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Posted by naturum at

2009年03月23日

秘境の中の秘境 ムスタン王国

 
 ヒマラヤの初夏と言えば・・・チベット。

 でも、治安状況があまり良くないので・・
 今年はチベットの最高指導者ダライラマが
 亡命して50年

 その影響のせいだろうか、チベット国内での旅行が
 大変である。なかなか旅行許可が出ないのである。
 特に外国人ツーリストへの規制は例年以上である。

 とはいっても、チベットに行きたいという人も多いのでは?

 私自身、ゲストをチベットの隅々までご案内したいと思うけど、
 今の政治情勢の中で行くのはリスクが高いので、他の地域を
 勧めしている。

 治安状況を気にしている人も多いのでは?

 確かに新聞では報道されない暴動がおこっているのも事実である。
 しかしそれ以上に警察当局による規制等で、通常の旅行ができないので
 お勧めしないのである。

 現地に行ってから当局の判断で、急に観光の中止等がされてしまうのである。

 旅行会社に責任がない不可抗力であったとしても、行かれる人の立場になれば
 大変残念な気持ちになってしまう。
 政治的リスクが高いチベットは、特別な地域の中の特別な場所と思って欲しいと思う。
 

 でもチベットに触れたいと思う人にお勧めしている場所がある。
 それは・・・


 ムスタン王国である。

 ネパールの中にある藩主国である。
 首都カトマンズの西200kmに位置するポカラを起点に
 訪れることができるのである。

 ムスタン王国は、チベット自治区と接している。
 そのためチベット人が住み、貴重なチベット文化や建築物
 今なお保存が良い状態で残っているのである。必見である!

 中国のチベット自治区は漢族の転入により、
 文化や建築物が急速に大きく変わろうとしているが
 ここムスタン王国は、ネパール内にあったため、保護されてきた。
 
 チベットよりもチベットらしい場所だと思う。

 また嬉しいことに、ムスタン地域の高度が4000m前後で、
 王が住んでいるローマンタン(都市名)はそれ以下である。
 高山病の心配がぐっと減るのである。

 トレッキング道は高低差が無い楽なコース。ニコニコ

 この地域はヒマラヤの南側に位置するにも関わらず、夏場雨が極端に少ないのである。
 
 
 ムスタン地域の写真の写真を一部ご紹介。



 思いを馳せながら御覧ください。
 







ヒマラヤ専門ガイド 浅原明男


 





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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:52Comments(0)三ツ星のトレッキング