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Posted by naturum at

2017年07月20日

チベットの秘宝 誰もがこぞって身に付けるジーストン

気温が50度を超える灼熱の国インドから、冬季はマイナス30度を下回る極寒のヒマラをを越えて伝わった仏教。

チベットの広大な大地で暮らす遊牧の民の間でで大きく花開いた仏教はチベットからアジアの国々へ長い月日をかけて伝播していった。
日本もその一つで、チベット密教の要素を色濃く含む仏教が伝わり、いろいろな開祖によって宗派が作られ、今に至っている。



チベット人が大切に懐から出してくれた、加工途中のずっしりと重たいジーストン


日本同様にチベットも大きく分けて4つの宗派(ゲルク、サキャ、ニンマ、カギュ)に分かれ、宗派の長がダライ・ラマやパンチェンラマとして君臨しているのは有名な話である。

話はそれてしまったが、仏教を厚く信仰するヒマラヤの民の間では「ジーストン」と呼ばれるラッキーストーンがあり、首から吊るし、肌身離さず身に付けている。


彼らは高層の祈りが込められたこの石を特に好み、チベットで産出される深紅の山サンゴ、乳白かかったトルコストーンと一緒に装飾品として大切に扱う。
ジーストンは親から子へ、子から孫へと悠久の時間を旅するチベットの秘宝そのものである。


チベット商人の中には自身のジーストンを売る者もいる


チベットでは家宝として扱われるため、銀行からお金を借りる際に、ジーストンを担保にするという話もある。
また、石の角を削って粉状にして飲むと、病気をしないとも言われているのを耳にしたことがある。
とにかく彼らにとっては大変縁起のいいモノに変わりはないのだ。


このジースートンの存在が多くの人に知られるようになったのは、かつて名古屋空港で起きた中華航空の墜落事故。
大惨事となってしまったこの事故で、生存者がジーストンを身に着けていたのだ。

私はゲストからジーストンのパワーについて教えていただいたのきっかけに、ヒマラヤを歩くたびに、山岳民族の首元に吊るされるジーストンが気になる存在になった。

十数年前、チベットの聖地カイラス山へ行った時、チベットの僧侶からジーストンを譲ってもらった。

観音菩薩の模様が入ったジーストン。帰国後ひもを通し、それ以来トレッキングの時には必ず携行している。

虫眼鏡を使って本物かをチェックするチベット商人


2010年8月に起きたネパール国内線墜落事故、大変痛ましい事故だったのを今でも強く記憶に残っている。

連日のフライキャンセルで振り返られ、当日のフライトを迎えた。
すでに搭乗名簿にも記され、墜落機に乗るはずだった私は、この石のパワーのおかげで運良く乗らずに別便に乗り込み、この難を避けたのだ。

天災を含む大きな災いから何度も私を守ってくれたジーストン。この石が秘めたパワーのおかげだと信じている。
乗るはずだった便の搭乗券と一緒に、お守りとして大切にしまっている。

ちなみに彼らは、石を軽くたたいて音で判断したり、思いっきり噛んでチェックする。火を近づけて石を調べる人も。貴重な石だからこそ、偽物も多いのだろう。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:37Comments(0)コラム

2017年07月19日

天空の放牧地で丹精込めて作られる、まろやかな妖精チーズ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


標高5000mに近い天空の花園に咲く薬草となる花々の美味しい部分だけを食べる高地牛、ヤク。


6月~8月の後半にかけて5000mを超える場所で放牧されるヤク


一日に二度搾り出されるミルクは低地で草を食む牛に比べ、栄養価が非常に高く、誰もがこぞって欲しがるヒマラヤの恵み。


チーズ作りは技師の指導の下、村人の手によって行われるため、搾乳から製品として出荷するまでに半年以上かかってしまうが、誰一人文句を言う者はいない。

型から取り出されたチーズは別棟にある棚で寝かせ、じっくりを熟成させてから、多くのポーターたちの支えによって、今も変わらず担がれてカトマンズに運ばれていく。そして私たちの口に届く。




その日に採れるミルクの量によって、8~15㎏の塊として製造される


子牛が生まれる5月頃から青々とした牧草を追い求め、雲の上に広がる天空の花園を目指す。

牛飼いの荷物は数ヶ月に及ぶ必要な食料と寝具の重さで50㎏を超え、頭から吊るした紐にかけて運び上げられる。
天空の花園の中に石積みの簡易な小屋(カルカ)を建て、藁を敷いて住空間を整え、ヤクと共に雲上の生活が始スタートするのだ。


標高4700mに広がる花園から見たヒマラヤは秋よりもたくさんの雪を被っている


朝露が付いた微笑む可憐な妖精の美味しい部分だけを選んで食べるヤクは1日中食み続け、体をさらに大きくする。

搾乳するとき、牛飼いは岩塩を花園の上に撒き、広範囲に散らばっていたヤクを一斉に集めていく。

岩塩をなめている間に、特徴ある曲がったヤクの角を互いに絡ませ、足首を麻布で縛ってからゆっくりと搾乳を行うのである。

一頭当たり数リットルしか取れない貴重なミルクを大きな瓶に入れて、下界にあるチーズ工場へ大切に運ぶ。


待ち構えていた技師たちは大きな瓶に入った水を薪を使って沸かし、1950年代にスイス人から教えてもらった伝統的な方法でチーズを製造する。




銅製の鍋に水を張り、2日かけて運んだ貴重な木材を使って湯を沸かす


攪拌機を使って、余分な水を取り除き、チーズだけを集めていく



両側に布をかぶせ、重しを載せて余分な水分を取り除く


ネパール人チーズ技師が駐在する8つのチーズ工場で、厳しく管理されたうえでヤクチーズとして製品化されている。

・シンゴンパ(ランタン) キャンジンゴンパ(ランタン) ガラタン(ランタン) ドゥンチェ(ランタン) チョンク(ドラカ) トルン(ジリ) トドゥン(ラメチヤップ) ピケ(ソル)の8か所だけが混じりけの無い純粋なヤクのチーズが作られている。


チーズ以外にも、バターや油、そしてあっさりとしたヨーグルトなども作られているが。温度管理が難しいためチーズ工場から運ばれることは殆ど無い。
本物の味を楽しみたい方はぜひ、ヒマラヤのチーズ工場へ!

 1994年からヒマラヤを歩き続けている日本人ガイドが発信する、ガイドブックには紹介されないヒマラヤ旅行を扱う旅行会社 サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:37Comments(0)コラムお勧め情報

2017年07月14日

人々の記憶から消えたボン教の村 ルブラ 

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

ガイドブックに載っていない
お勧めトレッキングコースを紹介!


アンナプルナ山域の北側にあるヒンドゥー教の聖地、ムクティナート。この地の周りにはチベット仏教とともに栄えてきた大小さまざまな村が点在している。

小豆色の漆喰によって築かれた大きなチベット寺院を中心に、貴重な木材を天日干しするマッチ箱のような家々。
どの家の屋根には災いから守るように5色の旗(タルチョー)が掲げられ、乾いた風に靡いている。

ムクティナートに赴く巡礼者が利用するバスの発着所から、一本の寂れた交易路が緩やかに延びている。

振り返れば、ムクティナートの中心地、ラニポワの集落が望める。



いくつかの峠を越えると、突然目の前は開け、ダウラギリ山群の主峰と大きな稜線をカリガンダキ渓谷に下ろすトゥクチェピークが目に飛び込んでくる。







峠には石積みがされ、たくさんの5色の旗が飾られている。トレイルはここで2股に分かれ、気持ち良い草地に一気に下る右側のルートを通っていく。




100m以上の岩壁が続く回廊のような河原道



岩肌にはかつて海底の砂地だった波跡が残っている


ムクティナート・ヒマールの未踏峰の6000m峰を源頭部とする川にかかる大きなつり橋を越え、干上がった河原の端を通り、ルブラ村へ向かう。ここには15軒の民家が脆い土地にへばりつく様にして建っている。


悪霊を防ぐために村の入口建てられいるという



隣家と隙間なく建てられたルブラの村


この村には800年以上もの歴史があるボン教の寺があり、この地に初めてやってきたチベットから僧が植えたと言われるヤナギの大木が村の御神体として、大切に育てられている。
河原を挟んだ崩れやすい岩肌にはグファと呼ばれる洞窟が掘られ、修行僧の瞑想場所として使われていたという。



十数個の洞窟が確認されているが崩壊が著しいため、現在は数か所のみ訪れることができる


河原から100m登ったところにある2階層の洞窟

崩れやすい岩道を登ると、風景は一変し、神聖なる世界に誘われた感じに。


お経を1度読むたびに指で擦って文字を刻んだという。はっきりと凹凸を感じられるまで擦られていた



話によれば・・・
修行僧は数か月もこの洞窟に籠り、1日2度の食事を村人にお願いをして運んでもらっていたという。
また、さらに徳を積む僧は岩穴に閉じこもり、頑丈な扉で人との接触を断った洞窟も見学できる。


ガイドブックには載っていないヒマラヤ旅行をたくさん扱う旅行会社 サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:19Comments(0)コラムお勧め情報

2017年07月11日

勘違いしていた一等三角点って?

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

先日、登山教室に参加した時のこと、
講師の話を聞いて、
今までずっと勘違いをしていたことがあった。



それは三角点のこと。
地形図に示されている三角点は
標高を示す記号と思い続けていたのだが。


山行に出かけようと地形図を見ていると・・・・
必ず目に留まる記、三角点。
そこには標高が記載されているので、
山の高さを示す記号として
理解していたのだが、実は間違っていたのである。

三角点はこの山の位置を示す記号で、
標高を補助的に示しているとの事。


では、標高の基準となるモノは・・・?
答えは水準点である。

東京湾の平均海面を
地上に固定するために設置されたモノで、
その大元の日本水準原点が
東京国会議事堂のところある。


国会前庭北地区内(憲政記念館付近)にある


今まで勘違いをしていた
三角点を使った位置の計測は
図のように行う。


〇があるところが三角点の位置

三角点と三角点の正確な
距離をもとに、
もう一つの三角点を繋いで三角形を作っていいく。
角度と距離が分かることで、位置が決まる。

詳しくは http://kansekimanpo.okunohosomichi.net/mame_sokuryo.html

なお、日本全国には一等三角点が975個ある。
補助的な2等三角点、3等三角点、4等三角点があり
数は10万個になる。

一つ一つの三角点は石で作られ
等級ごと、形や大きさが決まっている。

100年以上前から人が担いで、
山頂などに設置され、
地図の原型が出来上がった。

一等三角点の歴史を見るだけで
いろんな登山をした感覚になるのも
分かるような気がする。




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:47Comments(0)その他

2017年07月11日

ヒマラヤの子供に文房具を配るブルーポピープロジェクト

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

ヒマラヤ山岳民族の子供たちを支援する
ブルーポピープロジェクト。
このプロジェクトを長年支えてくれる、
草津市立新堂中学校に行ってきました!


2、3年生からなる生徒会

生徒会が中心になって
全校生徒に声をかけて
たくさんの文房具を集めてくれます。

今年は、校外にも声がかかり
地域の方々や高校生も協力してくれ、
たくさんの文房具が集まりました。


サパナでは生徒さんたちが
集めてくれた文房具を
ヒマラヤトレッキングがあるたびに、
現地に運んでいます。


一度に運び、すぐに山岳民族の
子供たちのもとに届けたいのですが・・・
ネパールまでの運送料が高額なため、
ヒマラヤに向かう際の荷物と一緒に、
許容量の範囲内に収めて、少しずつ運んでいます。

旅行者と一緒に運ぶことで、
税関での手続きなどスムーズに行え、
確実にネパール国内に運ぶことができます。


生徒たちの調べによってネパールがより身近に


ブルーポピー・プロジェクトとして
文房具を配る山岳民族の子供たちは・・・
旅行者向けに、ロッジ経営する家の子供ではなく、
農業を行いながら生活を営む家の子供たち。


彼らは誰よりも早く起き、
暗いうちから畑に出かけひと仕事。
兄弟の世話をしながら、水汲みを行い、火を起こす。
率先して親の手伝いを行ってから
学校へ行く子供たち。

山深い場所に点在するヒマラヤの学校に
山道を2時間ほど歩いて学校へ通う子供もいる。


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 07:28Comments(0)サパナのこだわりNGO活動コラム

2017年07月10日

旅仲間募集!

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

トレッキング同行者希望:)

ヒマラヤ山脈の東端に、
無数に連なる南北の峰々
『横断山脈』

中国からベトナムにかけて
広がっています。

インド大陸がユーラシア大陸に衝突し、
ヒマラヤ山脈が形成されるように、
一緒に横断山脈も形成され、
今なお隆起し続けています!


5000m峰登山で有名なタークーニャンも近くにあります!

中国内陸部最大の街、
『成都』のすぐ西に聳える横断山脈は
5000m~6000m級の山々がヒマラヤよりも密集し、
深い渓谷を作っているのは
あまり知られていないようです。

この地に暮らす山岳民族は
長年わたり限られた場所に定住
いろんな山岳民族が棲みつき、
様々な文化の中で
独自の農業を行っている、
非常に興味深いエリアのひとつなんです。


日本人同様にお花をとても楽しむイギリス人。
一年を通じて、庭を手入れして様々なお花を楽しむ
イングリッシュガーデンを作ることで有名である。

ガーデンを陰で支えるのが、
花々を世界中から集めるプラントハンター

ヒマラヤ東端の厳しい環境の中で、
独自な進化をした美しき花々がたくさん残る
このエリアに新たな花を求めてやってくる。

この地域に咲く
可憐な未だ出逢ったことのないお花を求めて、
ゲストの意向で、トレッキング同行者を探しています!

※写真はすべてネット上より引用



(トレッキング同行者希望:)

ここでは紹介できない情報たくさんあります!


ご興味ある方はサパナまで連絡下さい
077-534-5469,または info@sapanatrek.com)


旅行期間はおよそ10日間です。
じっくりとお花を楽しむために、
移動は最小限に抑える内容です。


ご連絡お待ちしております。
077-534-5469 
info@sapanatrek.com





ヒマラヤトレッキング・登山専門店 サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:09Comments(0)お勧め情報お客様にお願い・・・

2017年07月09日

気持ちい~下見 比良山系でシャワークライミング

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


昨日、滋賀県比良山系に、
シャワークライミングの下見に
出かけてきたんです!


各隊長と一緒に!

冷たい清流にどっぷりと浸かりながら、
約2時間、一緒に来た仲間と活動しました。


今年、私は滋賀県のボーイスカウトに入隊。
すでに入隊している家内や息子たち。
私も入って家族全員がボーイスカウトに
お世話になっているんです。


渓流釣りのおじさん、川を荒らしてごめんなさい!

8月に行われる県ポリー(滋賀県内のスカウトを集めたい大会)の
裏方員として、日々会議等に出席をし、今回の下見もその一つ。

安全に、楽しく、子供たちの成長に大切な達成感を味わえる
シャワークライミングとなるよう、
渓流の下見を行ってきました。


肝試し! 所々にある渕に向かってジャンプ

ボーイスカウトでは
常にテーマをもって活動を行っています。
いろんなテーマで日々の活動を行い、
一年を通じてスカウトの技術向上や習得を目指し、
強い人間を育てていきます。


子供たちの予期せぬ行動に対して、いろんなコースを実体験。安全なコース作りに。


豪雨災害のニュースが盛んに報道されています。
災害等が起きる前からの安全な行動から、
災害が起きた際にどのようにしていくのか・・・その術も身に付け、
実践できる人材に育てるのもボーイスカウトの活動なんです。



事業者が行うサポート箇所の確認

話はそれましたが・・・・

一度に40人ほどのスカウトを連れての
シャワークライミング。
その時の自然状況、そしてスカウト個人個人の能力を
総合的に判断し、素晴らしき活動にしたいと思っています!


それにしても真夏のシャワークライミングは
本当に気持ちいいもんですね~









  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:10Comments(0)その他近郊トレッキング

2017年07月07日

魅了する写真を簡単に撮影できるお勧めグッズ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


ガイドブックには載っていない
フラワートレッキングに重宝する
お勧めグッズ。



可憐なヒマラヤ高山植物を撮影する際に・・・
どうしたら美しく撮影できるのか?
こんな悩みを持っている方も
多いのではないでしょうか?


それを解決するグッズを紹介しますね。
それは・・・


すべてダイソウで手に入れた材料で作りました

・膝あて
・反射板

です。
膝あては、字の通り。

厳しい環境で育つ可憐な高山植物は
背丈が10㎝未満ばかり。
膝を地面につけて
撮影しなければらなりません。


ゴムバンドで、マジックテープなので調整が容易

膝あてを付けて撮影すると、
汚れや雨具の摩耗を防ぐことができます。


反射板ですが・・・
撮影時はいつも晴れとは限りません。
曇天の中での撮影になることも。


露出補正を使わずに簡単に素敵な写真が撮れます。

簡単にお花の美しさを
引き出して撮影ができるので使用します。

ちなみに私の持っている反射板は
100均で購入した材料で作成しています。


用意するものは
プラスチックボード1枚
アルミホイル

作成方法は超簡単。
プラスチックボードと同じ大きさの
アルミホイルを切り取り、
掌でクシャクシャと丸めます。

アルミホイルを綺麗に引き延ばし
プラスチックボードに入る付けるだけ。

アルミホイルにできた不規則なシワが
乱反射となり、適度な反射によって
お花を美しく撮影できます。


簡単にできますので、ぜひ作ってみてください!



ヒマラヤのことならなんでもお任せ!
お問合せ


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ
077-534-5469 または info@sapanatrek.com

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:48Comments(0)可憐な高山植物お勧め情報

2017年07月06日

間に合いました!

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


今月出発するヒマラヤトレッキングに必要な高山植物図鑑がやっと出来上がりました。
掲載数は400種を超え,色別、科目別に分けた図鑑になっています。


64科432種の妖精を網羅(2017年7月現在)


毎年、夏のヒマラヤを10日間にわたり、ゲストと一緒に訪れ、可憐な妖精に逢いに出かけます。
妖精の記録を写真に収めながら標高5000m位の高度までいろいろと歩き回るんです。
いつの間にかゲストも加わってみんなで妖精探しに夢中になってしまいます。


最も多いのが赤系の花:ピンク~赤~赤紫を収録

たくさんの目で探していると・・・
必ずと言っていいほど新しい妖精に出会えます。

帰国後、撮影してきた写真を最も掲載数が充実しているヒマラヤ高山植物大図鑑(山と渓谷社)を使って、花の同定を行っていきます。


黄色系で最も多い種はキク科とバラ科の花

先ず、科目と色で、おおよその見当をつけて、付箋を付けます。
思い込みを防止するために、別の図鑑も使用します。
判別に1週間かかることもあり、時には私の花の師匠にも手伝ってもらうこともあります。

でも、判別できない種やヒマラヤ高山植物大図鑑(山と渓谷社)に掲載されていない花もたくさんあることも事実です。



白系の花はいろんな科目で見られ、綿毛を纏う種はこの色が多い

ヒマラヤを歩いて新しい種を見つける楽しさ、嬉しさがありますが、私は妖精の名前が分かった(付けてあげられる)時の方が何倍もうれしいです。

とにかく、この妖精図鑑が間に合うことが出来て、ホッとしています。



青系の花は少なく、およそ70種 高地に行くほど青色の花に出会える


作成したヒマラヤ高山植物図鑑は・・・

・ネパールで見られる花400種収録
・誰でも一目で判別できるよう、色別、科目に分類
・花の詳細が分かるよう、分類の基本形を別紙掲載
・A4サイズで大きさで見やすい

引率するガイドである(浅原)は妖精がいる場所を熟知していますので、ピンポイントに妖精をご案内。
たくさんの妖精に出逢え、じっくりと観察することができます。
ヒマラヤ図鑑を片手に、ヒマラヤの妖精を思う存分堪能しめます。


薬草採りが偶然に見つけた天空の花園

宿泊場所の関係上、少人数で行うトレッキングになります。
すでに2018年度のトレッキングをお申込みされている方もおります。
申し込みは、先着順になりますので、お早めにお願いします。


お問合せ

ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ
077-534-5469 または info@sapanatrek.com









  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:58Comments(0)可憐な高山植物

2017年07月06日

登山教室 家族に心配かけない山登りの勧め

「登 山 教 室」 の ご 案 内


ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

(再告知)

今週末(7/8)に京都市内にて、家族にも心配かけない安全な山登りを行うための机上登山教室が開かれます。

気軽なスポーツとして近年注目され、老若男女問わず楽しむことができる山登り。
昨年から海の日同様に『山の日』として、国民の休日になりました。

誰でも出来てしまうスポーツだからこそ、意外と気づかないポイントがあると思います。
今回、登山教室で講師される方々は、先頭になって長年の安全な登山を勧めてこられた方々ばかりです。


私もいろんなところで、山のお話を聞かせていただいておりますが、この方々のお話はすぐに役立つことばかり。
身近な山登りが何倍も楽しくなりますよ~
今回は京都市内で行われる登山教室です。
ご興味ある方は下記の連絡先にメールをして、ご参加くださいね。


1.日   時  
 平成29年07月08日(土)13:30~16:30

2.場   所 
 鴨沂会館  2階会議室
 京都市上京区荒神口寺町東入ル荒神町 
 電話075-231-1001
 (京都市バス3番4番17番205番系統「荒神口」下車、1分)

3.講議内容  
 山登りを楽しむために
 (1)山を登るための 「基礎知識と安全登山について」(50分)
 (2)山を登るための 「地図読みと三角点」(50分)
 (3)山を楽しむための「京都一周トレイルの歩き方」(50分)

4.講   師  
 日本山岳会京都・滋賀支部     
 (1)松下征文 支部長 (レスキュー比良代表)        
 (2)大槻雅弘  委 員 (一等三角点研究會会長)       
 (3)岡田茂久 委 員 (元京都一周トレイル委員長)   

5.募集人員  
 100人

6.参 加 費  
 500円 (資料代)

7.申し込み先
 ハガキ又はメール。
 日本山岳会京都・滋賀支部事務局 中川寛
 〒617-0824 長岡京市天神1丁目25-15
 メールアドレス: kyt@jac.or.jp


9.備   考 
  この上記講座を受けて、9月30日(土)に京都一周トレイルコースの蹴上から大文字山を歩いて、登山の実践教室を実施いたします
                      
         

ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 13:12Comments(0)お勧め情報

2017年07月05日

ヒマラヤ400種の妖精図鑑を作成中

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


先月初めから雨季に入ったヒマラヤ。
一日のどこかで、適度の降雨があり可憐な高山植物がすくすくと育っています。


一瞬で判別しやすいよう、色別・科目別の妖精図鑑

昨年同様、今年もヒマラヤに咲く高山植物(妖精)を追い求めて、7月中旬から出かけてきます。
そのため、最後の準備に取り掛かっています。
出発案内や残金の請求を含め事務的なこと多いですが・・・
多くの妖精に出会えるように、そして妖精の名前がすぐにわかるように、ワクワクしながら『妖精図鑑』を作成しています。


毎年、ヒマラヤ高山植物ツアーを実施し15年になりました。
撮影してきた妖精の写真をコツコツ追加していたら、その数400種以上。
実際は写真の不鮮明や似た種が多くて判断ができないものも多数あり、掲載したらもっと増えると思っています。

鮮やかな色をした妖精が多く、その色で図鑑を作成したいため、コピー機の設定を少しずつ変更しながら印刷するのは根気のいる作業です(苦笑)。


ブルーポピーを求めて歩く方が多いですが・・・
この花よりももっと見つけにくい花がたくさんあるのをご存知でしょうか?
今回のトレッキングでも非常に見つけにくいお花をたくさんご紹介したいと思います。

時々、メールで特定のお花の生育場所を尋ねられる方がおります。
ご紹介してあげたいのですが・・・サッカー場に置いた米粒の場所をお伝えするようなモノなんです。
むしろそれ以上に難しいと思います。

私が歩いている時にヒマラヤに来ていたらご案内できるのですが・・・

ちなみに、私は今まで見てきた花を写真や動画、スケッチ、私の小さな脳みそに記録にして残しているので、毎回ピンポイントで花の生育場所にご案内しています。


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ






  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 09:42Comments(0)可憐な高山植物

2017年07月01日

ミューレン上部の花畑に

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

日本から遠く離れたスイスへやってきた。
『すぐに行動したい!』という強い気持ちを抑え、先ずは長時間のフライトによる疲れと7時間に及ぶ時差に対してしっかりと休息。
翌日のトレッキングもあえて半日行動する内容で、無理のない行程でトレッキングに出かけることにした。



滞在先のミューレン上部にはシルトホルン(2980m)が聳え、映画007のロケ地となったこともあり、多くの観光客が押し寄せる場所だ。
私たちはその麓に広がる大花畑を散策しに出かけることにした。


モノを大切にするスイス文化。
100年以上の歴史ある家ばかりが立ち並び壮観である。


どの家にもたくさんの花が植えられ、とても美しい。

ミューレン駅を中心に南側に広がるミューレンの街並み。
静かな村並みの中に、アルメントフーベルに向かうケーブルカーの駅がある。
片道切符を握りしめ、9時から運行するケーブルカーに飛び乗った。


こんなにも大きくなるポピーを発見!

たった5分の乗車で、花一面の世界が広がる。
ユングフラウ3山もはっきりと望め、最高なトレッキング日和。


ここにはお花畑とミニ植物園が併設されている



ちょっとしたところに・・・
山々を見れるようにベンチが備え付けられ、誰もが気軽に腰かけて、風景を見ながら時間を楽しむ。
ハイキングに来るスイス人を見ていると、スタスタと歩く人より、気に入った場所でゆったりと腰を下ろして時間を楽しむ人が圧倒的に多い。


遠くへ飛んでいけ~


どこもが被写体。何度もスケッチブックを出してデッサンを楽しむ


昨年と同時期に来ているが、咲いているお花が大きく違う

1時間以上ゆったりと巡った先に、アルプスが大きく望める天空の花園、アルメントフーベルがある。
ここからが今日のトレッキングの本番なのだ。




アルプ(放牧)小屋が点在しているアルメントフーベル

7月初めには、機械で一斉に刈り取られ、牧草となってしまうのだ。
だから今しか見られない。


気軽にお花畑の中に入ることができるのがスイス







緑色に見えるところも全てお花畑になっているアルメントフーベル。

お昼過ぎ、ゆっくりとミューレンの街に戻り、シャレー(ペンション)で寛いだ。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:00Comments(0)2017 スイス