2014年04月16日
ローカルな乗り物に揺られて、ランタントレッキングに出かける!
ヒマラヤガイドの浅原です。
今回、急遽ヒマラヤに来た一番の目的は・・・結婚式に出ることである。
長年一緒に仕事をしてきたネパールの会社の息子が結婚することになった。
以前から「もうすぐ結婚式」を行うと知らされていたのだが・・・
彼らの風習により、占い師の助言によって結婚式の日時が決まったのである。
この時のことについては・・・
小社が毎月配信するアリカティ通信で紹介したいと思う。
さて、結婚式の後すぐに、春のヒマラヤに向かったのである。
今年の秋、行うことがすでに決まっているトレッキングツアーの下見を兼ねて、世界で一番美しい谷ランタン渓谷のトレッキングに出かけてきた。
通常なら・・・専用のジープに乗り込み、好きな所で休憩したりしながら、トレッキングのスタート地点であるシャブルベンシまで行くのだが、今回はプライベート。ネパール人達と一緒にローカルな乗り物を利用。

※ インド製のジープ SUNMOと呼ばれている
運転手を除いて10名が乗ることができる。
1列に4名が座るギューギュー詰めのシートのため、チケットを余分に購入し、ゆったりとしたスペースを確保。
トレッキング中の荷物を背負ってくれるスタッフを1名引き連れ、その日の気分で歩く気ままなトレッキングが始まった。
(カトマンズ ⇒ トリスリバザール)
朝8時、バラジュにほど近い場所から出発!
喧騒の街カトマンズを後に・・・走ること3時間、標高500m弱のトリスリバザールに到着
以前はカトマンズ盆地を北側から抜けて、カカニを経由した道がメインだった。
こちらの道が整備されため、カカニの道は敬遠されるようになった。
クネクネとした山道のドライブが大幅に軽減され、川沿いに作られた幅の広いまっすぐな道を走行するので到着時間が早く、ともて便利だ。
肌寒く感じていたカトマンズの空気も、ここでは汗が出てくるほど暑く感じる。
トリスリバザールはヒマラヤの麓でありながら、バナナやパパイヤがたわわに実る場所。
この街はチベット交易の街として栄えてきた歴史がある。
近年は道路事情が発達したため、通過点としての意味合いが強くなったが、この街にはカトマンズ市民が使う電力を供給するダムが稼働している。
スタッフと一緒に遅めの朝食をいただくことに。

※ 特製 目玉焼き載せダルバート
「何を食べようか?」と考えると、どうしてもダルバートになってしまう。
メニューから注文しても想像を超えた料理が出てきたり、味が合わなかったり、時間が大幅にかかったりするので、誰もが食べるダルバードを選択した方が、確実なのだ。
ちなみに、これからのトレッキング中、毎日この食事にお世話になることに。

※ 基本的に手で食べる
彼らにとっては当たり前の食事だが・・・
普段頂く食事に慣れている私たちには、正直つらい。
我慢しながら頂くことになる。
(トリスリバザール ⇒ シャブルベンシ)
再びジープに乗り込み、のどかな田園地帯を走る。
田んぼに水が張られ、田植えが済んでいる所もあった。
水力発電所に向かって水を引き込む用水路の脇を走り抜け・・・
チェックポストにてトレッキング許可証を提示。
徐々に高度を上げ、昼食地となったトリスリバザールが見下ろせるようになってくると、車道は一気にチベット国境に向かって北寄りの進路をたどり、水平道に変わる。
太陽が真上から照らすなか、ラスワ郡の行政中心地ドゥンチェ村に到着。
標高1960mの北側の斜面に開けた土地に数千人が暮らす街。
街の手前5分の所には、国境警備と国立公園を管理する軍隊の駐屯地もある。
車は一旦停車したがすぐに発車し、遥か下に流れるボテコシ川の傍に広がるシャブルベンシの街を目指した。
川を挟んで左側にはガネーシュヒマラヤが聳え、右側にはランタンヒマラヤが天を突くように輝いていた。
約40分でチベット交易で栄えてきたシャブルベンシ村に到着。

※ ゴサイクンド方面を望む
到着後、ホテルに宿泊しようと思ったが・・・
太陽がまだ高い位置にあるため、ここから2時間の距離にあるランドスライドを目指した。
前の記事に戻る 次の記事に進む
(お勧めのトレッキングツアー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6月中旬、花三昧のスイスフラワートレッキング
アルプスの少女ハイジが出て来そうな・・・お花畑に囲まれ、
雄大な氷河を抱く、名だたる名峰を見ながら
ゆっくりと時間を楽しむ旅です。

日本人ガイドが同行し、天気に合わせて行ってみたい場所に訪れる。
時間刻みで移動する大手のツアーとは全く異なる自由な旅です。
是非、お勧めします!
詳しくは こちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月、ヒマラヤに咲く可憐な高山植物を愛でる旅
ヒマラヤにひっそりと咲き、幻の花と呼ばれるブルーポピー
セロファンのように透けて見える花弁を触り・・・
至福の時間を思う存分感じて頂くことができるトレッキング。
400種を超える可憐な高山植物を沢山見るために、
ゆったりと時間をかけて歩きます。
美しい写真を何枚も撮影して頂けるよう、
色んな工夫がされたトレッキングを行います!
詳しくは こちら
ランタン谷で微笑む妖精の3分間映像です。(音楽付き)
~ブルーポピーと250種を超える高山植物を愛でる~ こちら
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ
トレッキングの食事は慣れ親しんだ日本食
初心者やご婦人、70歳を超える方でも
食事の心配をすることなく、最後まで安心して
ヒマラヤを歩き通すことができます。 こちら
今回、急遽ヒマラヤに来た一番の目的は・・・結婚式に出ることである。
長年一緒に仕事をしてきたネパールの会社の息子が結婚することになった。
以前から「もうすぐ結婚式」を行うと知らされていたのだが・・・
彼らの風習により、占い師の助言によって結婚式の日時が決まったのである。
この時のことについては・・・
小社が毎月配信するアリカティ通信で紹介したいと思う。
さて、結婚式の後すぐに、春のヒマラヤに向かったのである。
今年の秋、行うことがすでに決まっているトレッキングツアーの下見を兼ねて、世界で一番美しい谷ランタン渓谷のトレッキングに出かけてきた。
通常なら・・・専用のジープに乗り込み、好きな所で休憩したりしながら、トレッキングのスタート地点であるシャブルベンシまで行くのだが、今回はプライベート。ネパール人達と一緒にローカルな乗り物を利用。

※ インド製のジープ SUNMOと呼ばれている
運転手を除いて10名が乗ることができる。
1列に4名が座るギューギュー詰めのシートのため、チケットを余分に購入し、ゆったりとしたスペースを確保。
トレッキング中の荷物を背負ってくれるスタッフを1名引き連れ、その日の気分で歩く気ままなトレッキングが始まった。
(カトマンズ ⇒ トリスリバザール)
朝8時、バラジュにほど近い場所から出発!
喧騒の街カトマンズを後に・・・走ること3時間、標高500m弱のトリスリバザールに到着
以前はカトマンズ盆地を北側から抜けて、カカニを経由した道がメインだった。
こちらの道が整備されため、カカニの道は敬遠されるようになった。
クネクネとした山道のドライブが大幅に軽減され、川沿いに作られた幅の広いまっすぐな道を走行するので到着時間が早く、ともて便利だ。
肌寒く感じていたカトマンズの空気も、ここでは汗が出てくるほど暑く感じる。
トリスリバザールはヒマラヤの麓でありながら、バナナやパパイヤがたわわに実る場所。
この街はチベット交易の街として栄えてきた歴史がある。
近年は道路事情が発達したため、通過点としての意味合いが強くなったが、この街にはカトマンズ市民が使う電力を供給するダムが稼働している。
スタッフと一緒に遅めの朝食をいただくことに。

※ 特製 目玉焼き載せダルバート
「何を食べようか?」と考えると、どうしてもダルバートになってしまう。
メニューから注文しても想像を超えた料理が出てきたり、味が合わなかったり、時間が大幅にかかったりするので、誰もが食べるダルバードを選択した方が、確実なのだ。
ちなみに、これからのトレッキング中、毎日この食事にお世話になることに。

※ 基本的に手で食べる
彼らにとっては当たり前の食事だが・・・
普段頂く食事に慣れている私たちには、正直つらい。
我慢しながら頂くことになる。
(トリスリバザール ⇒ シャブルベンシ)
再びジープに乗り込み、のどかな田園地帯を走る。
田んぼに水が張られ、田植えが済んでいる所もあった。
水力発電所に向かって水を引き込む用水路の脇を走り抜け・・・
チェックポストにてトレッキング許可証を提示。
徐々に高度を上げ、昼食地となったトリスリバザールが見下ろせるようになってくると、車道は一気にチベット国境に向かって北寄りの進路をたどり、水平道に変わる。
太陽が真上から照らすなか、ラスワ郡の行政中心地ドゥンチェ村に到着。
標高1960mの北側の斜面に開けた土地に数千人が暮らす街。
街の手前5分の所には、国境警備と国立公園を管理する軍隊の駐屯地もある。
車は一旦停車したがすぐに発車し、遥か下に流れるボテコシ川の傍に広がるシャブルベンシの街を目指した。
川を挟んで左側にはガネーシュヒマラヤが聳え、右側にはランタンヒマラヤが天を突くように輝いていた。
約40分でチベット交易で栄えてきたシャブルベンシ村に到着。

※ ゴサイクンド方面を望む
到着後、ホテルに宿泊しようと思ったが・・・
太陽がまだ高い位置にあるため、ここから2時間の距離にあるランドスライドを目指した。
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(お勧めのトレッキングツアー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6月中旬、花三昧のスイスフラワートレッキング
アルプスの少女ハイジが出て来そうな・・・お花畑に囲まれ、
雄大な氷河を抱く、名だたる名峰を見ながら
ゆっくりと時間を楽しむ旅です。

日本人ガイドが同行し、天気に合わせて行ってみたい場所に訪れる。
時間刻みで移動する大手のツアーとは全く異なる自由な旅です。
是非、お勧めします!
詳しくは こちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月、ヒマラヤに咲く可憐な高山植物を愛でる旅
ヒマラヤにひっそりと咲き、幻の花と呼ばれるブルーポピー
セロファンのように透けて見える花弁を触り・・・
至福の時間を思う存分感じて頂くことができるトレッキング。
400種を超える可憐な高山植物を沢山見るために、
ゆったりと時間をかけて歩きます。
美しい写真を何枚も撮影して頂けるよう、
色んな工夫がされたトレッキングを行います!
詳しくは こちら
ランタン谷で微笑む妖精の3分間映像です。(音楽付き)
~ブルーポピーと250種を超える高山植物を愛でる~ こちら
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ
トレッキングの食事は慣れ親しんだ日本食
初心者やご婦人、70歳を超える方でも
食事の心配をすることなく、最後まで安心して
ヒマラヤを歩き通すことができます。 こちら
Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:58│Comments(0)
│2014 ランタントレッキング