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Posted by naturum at

2015年07月08日

ダムがあるのに電気の恩恵を受けられないヒマラヤの村々

カトマンズの北40kmの所には7000mを超す高峰が連なるランタンヒマール、ガネーシュヒマールが聳え、その麓には、チベット系のタマン族が暮らしている。
5月~6月の救援・救助活動では、外国人トレッカーが多く訪れるランタンヒマールの麓の村々を中心に回ったが、今回はその西に広がるガネーシュヒマラヤの東地域の被害状況を確認するために歩いてきた。


普段は岩から染み出す程度の水が雨季になると滝に

カトマンズから起点となる街シャブルベンシまでジープで約6時間
既に雨季に入ったネパールだが・・・
土砂崩れも無くスムーズに入ることが出来た。
シャブルベンシ村(標高1450m)の背後に聳える山の裏側には、この地域最大のダム(チリメダム)があり、この周辺だけでなくカトマンズ方面にも電気を供給している。


いろは坂を下った先にシャブルベンシの街が

震災から2ケ月以上たち、シャブルベンシの村は支援を受けてわずかだが賑わいを取り戻していた。


チベット交易で栄えてきたシャブルベンシの街

翌朝、薄日が所々に射す中、約20㎏の荷物を背負い、スタッフを連れて出発。
中国政府が主導して建設している中国ネパール道路をチベット国境に向かって歩き、チリメ川と合流する所を目指す。


チベット仏教圏の中でみつけた崩壊した教会

ガネーシュヒマールを水源とするチリメ川に沿って歩きはじめる。
このあたり一帯は【タマンヘリテージ】と呼ばれるトレッキング道として外国人には知られ、欧米人に人気がある場所。


電気の恩恵を受けていない村人に


テント暮らしで困る夜間の電灯と携帯の充電に


持ち運び可能な電灯を使うことで家畜の世話が容易に

かつて生活をしていた家には電気が来ていたが、畑の中に作ったテント小屋には電気がないため不自由に。
少しでも彼らの生活が楽になれば・・・


目の前に聳える山肌に目を移すと点在する村々の多さに、どのように太陽光発電を配っていけば良いのか・・・
この国の支援の難しさが頭をよぎった。


ヒマラヤ山岳民族支援基金 賛同者一覧  こちら

ヒマラヤ地震 救援・救助活動 報告  こちら



2015年6月26日~2015年7月14日まで 再びネパールに訪れます!


ヒマラヤトレッキング、登山専門店 サパナ









  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 03:54Comments(0)ネパール大地震