2016年03月18日
カトマンズ市内に今なお残る巨大な避難テントサイト
2016年夏お勧め! 可憐な高山植物トレッキング こちら
ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!
昨年の地震で甚大な被害を受けたヒマラヤの山岳民族
避難者によって作られた組織で自治がされていた。
訪問者はすべて記帳をしてから支援を行うルールとなっている
2015年5月12日のシンドバルチョーク郡の震源地で被災し、余儀なくテント生活を送る避難キャンプ地へ行ってきた。
ドラカ郡、カブレ郡、オカルドゥンガ郡、ラスワ郡、ダーディング郡から集まってきた被災者。
550以上のテントサイトではネパール政府が中心になって支援が行われているという。
初めてクレパスを手に持つ少年
支援で配給された避難テントに大きく番号が書かれ、被災者たちはテント番号で管理されていた。
個人や学校で集めてくれた古着を手渡してきた
すでに11ヶ月という長い時間、耐え凌いできた彼らに、日本から持参した支援物資を手渡し、現況をもっと知ろうと、いくつかのテントを回り、家長にいろいろと聞き取り調査を行った。
絵を描くことで、雰囲気が和やかに・・・
住んでいた村の家を書いてくれた
子供の支援の文房具が親にも喜ばれ、みんなでお絵かきタイム!
被災者一人ひとりに対しての食料支援が行われ、最低限だが朝と晩の一日2回の食事提供あった。
就学する年代の子供たちには公立小学校へ編入する形で、教育支援がされていた。
しかし女性や老人に対しての支援は無かった。
滋賀県の中学校の生徒さんが作ってくれた被災者へのメッセージ
日本からの応援メッセージをみんなが集まる場所に掲示してくれるとのこと。
病院などへの治療費支援などは行われず、たまにあるNGOからの支援を受けている状態ととのこと。
暮らしていた場所に戻ることに話が移ると・・・彼らは無言になってしまう。
避難テントの中には無就学の歳の子供もおり、文具メーカー大手のぺんてる様より預かっているクレパスを子供たちに配った。
始めてクレパスを見る子供たち。親に見せようと走ってテントに持って帰る子供。
子供たちの歓声が避難テント内に響き渡った。
また、彼らの母親たちも喜び、親子で絵を描いて楽しい時間を過ごしてもらった。
被災者たちの生活環境が少しずつ改善され、支援のスタイルが変わりつつある。
今までは表に出なかった問題が、被災者の中で新たな課題となっている。
支援を求めている人たちに合わせた活動が必要である。
支援協力:
ぺんてる 大洋印刷
甲南中学校(甲賀市) 新堂中学校(草津市)
北白川小学校(京都市) 北原(大津市) ※ 敬称省略
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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:27│Comments(0)
│2016 春 トレッキング