2015年09月06日
第3次ヒマラヤ地震支援から帰国
ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。
2週間の支援活動【第3次支援】を終え、日本に戻ってきた。
出発した時のうだるような暑さはなくなり、むしろネパールの方が暑い!
関西空港に降り立った時に一番最初にそう感じた。

他の支援活動の方のお手伝い 生活物資の購入
今までの支援の延長として訪れたネパールにもかわらず・・・
思うような結果が残せず、とても残念だった。

バスの発着地へ向けて荷物を積み込む

更に小さな車に積み替えて現地へ向かう
今回の地震を経て、今までまとまり感が無かったネパールの政党がまとまり、新憲法制定に向けて動き出した。
大変うれしいことなのだが、多民族国家であるネパールには私たちには理解し難いいろいろな問題があり、それが表面化して、各地でストライキが起き始めてしまったのだ。
現在もインド国境付近の地域を中心に無期限のストライキを行っているという。
せっかく休みをとって日本から駆けつけてくれたボランティアの方もストライキによって、活動が大幅に制限されてしまった。
特に、カトマンズ郊外で行う活動においては、行き帰りの移動を含めたことを考えて行わなければならない。
被災地に行っても、帰ってくることができなければ、意味が無いのだ。
現地役所で取得した許可書もストライキが頻発するため、支援に行くことができない。
これからまだまだネパールに来てくれるボランティアの方に、活動が支障なくできることを祈るばかりだ。

毎日清潔なタオルで体をふいてください!

パイプを使って、水運びの重労働を無くそう!

水くみ用の桶を渡してきました
ランタン渓谷の情報:
ランタン渓谷最奥の村キャンジンゴンパで、被災者支援に行っている友人、溝口氏をはじめ、いろいろな所から情報が入ってきている。
(カトマンズで避難しているランタン村の住民)より、今秋より道を整備するために、軍隊等が入るらしいとの情報があり、それに向けてランタン村の人が家の建築に必要な資材を上げるとの事。
ただし、ただ歩くだけの道はできるのかもしれないが崩壊した斜面の安全対策は全く無いと思われるので、このルートでの入山は控えてほしい。
ヘランブー地域からガンジャラパスを越えてやってきたネパール人がいたとの情報。
途中の道は歩くのに支障をきたす崩壊も無く、テント等の装備を持っていれば、十分ランタン渓谷に入れるとの事とのこと。
キャンジンゴンパに入っているランタン村の人々はほとんどが老人ばかり。
ヤクの世話や薪などを運ぶのにも苦労しており、溝口氏もほぼ毎日、朝から晩までお手伝いとのこと。
食事もご飯にダルスープ(マメ)だけで、野菜などの生鮮食品はないとのこと。
ただ、人々の心にはかつての村を蘇らせる思いが強くあり、目がとっても輝いているとのこと。
10月中旬には彼がカトマンズに戻ってくるので、その際には追加情報を載せたいと思っています。
2週間の支援活動【第3次支援】を終え、日本に戻ってきた。
出発した時のうだるような暑さはなくなり、むしろネパールの方が暑い!
関西空港に降り立った時に一番最初にそう感じた。

他の支援活動の方のお手伝い 生活物資の購入
今までの支援の延長として訪れたネパールにもかわらず・・・
思うような結果が残せず、とても残念だった。

バスの発着地へ向けて荷物を積み込む

更に小さな車に積み替えて現地へ向かう
今回の地震を経て、今までまとまり感が無かったネパールの政党がまとまり、新憲法制定に向けて動き出した。
大変うれしいことなのだが、多民族国家であるネパールには私たちには理解し難いいろいろな問題があり、それが表面化して、各地でストライキが起き始めてしまったのだ。
現在もインド国境付近の地域を中心に無期限のストライキを行っているという。
せっかく休みをとって日本から駆けつけてくれたボランティアの方もストライキによって、活動が大幅に制限されてしまった。
特に、カトマンズ郊外で行う活動においては、行き帰りの移動を含めたことを考えて行わなければならない。
被災地に行っても、帰ってくることができなければ、意味が無いのだ。
現地役所で取得した許可書もストライキが頻発するため、支援に行くことができない。
これからまだまだネパールに来てくれるボランティアの方に、活動が支障なくできることを祈るばかりだ。

毎日清潔なタオルで体をふいてください!

パイプを使って、水運びの重労働を無くそう!

水くみ用の桶を渡してきました
ランタン渓谷の情報:
ランタン渓谷最奥の村キャンジンゴンパで、被災者支援に行っている友人、溝口氏をはじめ、いろいろな所から情報が入ってきている。
(カトマンズで避難しているランタン村の住民)より、今秋より道を整備するために、軍隊等が入るらしいとの情報があり、それに向けてランタン村の人が家の建築に必要な資材を上げるとの事。
ただし、ただ歩くだけの道はできるのかもしれないが崩壊した斜面の安全対策は全く無いと思われるので、このルートでの入山は控えてほしい。
ヘランブー地域からガンジャラパスを越えてやってきたネパール人がいたとの情報。
途中の道は歩くのに支障をきたす崩壊も無く、テント等の装備を持っていれば、十分ランタン渓谷に入れるとの事とのこと。
キャンジンゴンパに入っているランタン村の人々はほとんどが老人ばかり。
ヤクの世話や薪などを運ぶのにも苦労しており、溝口氏もほぼ毎日、朝から晩までお手伝いとのこと。
食事もご飯にダルスープ(マメ)だけで、野菜などの生鮮食品はないとのこと。
ただ、人々の心にはかつての村を蘇らせる思いが強くあり、目がとっても輝いているとのこと。
10月中旬には彼がカトマンズに戻ってくるので、その際には追加情報を載せたいと思っています。
ヒマラヤ地震 救援・救助活動 報告 こちら
Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 02:15│Comments(0)
│ネパール大地震