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2015年10月16日

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原が案内したアンナプルナ1周トレッキング      


アンナプルナ1周130㎞トレッキング
雲一つない快晴の朝を迎え、焦る気持ちを抑えながら準備を行う。

8時前、ヒマラヤ向かって延々と続く車道をひたすら歩きだす。
渓谷に沿って作られた狭い車道。インド製のジープがエンジンをうならせながら力強く進んでいく。
どのジープにも10人以上の人が乗り込んでいた。

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ
標高が低いため、少し歩いただけで汗が額から流れだす

20年前誰一人、ジープなどが通るとは思っていなかった・・・

車道を上手に使えば、正直もっと先まで車で入ってしまうこともできる。
時間や体力を温存でき、暑い低地を歩かなくても済むので・・・・非常に有効な手段である。
でも初めからその考えはなかった。

なぜならば、タール手前には何度も土砂崩れが起き、難所となる場所があるため、確実に車が入れる場所まで車を利用し、その後歩くプランで計画した。昨年(2014年)もこの場所で数度大きな土砂崩れが起きている。
どんなトラブルが起きてもすぐに対応できるよう、日程を組むのが大事であるからだ。

5カ月にも及んだ長い雨季が終わったばかり。

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ

切り立った崖からは水が勢いよく染み出し、幾つもの滝を見ることができた。
ベストシーズンに入ったといっても照り付ける太陽の日差しは強い。
容赦なく私たちの体から体力を奪い、何度も立ち止まって水分補給しなければならなかった。

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ
粟から地酒(ロキシー)を作っていた

所々に鉄製の吊り橋がかかっている。
旧道と並行して、車道ができているのでどちらを進んでも良い。
旧道はアップダウンが非常に多いので、傾斜の少ない車道を引き続き歩くことに。

谷筋に雲が流れ、5000m級の岩山のところで雲が溜まる。

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ
街道筋のロッジは全く壊れていない!

眼下に広がる河原の中にタールの街が見えてきた。

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ
30軒ほどのロッジが立ち並ぶタール

4月の地震で建物の被害が出たとの情報を得たので、村人に現場まで連れて行ってもらうことに。
調査すると3軒の民家に損壊が見られたが、旅行者が宿泊するロッジには被害は見られなかった。

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ
収穫したトウモロコシを乾燥させ、粉にしてパンのように焼いて食する

どのロッジの2階部分にトウモロコシが吊り下げられている。

夜になっても気温が下がらない。
薄着になって寝袋を羽織るようにして眠りについた。



【お勧めロッジ】
いくつもの魅力あるロッジが建ち並ぶタール
その中でも、大きな庭があり、ロッジ泊、テント泊でも対応できる使い勝手の良いロッジをご紹介
SUNRISE GUEST HOUSE
ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ

オーナーの人柄も良く、ついつい長いしたくなる雰囲気
新館もあり、チョイスすることもできる

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◆ サパナがお勧めするトレッキングでは・・・

1.日本食コックが同行しお腹に優しい食事の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策を行う
3.ヒマラヤ特有のハプニングにも対応できるよう、日本人ガイドが同行

75歳を超える方・女性の方でも最後まで笑顔でヒマラヤを歩き通すことができますよ!

おすすめのプラン・・・ エベレスト   ヒマラヤ6000m登山



ヒマラヤ山岳民族支援基金 賛同者一覧 追記  こちら

ヒマラヤ地震 救援・救助活動 報告  こちら









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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 23:57│Comments(0)2015 アンナプルナサーキット
 
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