2015年08月15日
ヒマラヤの子供たちへ文房具
ヒマラヤガイドの浅原です。
先日のこと、文房具の大手メーカーである「ペンテル」様より、震災したヒマラヤの子供たちへの文房具支援の協力があり、第3次ヒマラヤ支援の際(8/19~9/4) に、ネパールに運ぶことになりました。


ネパール地震が起こる数日前、私は・・・
東京渋谷で行われた友人である「溝口氏」の個展に出かけ、ヒマラヤ・ランタン渓谷で描き上げた絵を見ていました。
毎年、私がランタン渓谷にブルーポピーを見に訪れる夏、彼はキャンジンゴンパ(標高3800m)のロッジのダイニングにて、個性ある姿をしたヒマラヤを仰ぎ、可憐なお花たちに囲まれながら、一日中、細密画を描いています。
その時に使用される筆が、ペンテル製の筆だったんです。
私たちは「筆ペン」として知られ、手紙やあて名書きに使いますが、彼は細密画を描くためだけに使い、世界で唯一の筆ペン画家ではないでしょうか。
彼がヒマラヤで書き溜めた作品をどのように描くか、目の前で見せてもらいました。

画用紙に顔をこすりつけるように近づけ、数ミリ単位で一筋ずつ線を描いていきます。
あまりにも細かい線のため、目を近づけないと見えてきません。
常に3本の筆ペンを横に置き、筆先が傷んだりインクが出なくなったら、すぐに取り換えて描き続ける・・・
名刺サイズの大きさを描くのに、数時間も要する・・・非常に大変な作業を見せてもらいました。


また、彼の作品の中には必ずと言っていいほど、ランタン村に関係するものが描写されています。名峰であるランタンリルン、ポンゲンドプク峰、タマン族の女性や、そこに息づくチベット教の神・・・
時には大きく、時には小さく。作品を見る人にメッセージを投げかけています。
今回の大きな地震で被害を受けた村で暮らす子供たちのために、彼も立ち上がり、ペンテル様に声をかけてくれました。そしてペンテル様も協力していただき、今回の支援になりました。
一人でも多くの子供たちに笑顔を取り戻してもらい、ヒマラヤに歓声が響くよう、運びたいと思います。
先日のこと、文房具の大手メーカーである「ペンテル」様より、震災したヒマラヤの子供たちへの文房具支援の協力があり、第3次ヒマラヤ支援の際(8/19~9/4) に、ネパールに運ぶことになりました。


ネパール地震が起こる数日前、私は・・・
東京渋谷で行われた友人である「溝口氏」の個展に出かけ、ヒマラヤ・ランタン渓谷で描き上げた絵を見ていました。
毎年、私がランタン渓谷にブルーポピーを見に訪れる夏、彼はキャンジンゴンパ(標高3800m)のロッジのダイニングにて、個性ある姿をしたヒマラヤを仰ぎ、可憐なお花たちに囲まれながら、一日中、細密画を描いています。
その時に使用される筆が、ペンテル製の筆だったんです。
私たちは「筆ペン」として知られ、手紙やあて名書きに使いますが、彼は細密画を描くためだけに使い、世界で唯一の筆ペン画家ではないでしょうか。
彼がヒマラヤで書き溜めた作品をどのように描くか、目の前で見せてもらいました。

画用紙に顔をこすりつけるように近づけ、数ミリ単位で一筋ずつ線を描いていきます。
あまりにも細かい線のため、目を近づけないと見えてきません。
常に3本の筆ペンを横に置き、筆先が傷んだりインクが出なくなったら、すぐに取り換えて描き続ける・・・
名刺サイズの大きさを描くのに、数時間も要する・・・非常に大変な作業を見せてもらいました。


また、彼の作品の中には必ずと言っていいほど、ランタン村に関係するものが描写されています。名峰であるランタンリルン、ポンゲンドプク峰、タマン族の女性や、そこに息づくチベット教の神・・・
時には大きく、時には小さく。作品を見る人にメッセージを投げかけています。
今回の大きな地震で被害を受けた村で暮らす子供たちのために、彼も立ち上がり、ペンテル様に声をかけてくれました。そしてペンテル様も協力していただき、今回の支援になりました。
一人でも多くの子供たちに笑顔を取り戻してもらい、ヒマラヤに歓声が響くよう、運びたいと思います。