを準備する必要がある中、つい預け荷物にバッテリーを入れ忘れてしまう。

チェックイン時、航空会社からバッテリー有無の注意喚起をされるが、預け荷物に入れ忘れて、荷物が目的地に予定通りに到着しなかったなどのトラブルが多々あるようだ。


便名と氏名が表示され、再検査を促される。

中国国内では、チェックイン時に預けた荷物は、カウンター横のX線機器でチェックされる。
問題があればブザーが鳴り、係官やってきて目の前で荷物検査を受ける。
そして目視検査でOKが出てから再度X線検査を受けて、やっとチケットを受け取ることができる。


全ての空港が同様なスタイルで行っていれば、対応しやすいのだが・・・


例えば、巨大な2つのターミナルを抱える成都空港では第一ターミナルと第二ターミナルとでは、X線検査が異なる。

特に、第二ターミナルでは、X線機器がチェックインカウンターの一番端にあるため、チェックインと同時に荷物検査ができない。
そのためチェックインを行ってパスポートとチケットをもらった後、確実に荷物が機内へ運ばれるかX線機器が設置されている場所のサインボードを確認しなければならないのだ。


確認を怠れば、いつまでたっても荷物は目的地に運ばれる事無く、ロストバゲージとなってしまう。


必ずバッテリーは手荷物に。またヘッドランプ用の乾電池や携帯用のバッテリーも対象との事。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:38Comments(0)コラム

2017年09月25日

久しぶりに大慌てしたヒマラヤ出張!

この時期、ネパールではこれから始まる秋の大祭『ダサイン』に合わせて、海外で暮らすネパール人が自国に帰る。
ヒマラヤのベストシーズンも近く始まろうとするなか、日々の仕事に追われ、いつものように航空会社と連絡ができず、慌ててインターネットでチケットを手配することになった。


経由地の成都空港にて、乗客の半数はネパール人


日本各地でコックとして働くネパール人。2ヶ月の休暇をもらって里帰り



出発日と帰国日が分かれば・・・後は大丈夫。
飛行機に乗り込めば勝手に私をヒマラヤに連れて行ってくれるからだ。


出発直前、ふと何気に見たチケットの控え。
帰路は上海乗り換えとの事。待ち時間が少し延びる程度。
以前も利用しているので安心と思いきや・・・
上海の東浦空港(プンドン)ではなく、内陸にある虹橋空港利用となっているのではないか!


更に、飛行機は虹橋空港第二ターミナルに着陸後、もう一つの空港、東浦空港(プンドン)から飛び立つとの事。つまり、上海にある2つの空港間を大きな荷物を担いで移動しなければ、日本に帰国できないということである。


インターネットを通じて、誰もが簡単にチケットを手配できるようになったが、内容確認が不十分のまま手配してしまったのは後悔だった。


電話越しの手配に勝るものはない!

普段のように、相手(航空会社)と話しながらチケットを取得していたら、このようなことは起きなかっただろう。

空港間の移動が伴う情報を得るのに膨大な時間を割き、現地では多くの方に助けられ、やっと東浦空港(プンドン)に着いたのは言うまでもない。

市内に出てても、英語がなかなか通じない国での対応は本当に焦るものである。


ヒマラヤは未だ厚い雲の中

日本からの往復ともヒマラヤを越えた。
インド平原は雲の切れ間があるが、ヒマラヤ上空はまだ厚い雲に覆われていた。


ロールワリン山群手前から見え始めたエベレスト


メラピーク南から望むエベレストとローツェ

チベット高原はほぼ乾季に入ってきたような感じ。
あとはもっと寒気が強まり、ヒマラヤを越えてネパール側に張り出してくれば、シーズン到来



シガッツェ手前のチベット高原


ラサ市内が雲の間に広がっていた


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:01Comments(0)コラム

2017年09月08日

中国四川省でほほ笑む妖精たち

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

ヒマラヤの東端、中国四川省のスークーニャン山群は、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかり続ける過程で、南北に峰々が形成され、ネパールヒマラヤとは違った高山植物が見れることで有名である。

関西空港から5時間、四川省の省都、成都から西へ200㎞の距離である。
近くにはパンダの生息地もあり、中国が自然の保護に力を注いでいる場所ともなっている。


左側から四姑娘山、三姑娘山、二姑娘山、大姑娘山

今回、11日間の日程でこの地を訪れ、長坪溝、双橋溝、海子溝と呼ばれる氷河によって削れた渓谷を時間が許す限り、のんびりとトレッキング。そして車をチャーターして4700mを超える巴朗山を訪れ、晩夏の高山植物(妖精)に沢山出会ってきた。

※ 参考図書: 
・四川省西北高原を行く 中国秘境に咲く花 著者 森和男 
・ヒマラヤ高山植物図鑑  著者 吉田外司夫


キキョウ科 キアナントゥス・マクロカリックス

ガレ場を好むキク科の仲間。最も標高の高い場所に散在していた。
現地では薬草として珍重されている妖精である。
寒さから花を守るように綿毛をまとう種

キク科の仲間 

4300m前後の草地に咲くゴマノハグサ。冷たい風を避け、太陽熱で温まった地面から熱を受けるように背丈は5㎝以下である。
ネパールヒマラヤで見られる種に似ていて、花弁がツートンカラーがとても印象的。

ゴマノハグサ科 ペディクラリス・ベラ

観光地ということで、街並みが整然とした長坪村。石を積み重ねて作れれた外観は、ヒマラヤの民に見られる共通な文化。
ネパールで見られる住居と異なり、いろいろな絵が描かれている。






観光地だからと言っても、英語を話す現地の人が皆無のため、中国語の辞書が大助かり!


長坪村 チベット族のホテルが軒を連ねている


キク科 サウスレア・ブラクテアタ


ケマンソウ科の仲間

牛歩のように・・・
まだ見ぬ妖精を探す。地面に這うようにほほ笑む小さな妖精に出会うと、光の加減や風向きを気にしながらカメラを取り出す。
妖精の顔が手に取るように、カメラを近づけ何枚も写真を撮る。

接写レンズを取り付け、撮影するゲスト


ナデシコ科の仲間


ケマンソウの仲間


双橋溝にて


ラン科 ネオッティアンテ・カルキコラ

ネパールで見られる背丈が15㎝ほどのメコノプシス・ホリュドゥラと大きく異なり、一つの茎からいくつもの枝がでて総状花序を形成するスペキオサ。7月頃から9月上旬まで長期間にわたり見ることができる。


ケシ科 メコノプシス・スペキオサ


キク科 ソロセリス・ヒルスタ


ユリの仲間


シャクナゲ林に生えるキノコを採る地元民


リンドウの仲間


ケシ科 メコノプシス・プニケア


モリゾウ君と名付けたシソ科の仲間


2018年初夏。この地へ再び
自分のペースでゆっくりと可憐な妖精を鑑賞できるトレッキングにご興味ある方は是非、お問い合わせ下さい。


★問い合わせ先★
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

077-534-5469
info@sapanatrek.com




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:58Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年09月08日

中国四川省でほほ笑む妖精たち

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

ヒマラヤの東端、中国四川省のスークーニャン山群は、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかり続ける過程で、南北に峰々が形成され、ネパールヒマラヤとは違った高山植物が見れることで有名である。

関西空港から5時間、四川省の省都、成都から西へ200㎞の距離である。
近くにはパンダの生息地もあり、中国が自然の保護に力を注いでいる場所ともなっている。


左側から四姑娘山、三姑娘山、二姑娘山、大姑娘山

今回、11日間の日程でこの地を訪れ、長坪溝、双橋溝、海子溝と呼ばれる氷河によって削れた渓谷を時間が許す限り、のんびりとトレッキング。そして車をチャーターして4700mを超える巴朗山を訪れ、晩夏の高山植物(妖精)に沢山出会ってきた。

※ 参考図書: 
・四川省西北高原を行く 中国秘境に咲く花 著者 森和男 
・ヒマラヤ高山植物図鑑  著者 吉田外司夫


キキョウ科 キアナントゥス・マクロカリックス

ガレ場を好むキク科の仲間。最も標高の高い場所に散在していた。
現地では薬草として珍重されている妖精である。
寒さから花を守るように綿毛をまとう種

キク科の仲間 

4300m前後の草地に咲くゴマノハグサ。冷たい風を避け、太陽熱で温まった地面から熱を受けるように背丈は5㎝以下である。
ネパールヒマラヤで見られる種に似ていて、花弁がツートンカラーがとても印象的。

ゴマノハグサ科 ペディクラリス・ベラ

観光地ということで、街並みが整然とした長坪村。石を積み重ねて作れれた外観は、ヒマラヤの民に見られる共通な文化。
ネパールで見られる住居と異なり、いろいろな絵が描かれている。






観光地だからと言っても、英語を話す現地の人が皆無のため、中国語の辞書が大助かり!


長坪村 チベット族のホテルが軒を連ねている


キク科 サウスレア・ブラクテアタ


ケマンソウ科の仲間

牛歩のように・・・
まだ見ぬ妖精を探す。地面に這うようにほほ笑む小さな妖精に出会うと、光の加減や風向きを気にしながらカメラを取り出す。
妖精の顔が手に取るように、カメラを近づけ何枚も写真を撮る。

接写レンズを取り付け、撮影するゲスト


ナデシコ科の仲間


ケマンソウの仲間


双橋溝にて


ラン科 ネオッティアンテ・カルキコラ

ネパールで見られる背丈が15㎝ほどのメコノプシス・ホリュドゥラと大きく異なり、一つの茎からいくつもの枝がでて総状花序を形成するスペキオサ。7月頃から9月上旬まで長期間にわたり見ることができる。


ケシ科 メコノプシス・スペキオサ


キク科 ソロセリス・ヒルスタ


ユリの仲間


シャクナゲ林に生えるキノコを採る地元民


リンドウの仲間


ケシ科 メコノプシス・プニケア


モリゾウ君と名付けたシソ科の仲間


2018年初夏。この地へ再び
自分のペースでゆっくりと可憐な妖精を鑑賞できるトレッキングにご興味ある方は是非、お問い合わせ下さい。


★問い合わせ先★
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

077-534-5469
info@sapanatrek.com




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:58Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年09月02日

スークーニャンをあとに成都へ

スークーニャントレッキングの中心地、長坪村での8日間があっという間に終わった。

これから身支度を整え、標高500mの成都に向かう。


昨晩は折り紙で作ったバンダと一緒に食事。
毎食、辛さを気にかけてくれたおばさんとお別れ。

たくさんの思い出を胸に成都に戻る。
明日は日本!  

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 07:16Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年09月01日

雨にも負けず

ほぼ毎日夕方から降り出す雨。
長袖が必要になる程の気温の中、

成都からやってくる観光客をあてに、チキンやアヒルのバーベキューを売る。
あたりが香ばしい香りに包まれ、傍に引き寄せられてしまう。



今日は特に雨が強いので、営業は無いだろうと思っていたが……
テントをはり、いつもより強い火力でバーベキューをしていた。

観光客はホテルに併設したレストランで食事を済ませている。
外出しているのは私たちぐらいだ。

いつも元気に声をかけてくれるおばちゃんがとても寂しく見えた。

明日は天気にも恵まれ、多くの観光客に買ってもらえる様になればいいのになぁ〜

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 23:24Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年09月01日

天空の花園 パーローシャン 3

峠から妖精を探しながら歩いて下ると、最も見たかった妖精が微笑んでいた。
それはケシ科のレッドポピーである。

ネパールの3500m前後の草原で見られる大型種と異なり、背丈は40cmほどで、一つの茎に一輪の花を咲かせる。
花弁は細長く、ウェイブ状である。
ネパールヒマラヤでは見れない種のため、出会う事が出来、感激!




あたりを見回すと、低木林の間に数株咲いていたが、時期が少し遅くしおれかけていた。
美人のレッドポピーの前で撮影。



同高度で咲く黄色のポピーを探したが一本も見つける事は出来なかった。



ドライバー曰く、6月後半から7月中旬にかけてがもっと多くの妖精には出会えるという。
しかし、チベットトレッキング、スイスフラワートレッキング、そしてヒマラヤフラワートレッキングと時期が重なってしまう。



来年はどの様にタークーニャントレッキングを行うか、日本に帰国してから、じっくり検討しよう。


ヒマラヤ専門 サパナ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:29Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン