2015年07月16日
ヒマラヤに湧き出す天然温泉 最高のご褒美!
ヒマラヤを奥深くまで歩いていると、何度も同じ地名を耳にしたりすることがある。
その一つが、『タトパニ』と呼ばれる地名だ。

源泉43度、お風呂の湯加減38.5℃
ネパール語で、『温泉』を表す言葉で、ヒマラヤ各地に意外と多く、響きもよくて覚えやすい地名。
ガネーシュヒマラヤにもいくつも存在し、私たちはその一つであるタトパニ村に訪れた。
温泉が湧けば・・・タトパニ

東西に広がる谷を詰め・・・標高2600mにタトパニ村はある

ランタン渓谷には極端に少ないムラサキ科の花が多い
ここのタトパニ村は隣のランタンヒマラヤからも3日以上かけてがやってくる人がいる。
日本で言えば・・・有馬温泉といった感じかなぁ?
超有名な温泉村である。
コンクリート製のバスタブが3つ。深さは50㎝ほど。
打たせ湯は6本、勢いある茶色な源泉かけ流しタイプ。

晴れていれば・・・ゴサイクンド方面が望めるのだが
温泉をコの字に囲むようにして、小奇麗なロッジが建てられている。
ホテルで着替えを済ませ、ビーチサンダルに履き替えて温泉に直行する。
蒸し暑い中を歩いてきたため、熱い湯で汗を流すのは最高。
まさにユートピア!
疲れた筋肉をほぐし、しばしヒマラヤにいることを忘れさせてくれる。
村人だろうか、一緒に浸かりながら温泉をしばし楽しむ。
効用は・・・
村人曰く、皮膚病、神経痛、関節痛、胃腸、とにかく何でも効くらしい。
ネパールでは温泉を入る文化があるのは山岳部に住む人たちといっても過言ではない。
とはいっても、誰もが温泉に入るというわけでなく、おおむね近くに温泉が出るところに住んでいる人ばかり。
石鹸、シャンプーを持ち込み、タオルで擦って体中を泡にして、一気にかけ流す・・・
床に座ってゆっくりと洗うような人は誰もいない。
必ず下着を付けて入るのがヒマラヤ温泉のルール。
場所によっては男女別々に時間制で入れ替わるところもある。
ここでは大きな浴槽が3つあり、男女別に家族用と区切られていた。

綺麗でどのホテルに泊まるか考えてしまう

チベット教を信仰する家は5色の旗が庭先に立っている
ふと気づいたのだが、ここの村にあるロッジは地震の影響を受けていなかった。
大概、今まで見てきた家は全壊または60%以上の倒壊だったので、全く壊れた家が無いのには驚いた。
ロッジの主に地震当時の話を聞いてみると・・・
ものすごい揺れが襲ったとの事。
家の中でひっくり返る人も続出したという。
揺れが収まり外に出た時は、誰もが家が壊れていると思ったとの事。
この村の家屋は村周辺にある木を使って建てられ、屋根にも木やトタンを使って軽くしていた。
家屋が建てられた地面も強かったのかもしれないが、木材中心で建てられた家は、他の村でも地震を耐え抜いていた。
そのため、村人の顔にも悲壮感が漂っておらず、むしろ笑顔をたくさんもらうことに。
彼らに悩みがあるとすれば風評被害でゲストが来なくなってしまったことだけだ。
ロッジの中もスッキリしていて、気持ちが良い。
真新しい材木を使ったダイニングで、木の香が漂っている。
香を楽しむことで、さらなるものが目に飛び込んで、気持ちが高揚していく・・・
心が安定していると神経が研ぎ澄まされ、いろんなモノに気付くようになるのだ。
会話も弾み、時間がとても短く感じてしまう・・・
トレッキングって、歩いて気持ち良くなるだけでなく、精神的にも大変素晴らしい運動だと思うのですが・・・
あなたはどうでしょうか?
2015年6月26日~2015年7月14日まで 再びネパールに訪れます!
ヒマラヤトレッキング、登山専門店 サパナ
その一つが、『タトパニ』と呼ばれる地名だ。

源泉43度、お風呂の湯加減38.5℃
ネパール語で、『温泉』を表す言葉で、ヒマラヤ各地に意外と多く、響きもよくて覚えやすい地名。
ガネーシュヒマラヤにもいくつも存在し、私たちはその一つであるタトパニ村に訪れた。
温泉が湧けば・・・タトパニ

東西に広がる谷を詰め・・・標高2600mにタトパニ村はある

ランタン渓谷には極端に少ないムラサキ科の花が多い
ここのタトパニ村は隣のランタンヒマラヤからも3日以上かけてがやってくる人がいる。
日本で言えば・・・有馬温泉といった感じかなぁ?
超有名な温泉村である。
コンクリート製のバスタブが3つ。深さは50㎝ほど。
打たせ湯は6本、勢いある茶色な源泉かけ流しタイプ。

晴れていれば・・・ゴサイクンド方面が望めるのだが
温泉をコの字に囲むようにして、小奇麗なロッジが建てられている。
ホテルで着替えを済ませ、ビーチサンダルに履き替えて温泉に直行する。
蒸し暑い中を歩いてきたため、熱い湯で汗を流すのは最高。
まさにユートピア!
疲れた筋肉をほぐし、しばしヒマラヤにいることを忘れさせてくれる。
村人だろうか、一緒に浸かりながら温泉をしばし楽しむ。
効用は・・・
村人曰く、皮膚病、神経痛、関節痛、胃腸、とにかく何でも効くらしい。
ネパールでは温泉を入る文化があるのは山岳部に住む人たちといっても過言ではない。
とはいっても、誰もが温泉に入るというわけでなく、おおむね近くに温泉が出るところに住んでいる人ばかり。
石鹸、シャンプーを持ち込み、タオルで擦って体中を泡にして、一気にかけ流す・・・
床に座ってゆっくりと洗うような人は誰もいない。
必ず下着を付けて入るのがヒマラヤ温泉のルール。
場所によっては男女別々に時間制で入れ替わるところもある。
ここでは大きな浴槽が3つあり、男女別に家族用と区切られていた。

綺麗でどのホテルに泊まるか考えてしまう

チベット教を信仰する家は5色の旗が庭先に立っている
ふと気づいたのだが、ここの村にあるロッジは地震の影響を受けていなかった。
大概、今まで見てきた家は全壊または60%以上の倒壊だったので、全く壊れた家が無いのには驚いた。
ロッジの主に地震当時の話を聞いてみると・・・
ものすごい揺れが襲ったとの事。
家の中でひっくり返る人も続出したという。
揺れが収まり外に出た時は、誰もが家が壊れていると思ったとの事。
この村の家屋は村周辺にある木を使って建てられ、屋根にも木やトタンを使って軽くしていた。
家屋が建てられた地面も強かったのかもしれないが、木材中心で建てられた家は、他の村でも地震を耐え抜いていた。
そのため、村人の顔にも悲壮感が漂っておらず、むしろ笑顔をたくさんもらうことに。
彼らに悩みがあるとすれば風評被害でゲストが来なくなってしまったことだけだ。
ロッジの中もスッキリしていて、気持ちが良い。
真新しい材木を使ったダイニングで、木の香が漂っている。
香を楽しむことで、さらなるものが目に飛び込んで、気持ちが高揚していく・・・
心が安定していると神経が研ぎ澄まされ、いろんなモノに気付くようになるのだ。
会話も弾み、時間がとても短く感じてしまう・・・
トレッキングって、歩いて気持ち良くなるだけでなく、精神的にも大変素晴らしい運動だと思うのですが・・・
あなたはどうでしょうか?
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ヒマラヤ地震 救援・救助活動 報告 こちら
2015年6月26日~2015年7月14日まで 再びネパールに訪れます!
ヒマラヤトレッキング、登山専門店 サパナ
Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:37│Comments(0)
│ネパール大地震