2014年04月17日
ヒマラヤに咲く、こんな花知っています?
ヒマラヤガイドの浅原です。
陽が高いうちに・・・
荷物を担いでくれるスタッフと一緒に、ランタン渓谷に入っていく。
村の外れのチェックポストで、トレッキング許可書を提示

※ 許可書に警察のサインが記載される
トレッキング許可書には青色と緑色のものがある。
前者は旅行会社を通じて取得した場合に発行され、ガイドまたはポーターを伴うが、トレッキング中の旅行者の安全を旅行会社が付帯する義務がある。
後者は、個人トレッカーが自身で申請した場合に取得できる。全ての責任と義務が旅行者自身に課せられる。
(シャブルベンシ ⇒ ドバン)
ボテコシ川の鉄製のつり橋を渡り、シャブルベンシ旧村に入る。

※ タルチョーと呼ばれる五色の旗を建てて、災いを風で飛ばす
ここで暮らす人たちは、チベットからの亡命者を先祖にもつ人たちである。
タマンという姓をネパール政府から与えられ、チベット仏教を頑なに守りながら、伝統的な生活をしている。
ランタン村で暮らす人々と共通する部分が非常に多い。
ヒマラヤの春といえば・・・「石楠花」と答える人が多いと思うが、
ランタンでは、石楠花と同様に、こんな花が咲くのである。

※ 樹高15mを超える

※ 花の大きさは20cm マメ科 ブテア属 ブテア・モノスペルマ
この時期だけ、シャブルベンシ村のすぐ先で見ることができる。
アンナプルナ地域でも見たことがあるが、ここの樹の方が大きくて、沢山花を付ける。
足元に目を向ければ・・・
可愛い花が所狭しと思うくらい、密集して咲いていた。


特にスミレが多く、この先ずっと楽しませてくれた。
花の色も白~淡紫色と幅があり、日本の春山を歩いているような感覚
平坦な道を2時間程歩くと・・・ドバンに到着(標高1600m)
2軒しかロッジが無い寂しい村だが、村の前に大きな滝があり、天然クーラーとなって火照った体を冷やしてくるので、誰もが大休止する。
村の背後から50m程急登し、30分弱歩くとランドスライドと呼ばれる村が見える。
ここもロッジは2軒。今回は下のロッジにお世話になることした。
このロッジでは昨年からパンを焼いてツーリストに提供することを始めた
ちょうど明日販売するパンを作っていると聞いたので、すかさずカメラを持ってパンを作りの様子を写真に。

※ チーズクロワッサンを作る

※ 出来上がり~
ガス製のオーブンに入れて30分
ふっくらと焼きあがったチーズクロワッサン。
ヤクのチーズが中にたっぷりと入っていて、外へとろけ出してくる。
ヒマラヤの麓で美味しいパンを食べれるとは思わなかった。
コックにパンを焼くオーブンについて尋ねてみた。
「2人のポーターが交互に担いで、ここまで持ってきた」
「別のポーターがガスボンベを運び、このパンを焼くことができるようになった」とのこと。
多くの人の力によって、ヒマラヤの中でこんなにも美味しくて、愛情がいっぱい詰まったパンを頂けることに感謝。
このパンの香りに誘われて・・・
欧米人が6名、当初の予定を変更してこのロッジに宿泊することになった。

19時、夕食が運ばれてきた。
オーナーの奥さんが作ってくれた、ダルバード。
お昼に続いて、2度目。
さて、ここの味はどうか?
気にしながら、最初の一口を頂いた。
辛くも無く、ちょうど良い味付けに安心。
たっぷりなご飯とマメの汁、青菜の炒めのシンプルな食事だった。
同宿する欧米人も同様に頂き、地酒も入って・・・
ワイワイガヤガヤしながらヒマラヤの夜が更けていった。
前の記事に戻る 次の記事に進む
(お勧めのトレッキングツアー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6月中旬、花三昧のスイスフラワートレッキング
アルプスの少女ハイジが出て来そうな・・・お花畑に囲まれ、
雄大な氷河を抱く、名だたる名峰を見ながら
ゆっくりと時間を楽しむ旅です。

日本人ガイドが同行し、天気に合わせて行ってみたい場所に訪れる。
時間刻みで移動する大手のツアーとは全く異なる自由な旅です。
是非、お勧めします!
詳しくは こちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月、ヒマラヤに咲く可憐な高山植物を愛でる旅
ヒマラヤにひっそりと咲き、幻の花と呼ばれるブルーポピー
セロファンのように透けて見える花弁を触り・・・
至福の時間を思う存分感じて頂くことができるトレッキング。
400種を超える可憐な高山植物を沢山見るために、
ゆったりと時間をかけて歩きます。
美しい写真を何枚も撮影して頂けるよう、
色んな工夫がされたトレッキングを行います!
詳しくは こちら
ランタン谷で微笑む妖精の3分間映像です。(音楽付き)
~ブルーポピーと250種を超える高山植物を愛でる~ こちら
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ
トレッキングの食事は慣れ親しんだ日本食
初心者やご婦人、70歳を超える方でも
食事の心配をすることなく、最後まで安心して
ヒマラヤを歩き通すことができます。 こちら
陽が高いうちに・・・
荷物を担いでくれるスタッフと一緒に、ランタン渓谷に入っていく。
村の外れのチェックポストで、トレッキング許可書を提示

※ 許可書に警察のサインが記載される
トレッキング許可書には青色と緑色のものがある。
前者は旅行会社を通じて取得した場合に発行され、ガイドまたはポーターを伴うが、トレッキング中の旅行者の安全を旅行会社が付帯する義務がある。
後者は、個人トレッカーが自身で申請した場合に取得できる。全ての責任と義務が旅行者自身に課せられる。
(シャブルベンシ ⇒ ドバン)
ボテコシ川の鉄製のつり橋を渡り、シャブルベンシ旧村に入る。

※ タルチョーと呼ばれる五色の旗を建てて、災いを風で飛ばす
ここで暮らす人たちは、チベットからの亡命者を先祖にもつ人たちである。
タマンという姓をネパール政府から与えられ、チベット仏教を頑なに守りながら、伝統的な生活をしている。
ランタン村で暮らす人々と共通する部分が非常に多い。
ヒマラヤの春といえば・・・「石楠花」と答える人が多いと思うが、
ランタンでは、石楠花と同様に、こんな花が咲くのである。

※ 樹高15mを超える

※ 花の大きさは20cm マメ科 ブテア属 ブテア・モノスペルマ
この時期だけ、シャブルベンシ村のすぐ先で見ることができる。
アンナプルナ地域でも見たことがあるが、ここの樹の方が大きくて、沢山花を付ける。
足元に目を向ければ・・・
可愛い花が所狭しと思うくらい、密集して咲いていた。


特にスミレが多く、この先ずっと楽しませてくれた。
花の色も白~淡紫色と幅があり、日本の春山を歩いているような感覚
平坦な道を2時間程歩くと・・・ドバンに到着(標高1600m)
2軒しかロッジが無い寂しい村だが、村の前に大きな滝があり、天然クーラーとなって火照った体を冷やしてくるので、誰もが大休止する。
村の背後から50m程急登し、30分弱歩くとランドスライドと呼ばれる村が見える。
ここもロッジは2軒。今回は下のロッジにお世話になることした。
このロッジでは昨年からパンを焼いてツーリストに提供することを始めた
ちょうど明日販売するパンを作っていると聞いたので、すかさずカメラを持ってパンを作りの様子を写真に。

※ チーズクロワッサンを作る

※ 出来上がり~
ガス製のオーブンに入れて30分
ふっくらと焼きあがったチーズクロワッサン。
ヤクのチーズが中にたっぷりと入っていて、外へとろけ出してくる。
ヒマラヤの麓で美味しいパンを食べれるとは思わなかった。
コックにパンを焼くオーブンについて尋ねてみた。
「2人のポーターが交互に担いで、ここまで持ってきた」
「別のポーターがガスボンベを運び、このパンを焼くことができるようになった」とのこと。
多くの人の力によって、ヒマラヤの中でこんなにも美味しくて、愛情がいっぱい詰まったパンを頂けることに感謝。
このパンの香りに誘われて・・・
欧米人が6名、当初の予定を変更してこのロッジに宿泊することになった。

19時、夕食が運ばれてきた。
オーナーの奥さんが作ってくれた、ダルバード。
お昼に続いて、2度目。
さて、ここの味はどうか?
気にしながら、最初の一口を頂いた。
辛くも無く、ちょうど良い味付けに安心。
たっぷりなご飯とマメの汁、青菜の炒めのシンプルな食事だった。
同宿する欧米人も同様に頂き、地酒も入って・・・
ワイワイガヤガヤしながらヒマラヤの夜が更けていった。
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(お勧めのトレッキングツアー)
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6月中旬、花三昧のスイスフラワートレッキング
アルプスの少女ハイジが出て来そうな・・・お花畑に囲まれ、
雄大な氷河を抱く、名だたる名峰を見ながら
ゆっくりと時間を楽しむ旅です。

日本人ガイドが同行し、天気に合わせて行ってみたい場所に訪れる。
時間刻みで移動する大手のツアーとは全く異なる自由な旅です。
是非、お勧めします!
詳しくは こちら
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7月、ヒマラヤに咲く可憐な高山植物を愛でる旅
ヒマラヤにひっそりと咲き、幻の花と呼ばれるブルーポピー
セロファンのように透けて見える花弁を触り・・・
至福の時間を思う存分感じて頂くことができるトレッキング。
400種を超える可憐な高山植物を沢山見るために、
ゆったりと時間をかけて歩きます。
美しい写真を何枚も撮影して頂けるよう、
色んな工夫がされたトレッキングを行います!
詳しくは こちら
ランタン谷で微笑む妖精の3分間映像です。(音楽付き)
~ブルーポピーと250種を超える高山植物を愛でる~ こちら
ヒマラヤトレッキング専門 サパナ
トレッキングの食事は慣れ親しんだ日本食
初心者やご婦人、70歳を超える方でも
食事の心配をすることなく、最後まで安心して
ヒマラヤを歩き通すことができます。 こちら
Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:52│Comments(0)
│2014 ランタントレッキング