2014年04月19日
U字谷に聳えるランタンリルン
ヒマラヤガイドの浅原です。
雲一つなく、スカッ~と晴れ上がった青い空の中、秀峰のランタンリルンがはっきりと望めた。
この風景を楽しみにしていたのである。
朝方は気温が氷点下までグッと下がるので、快晴の天気になるのだ。
何百万年も前に形成された氷河によって、荒々しく削られたランタン渓谷は、幅1㎞、長さ20㎞に及び、チベットとの国境まで続いている。
特に、ゴラタベラ~ランタン村の辺りまでは、1000mの垂直の壁が6㎞続き、その上にはさらに3000mの高度差でランタンリルン峰が聳えているため、最も大きな比高差でヒマラヤを体感できる場所だ。
※ チャパティーとはちみつ
外にある椅子に座りながら、この素晴らしい景色を独り占めしようと・・・
白き峰々を見ながらゆったりと朝食をすることに決め、チべタンブレッドとはちみつを注文。
10分ほど待っていると、プレートに載せられた食事が運ばれてきて、目の前のテーブルに置かれた。
えっ? 注文した食事と異なり・・・・誰かの食事と間違えたのかなぁ?
小麦粉に卵、たっぷりな砂糖を入れて練り合わせ、油で揚げたチベタンブレッドを注文したはずなのに・・・
チャパティーがでてきた。
朝早くから無理して作ってもらったこと、こんな最高な風景のなかに身を置きながら食事を頂けることに感謝である。
(ゴラタベラ ⇒ ランタン)
10分弱ほど歩くと・・・
国境警備隊によるトレッキング許可書のチェックがある。
煩わしい手続きはスタッフに全部任せて、ぶらぶらと歩着続ける。
通常・・・ゴラタベラ周辺では石楠花が一斉に咲いて見事な花園に変わるのだが・・・
今年は全くと言っていいほど、花が無い。
ポツリポツリと樹の一部に咲いている程度だ。
ネパールの国花でもある真っ赤な石楠花は、ヒマラヤ全地域で見られ、春を告げる花である。
特に、ランタン地域で見られる石楠花は赤色だけでなく、ピンク・白・淡い黄色と様々な色で咲くことで有名なのだが・・・
その言葉を裏切るように全く咲いていないのである。 裏年のせいかなぁ~
カメラを握りしめ、足元ばかり見ながらゆっくり歩くので、先を歩くポーターがいつも坐って待っててくれる。
微笑むお花の種類がかわり・・・リンドウが主流になってきた。
ジンチョウゲ科の花も沢山咲いていて、道沿いに沿って大群落
淡い香りだが、これだけ集まると・・・ハッキリとした香りで鼻をいい気持にしてくれる。
春の花を見つけようと、色々と足元をみながら歩いているのだが・・・
草花の生育が遅れているように感じる。
地面を掘ってみても、全く芽が見つからない。
例年なら多くの新芽が出はじめ、サクラソウやアヤメ科の花で埋まるランタン谷だが・・・
今年の生育状況は半月から1か月位季節が遅いように思った。
夏のお花の時期も半月ほどズレルように思う。
※ トウダイグサの仲間
ゴラタベラから歩きだし、タンゲシャップの村などを経由して、ランタン村に到着
21年前から訪れている村だが、来るたびに当時のことを思い出す。
さて、どこの家でお昼を頼もうか・・・・
前の記事に戻る 次の記事に進む
(お勧めのトレッキングツアー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6月中旬、花三昧のスイスフラワートレッキング
アルプスの少女ハイジが出て来そうな・・・お花畑に囲まれ、
雄大な氷河を抱く、名だたる名峰を見ながら
ゆっくりと時間を楽しむ旅です。
日本人ガイドが同行し、天気に合わせて行ってみたい場所に訪れる。
時間刻みで移動する大手のツアーとは全く異なる自由な旅です。
是非、お勧めします!
詳しくは こちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月、ヒマラヤに咲く可憐な高山植物を愛でる旅
ヒマラヤにひっそりと咲き、幻の花と呼ばれるブルーポピー
セロファンのように透けて見える花弁を触り・・・
至福の時間を思う存分感じて頂くことができるトレッキング。
400種を超える可憐な高山植物を沢山見るために、
ゆったりと時間をかけて歩きます。
美しい写真を何枚も撮影して頂けるよう、
色んな工夫がされたトレッキングを行います!
詳しくは こちら
ランタン谷で微笑む妖精の3分間映像です。(音楽付き)
~ブルーポピーと250種を超える高山植物を愛でる~ こちら
雲一つなく、スカッ~と晴れ上がった青い空の中、秀峰のランタンリルンがはっきりと望めた。
この風景を楽しみにしていたのである。
朝方は気温が氷点下までグッと下がるので、快晴の天気になるのだ。
何百万年も前に形成された氷河によって、荒々しく削られたランタン渓谷は、幅1㎞、長さ20㎞に及び、チベットとの国境まで続いている。
特に、ゴラタベラ~ランタン村の辺りまでは、1000mの垂直の壁が6㎞続き、その上にはさらに3000mの高度差でランタンリルン峰が聳えているため、最も大きな比高差でヒマラヤを体感できる場所だ。
※ チャパティーとはちみつ
外にある椅子に座りながら、この素晴らしい景色を独り占めしようと・・・
白き峰々を見ながらゆったりと朝食をすることに決め、チべタンブレッドとはちみつを注文。
10分ほど待っていると、プレートに載せられた食事が運ばれてきて、目の前のテーブルに置かれた。
えっ? 注文した食事と異なり・・・・誰かの食事と間違えたのかなぁ?
小麦粉に卵、たっぷりな砂糖を入れて練り合わせ、油で揚げたチベタンブレッドを注文したはずなのに・・・
チャパティーがでてきた。
朝早くから無理して作ってもらったこと、こんな最高な風景のなかに身を置きながら食事を頂けることに感謝である。
(ゴラタベラ ⇒ ランタン)
10分弱ほど歩くと・・・
国境警備隊によるトレッキング許可書のチェックがある。
煩わしい手続きはスタッフに全部任せて、ぶらぶらと歩着続ける。
通常・・・ゴラタベラ周辺では石楠花が一斉に咲いて見事な花園に変わるのだが・・・
今年は全くと言っていいほど、花が無い。
ポツリポツリと樹の一部に咲いている程度だ。
ネパールの国花でもある真っ赤な石楠花は、ヒマラヤ全地域で見られ、春を告げる花である。
特に、ランタン地域で見られる石楠花は赤色だけでなく、ピンク・白・淡い黄色と様々な色で咲くことで有名なのだが・・・
その言葉を裏切るように全く咲いていないのである。 裏年のせいかなぁ~
カメラを握りしめ、足元ばかり見ながらゆっくり歩くので、先を歩くポーターがいつも坐って待っててくれる。
微笑むお花の種類がかわり・・・リンドウが主流になってきた。
ジンチョウゲ科の花も沢山咲いていて、道沿いに沿って大群落
淡い香りだが、これだけ集まると・・・ハッキリとした香りで鼻をいい気持にしてくれる。
春の花を見つけようと、色々と足元をみながら歩いているのだが・・・
草花の生育が遅れているように感じる。
地面を掘ってみても、全く芽が見つからない。
例年なら多くの新芽が出はじめ、サクラソウやアヤメ科の花で埋まるランタン谷だが・・・
今年の生育状況は半月から1か月位季節が遅いように思った。
夏のお花の時期も半月ほどズレルように思う。
※ トウダイグサの仲間
ゴラタベラから歩きだし、タンゲシャップの村などを経由して、ランタン村に到着
21年前から訪れている村だが、来るたびに当時のことを思い出す。
さて、どこの家でお昼を頼もうか・・・・
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(お勧めのトレッキングツアー)
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6月中旬、花三昧のスイスフラワートレッキング
アルプスの少女ハイジが出て来そうな・・・お花畑に囲まれ、
雄大な氷河を抱く、名だたる名峰を見ながら
ゆっくりと時間を楽しむ旅です。
日本人ガイドが同行し、天気に合わせて行ってみたい場所に訪れる。
時間刻みで移動する大手のツアーとは全く異なる自由な旅です。
是非、お勧めします!
詳しくは こちら
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7月、ヒマラヤに咲く可憐な高山植物を愛でる旅
ヒマラヤにひっそりと咲き、幻の花と呼ばれるブルーポピー
セロファンのように透けて見える花弁を触り・・・
至福の時間を思う存分感じて頂くことができるトレッキング。
400種を超える可憐な高山植物を沢山見るために、
ゆったりと時間をかけて歩きます。
美しい写真を何枚も撮影して頂けるよう、
色んな工夫がされたトレッキングを行います!
詳しくは こちら
ランタン谷で微笑む妖精の3分間映像です。(音楽付き)
~ブルーポピーと250種を超える高山植物を愛でる~ こちら
Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 08:47│Comments(0)
│2014 ランタントレッキング