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Posted by naturum at

2014年08月29日

ジャングル地帯に咲く花々

ヒマラヤガイドの浅原です。

ゆったりと昼食を頂いた後は・・・・
ここで「今日は宿泊したい」と思ってしまい、歩くのが億劫になるものだ。
とは言え、目的地であるラマホテルに向かって歩き出す。

標高2000mにあるバンブー村まで、広葉樹の森を進む。
太陽の光が届く場所では、珍しいガガイモ科の花に出逢うことができる。


※ 日本のガガイモの花の2倍ほど大きい

草木と同じ色をしているため、まったく目立たない。
咲いている箇所が非常に限れれているので、
ランタン渓谷で見れる花としては、非常に希少な種と言える。


※ ランタン渓谷で唯一の木橋を渡る

バンブー村の裏には、かつて大きな土砂崩れがあった跡が残る。
その時からかかる木橋は・・・
何度も架け替えられてきた。
大水が出たときには、この橋が通れないため迂回する。


※ シュウカイドウ科の花

今年は、幸運にもシュウカイドウ科の花に出逢うことができた。
ランタン谷には2種類のシュウカイドウ科の花がある。


※ 土砂崩れの後に、木々が育っている。

私が初めてこの地に入ったころに起きた土砂崩れの後は・・・
自然の力で回復して、今では10mを超す木々が育つようになった。
しかし、樹木と樹木の間が狭いため、間引いて樹を太くする必要がある。

緑の多い森の中にも沢山のお花が咲いている。
ただガイドの後を付いて歩くのはもったいない。
自分のペースでゆっくりと歩いてほしい。

ショウガ科の花の種類が多いのに大変驚く。
足元に咲く気品ある紫色をした花弁・・・
ご婦人のゲストには非常に好評の花だ。


※ ショウガ科 カウトレア属 カウトレア スピカタ  


※ 直径1cmほどの花を咲かすカラマツソウ

日本にもあるカラマツソウの花がポツポツと出始めた。
非常に小さい花をいくつも咲かせ、私たちを楽しませてくる。
標高が3000m辺りまで見られ、それ以上になると、薄紫色の別種のカラマツソウが楽しませてくれる。




写真撮影しながらゆっくり歩くことができるため、沢山の種の花に出逢えるのだ。

私たちがラマホテルに着くと、スタッフが温かい飲み物を用意してくれる。
ロッジではすでに薪ストーブに火が入り、ゆっくりと休憩を兼ねながら、
お花の話で盛り上がった。


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:39Comments(0)2014 ランタントレッキング