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2017年05月09日

今まさに行われている世界最高峰への挑戦

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

今回は、最も熱い戦いが繰り広げられているエベレスト登山についてご紹介したいと思います。
私自身、外国の登山隊に同行したり、トレッキングで何度もこの地を訪れ、また行きたいと思うところの一つです。
世界中の登山者の憧れの地となっているだけでなく、誰もが訪れてみたいと思う世界がここには広がっているのです。


今まさに行われている世界最高峰への挑戦
ネパール側(カラパタール頂上から)

ヒマラヤに向かって吹き抜けるジェット気流が弱まる5月半ば、一年で最も天候が安定するこの時期はエベレスト登山に最も適した時期なんです。
世界中からやってきた登山家は、片道50㎞を超えるトレイルを1週間かけて踏破し、標高5000mを超えるBCで、2ヶ月にわたってエベレストの頂を目指して頑張ります。


今まで神の領域であったエベレストの頂
その頂を人間に譲ったのは1953年5月のことでした。
日本人初登頂は1970年、女性に限って言えば田部井さんが1975年に初の女性登頂者となりました。


すでに登頂者は5000人(延べ人数は7000人/2016年)を超え、かつて行われてきた国家の威信をかけた大規模な登山は無くなり、誰もが挑戦できる商業的登山が主流になっています。
そして、登頂回数、スピード、年齢などギネス記録に挑戦する者も多いのが特徴なんです。

とはいえ・・・
①エベレストの高さでは地上の3分の1しかない大気濃度。
②気温マイナス30度
③台風を凌ぐ風
④降雪や雪崩 など

エベレスト登山をする際に、自然条件が非常に厳しいのは今も昔も変わらないんです。
そして長期間に及ぶ登山をやり遂げるための体力や精神力、登攀技術、運も味方にしなければ世界一の頂に立つことはできません。


私はそれ以外にも、もっと別な登頂するためのポイントがあると思うんです。

例えば・・・
登山ガイド)がアタック日の調整、登攀順番を決める
食事面からサポートするキッチンスタッフの働きや心遣い。
登山者の思いを一生懸命汲んで、対応できるように頑張るクライミングシェルパたちの思い・・・・


エベレストに限らず、ヒマラヤ登山すべてにおけることですが、こうした人間模様が登山の裏にはいっぱいあるんです。

登山における人間模様に焦点をあて、エベレスト登山を見てみると大変興味深いものになるのではないでしょうか?
是非お勧めします!

エベレストが持つ『世界一』という称号が登山家を魅了し続ける限り、この山は常に登られるでしょう。
今まで神の領域であったエベレストの頂
その頂を人間に譲ったのは1953年5月のこと。日本人初登頂は1970年でした。女性に限って言えば田部井さんが1975年に初の女性登頂者となり、毎年多くの日本人が挑戦しています。

すでに8848mの頂に立つことが出来た登頂者は5000人(延べ人数は7000人/2016年)を超えました。
かつて行われてきた国家の威信をかけた大規模な登山は無くなり、誰もが挑戦できる商業的登山が主流になっています。
また、スピードや登頂回数、最年少、最年長など、ギネス記録をを目的としたエベレスト登山が注目されているのも事実です。

とはいえ・・・
①エベレストの高さでは地上の3分の1しかない大気濃度。
②気温マイナス30度
③台風を凌ぐ風
④降雪や雪崩 など

エベレストに挑む際の自然条件が非常に厳しいのは今も昔も変わりはありません!
そして長期間に及ぶ登山をやり遂げるための体力や精神力、登攀技術、運も味方にしなければ世界一の頂に立つことはできません。


私は時々、エベレストの頂に立つために、上記以外にも登頂ポイントがあるのでは?と思うことがあります。

なぜなら、『登山』は登山者を中心に、陰で支えるスタッフの活躍や思いが、安全な登頂に繋がっているからです。

・各隊のネパール人責任者(主に年配登山ガイド)が集まり、アタック日(登頂を目指す日)を調整、登攀順番を決めている。
・登山者の体調を食事面からサポートするキッチンスタッフの働きや心遣い。
・体調を崩した登山者の思いを一生懸命汲み、対応できるように動く、クライミングシェルパたちの思い・・・・

いろんなことがあります。
エベレストに限らず、ヒマラヤ登山すべてにおけることですが、こうした人間模様が登山の裏にはいっぱいあります!


陰で登山を支えるスタッフ達を含めた人間模様に焦点をあて、エベレスト登山を見てみてはどうでしょうか?
エベレスト登山が興味深いものになると思いますよ。


エベレストが持つ『世界一』という称号が登山家を魅了し続ける限り、この山は常に登られるでしょうね。




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