2014年11月27日
最奥の村 ゴーキョを目指す!
ヒマラヤガイドの浅原です。
チベット国境にほど近い最奥の村、標高4800mにあるゴーキョを目指す。
本日も雲一つない晴天に恵まれ、神様に本当に感謝
トレッキングの目的である「エベレストが一望できる丘」、
ゴーキョピークの麓にあるゴーキョ村(4800m)へ向かった。
かつては、クムジュン村の入会地として、夏の間だけヤクを放牧し、
チーズなどを作る移牧生活が行われてきた場所である。
1960年代になって外国人トレッカーが来るようになると・・・
農牧業からツーリストビジネスを行う者が現れ、
数軒のロッジが建てられ、細々と商売を行ってきた。
しかし、1980年代から始まるトレッキングブームにより、
シェルパ族の生活が大きく変わった。
代々受け継がれてきた伝統な移牧生活はすっかり姿を消し、
ツーリスト向けのロッジが所せましに乱立し。
一部のロッジでは増床繰り返し、ロッジ自体が巨大化し、
ホテルと言ってもおかしくない。

◆ マッチェルモの丘からチョーオーユーを望む
マッチェルモからゴーキョまで距離にして10㎞。
標高差300mを5時間以上かけて歩く。
チベットから吹き抜ける風に導かれながら・・・
起伏の少ないトレイルを、ヒマラヤを仰ぐ。
太古の昔にできたエメラルドグリーンの氷河湖を回り込むように歩いて
ゴーキョまで平坦な道が続く。
出発して、約1時間歩くと・・・
氷河のサイドモレーン上に出来たパンガの村に着く。
この先、ゴーキョ村まで人が暮らしいる場所は無い。

◆ 国境に聳える山々を仰ぎながら
この村を通る度に、20年前の出来事を思い出してしまう。
現在は2軒のロッジが営業しているパンガの村だが・・・
当時は4軒のロッジが営業。
今回と同じように、秋は晴天が続きトレッカーの憩いの場として
賑わっていたのをハッキリと覚えている。
(20年前・・・)
私はエベレストをはじめ、チベット国境に連なる山々の大パノラマを思う存分堪能し、
マッチェルモに向かって下山をしたのである。
マッチェルモに到着した夜から天候が崩れだし・・・
延々と3日間雪が降り続いた。
当時は電気も無く、携帯も無い時代だったので、毎日天を仰ぎ、晴天になることを祈るだけだった。
カトマンズに戻り、パンガ村の雪崩を知ったのである。

◆ 記憶から忘れられかけている遭難碑
運が悪けば、同じ運命をたどっていたのでは・・・
この時の教訓が、ツアーの安全に対する考えに大きく影響している。

安全にトレッキングが行えるよう、心から拝んだ。

◆ モレーンの向こうに聳えるチョラッツェ峰
いつの間にか、メインとなる山々が代わり、大きく立ちはだかるチョラッツェ峰となった。
この山の麓にも、ゴーキョと同様に非常に美しい湖が佇んでいる。

前方に目を移すと・・・
私たちが目指す山、ゴーキョピークが氷河湖の上に浮かんでいるように見えた。
・前編を読む こちら ・次編を読む こちら
お勧めのエベレストトレッキングツアー
ヒマラヤトレッキング専門 サパナが行うツアーの特徴は・・・
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
●日本人ガイドが同行し、歩く人に合わせた高山病対策を行って、無理なく笑顔で歩けるツアー!
●日本食コックが毎食安心して食べれる温かい日本食を作り、あなたの歩きを最後までサポート!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
チベット国境にほど近い最奥の村、標高4800mにあるゴーキョを目指す。
本日も雲一つない晴天に恵まれ、神様に本当に感謝
トレッキングの目的である「エベレストが一望できる丘」、
ゴーキョピークの麓にあるゴーキョ村(4800m)へ向かった。
かつては、クムジュン村の入会地として、夏の間だけヤクを放牧し、
チーズなどを作る移牧生活が行われてきた場所である。
1960年代になって外国人トレッカーが来るようになると・・・
農牧業からツーリストビジネスを行う者が現れ、
数軒のロッジが建てられ、細々と商売を行ってきた。
しかし、1980年代から始まるトレッキングブームにより、
シェルパ族の生活が大きく変わった。
代々受け継がれてきた伝統な移牧生活はすっかり姿を消し、
ツーリスト向けのロッジが所せましに乱立し。
一部のロッジでは増床繰り返し、ロッジ自体が巨大化し、
ホテルと言ってもおかしくない。

◆ マッチェルモの丘からチョーオーユーを望む
マッチェルモからゴーキョまで距離にして10㎞。
標高差300mを5時間以上かけて歩く。
チベットから吹き抜ける風に導かれながら・・・
起伏の少ないトレイルを、ヒマラヤを仰ぐ。
太古の昔にできたエメラルドグリーンの氷河湖を回り込むように歩いて
ゴーキョまで平坦な道が続く。
出発して、約1時間歩くと・・・
氷河のサイドモレーン上に出来たパンガの村に着く。
この先、ゴーキョ村まで人が暮らしいる場所は無い。

◆ 国境に聳える山々を仰ぎながら
この村を通る度に、20年前の出来事を思い出してしまう。
現在は2軒のロッジが営業しているパンガの村だが・・・
当時は4軒のロッジが営業。
今回と同じように、秋は晴天が続きトレッカーの憩いの場として
賑わっていたのをハッキリと覚えている。
(20年前・・・)
私はエベレストをはじめ、チベット国境に連なる山々の大パノラマを思う存分堪能し、
マッチェルモに向かって下山をしたのである。
マッチェルモに到着した夜から天候が崩れだし・・・
延々と3日間雪が降り続いた。
当時は電気も無く、携帯も無い時代だったので、毎日天を仰ぎ、晴天になることを祈るだけだった。
カトマンズに戻り、パンガ村の雪崩を知ったのである。

◆ 記憶から忘れられかけている遭難碑
運が悪けば、同じ運命をたどっていたのでは・・・
この時の教訓が、ツアーの安全に対する考えに大きく影響している。

安全にトレッキングが行えるよう、心から拝んだ。

◆ モレーンの向こうに聳えるチョラッツェ峰
いつの間にか、メインとなる山々が代わり、大きく立ちはだかるチョラッツェ峰となった。
この山の麓にも、ゴーキョと同様に非常に美しい湖が佇んでいる。

前方に目を移すと・・・
私たちが目指す山、ゴーキョピークが氷河湖の上に浮かんでいるように見えた。
・前編を読む こちら ・次編を読む こちら
お勧めのエベレストトレッキングツアー
ヒマラヤトレッキング専門 サパナが行うツアーの特徴は・・・
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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:30│Comments(0)
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