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Posted by naturum at

2015年11月19日

ヒマラヤリンゴの産地を進む

ヒマラヤ専門ガイドの浅原が案内したアンナプルナ1周トレッキング      


アンナプルナ1周130㎞トレッキング

今日も朝から最高の天気となった。
清々しい風が谷に沿って吹き抜け、東に聳えるマナスルの頂は太陽の光を受けて輝いていた。



コスモスが綺麗なロッジに目を向けると、オーナーだろうか?目が合った瞬間「ナマステ」の声が。
ヒマラヤにいるとどこでも声がかかる。


ユキノシタ科の花が残っていた


アンナプルナ2峰が見えてきた

この辺りでは私が初めて訪れた20年前からリンゴ栽培が行われていたが、今ほど立派なリンゴが取れた記憶はない。大人の握りこぶしより大きいサイズのリンゴがたくさん実り、この地に新たな産業を生んでいる。
リンゴはとてもジューシーで、食後のたびにコックがデザートとして出してくれる。


干しリンゴを作る

一見すると、リンゴの皮むきのように見えるのだが、実はリンゴを薄状に剥いて、干しリンゴを作るのである。
面白いので、ついつい見てしまう。どこのロッジにも同様な形でリンゴが干されていた。




コト村で一番きれいなホテルのオーナー

一昨年、トロンピーク登山の際にお世話になったホテルに行ってみた。観光客が少なくて暇らしい~
少し早目の昼食となった。
なかなか顔を出さなかったヒマラヤだが、ここまでくると目の前に聳え、気持ちが高ぶってきた。


ミツバチ箱を置いて、リンゴの苗木を育てていた

午後からは再び埃が舞う車道を歩き、リンゴ畑に囲まれたバラタン村で宿泊となった。



【お勧めロッジ】
バラタンでは現在、大きなホテルを建築中であり、来年にはオープンするとの事。
リンゴ御殿を楽しみに!

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トレッキングの感想 こちら


◆ サパナがお勧めするトレッキングでは・・・

1.日本食コックが同行しお腹に優しい食事の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策を行う
3.ヒマラヤ特有のハプニングにも対応できるよう、日本人ガイドが同行

75歳を超える方・女性の方でも最後まで笑顔でヒマラヤを歩き通すことができますよ!

おすすめのプラン・・・ エベレスト   ヒマラヤ6000m登山



ヒマラヤ山岳民族支援基金 賛同者一覧 追記  こちら

ヒマラヤ地震 救援・救助活動 報告  こちら





  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:32Comments(0)2015 アンナプルナサーキット

2015年10月18日

夕陽に染まるマナスルの眺望が見えるティマン村へ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原が案内したアンナプルナ1周トレッキング      


アンナプルナ1周130㎞トレッキング

ヒマラヤの中にあるとは思えない中州の中にできたタールの村を出発
村が大きいので・・・ひたすら歩かなければならない。
村の外れには車道に接続する鉄製の橋が架かっているので、いったん車道へ


1㎞以上にわたって続くタールの村


シュウメイギクの花があちこちで見られるようになった

砂ぼこりの酷い車道を歩き、ダラパニ村を目指す。
この村にはTIMSカードのチェックポストがある

壁には国別のトレッカー推移、年ごとの入山数が表になっている。
つい、日本人の数を見てしまうのだが・・・1位の韓国人や2位の中国人との差が大きい。

係官にマナスル方面から下山してくるトレッカーの数を聞いたところ・・・
地震後は9名のみが通過してきたとの事。
更に詳しく聞くと・・・
ヘリを使ってサマガウンまで入った者で、アルガートから歩いてきた人はまだいないとの事だった。

カトマンズにいる時からマナスル方面の震災の被害について情報を得ていたが、これほどまでにトレッカーが来てないとは思わなかった。
地震直後に支援活動として訪れたマナスルトレッキングのもう一つの入り口であるバルバック村
村人からルピナラ峠を越えてマナスルルートに至るコースは問題無い徒と聞いていた。
しかしこの情報がツーリストに正確に伝わっていないと思われる・・・
ネパール政府、トレッキング協会の今後の活動に期待したい。


スタッフ作ってくれたトマトスパゲッティー

ちょうど良い堅さでスプーンに絡みつき、御代わりを頂く。


バガールチャップの村

ちなみに私たちと一緒にダラパニのチェックポストを通過したトレッカーは29人
昨年の20分の1にも及ばないとのこと


ダナキュー村にあるマニ石

トレッキングの安全はもちろんのこと、最後まで天候に恵まれるよう強く祈った


標高2600mにあるティマン村

ダナキュー村を抜けたあたりから森林の中を歩き、一気に高度を稼ぐ。
車道も並行して続いているが、昔ながらのルートを通る。

ティマン村は下の村と上の村と別れていて、私たちはマナスルが夕陽に染まる様子を見るために、上の村に宿泊することにした。


【お勧めロッジ】
約20件ほどおロッジが建ち並ぶティマン
どのホテルもおしゃれで個性的なロッジばかりなので、気に行ったところで宿泊するのをお勧め!

またマナスル三山が見ることができるので夕陽に染まるヒマラヤの写真を撮影したい方、ぜひ足を延ばしてください。

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トレッキングの感想 こちら


◆ サパナがお勧めするトレッキングでは・・・

1.日本食コックが同行しお腹に優しい食事の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策を行う
3.ヒマラヤ特有のハプニングにも対応できるよう、日本人ガイドが同行

75歳を超える方・女性の方でも最後まで笑顔でヒマラヤを歩き通すことができますよ!

おすすめのプラン・・・ エベレスト   ヒマラヤ6000m登山



ヒマラヤ山岳民族支援基金 賛同者一覧 追記  こちら

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:06Comments(0)2015 アンナプルナサーキット

2015年10月16日

ヒマラヤ渓谷の中州にできた村へ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原が案内したアンナプルナ1周トレッキング      


アンナプルナ1周130㎞トレッキング
雲一つない快晴の朝を迎え、焦る気持ちを抑えながら準備を行う。

8時前、ヒマラヤ向かって延々と続く車道をひたすら歩きだす。
渓谷に沿って作られた狭い車道。インド製のジープがエンジンをうならせながら力強く進んでいく。
どのジープにも10人以上の人が乗り込んでいた。


標高が低いため、少し歩いただけで汗が額から流れだす

20年前誰一人、ジープなどが通るとは思っていなかった・・・

車道を上手に使えば、正直もっと先まで車で入ってしまうこともできる。
時間や体力を温存でき、暑い低地を歩かなくても済むので・・・・非常に有効な手段である。
でも初めからその考えはなかった。

なぜならば、タール手前には何度も土砂崩れが起き、難所となる場所があるため、確実に車が入れる場所まで車を利用し、その後歩くプランで計画した。昨年(2014年)もこの場所で数度大きな土砂崩れが起きている。
どんなトラブルが起きてもすぐに対応できるよう、日程を組むのが大事であるからだ。

5カ月にも及んだ長い雨季が終わったばかり。



切り立った崖からは水が勢いよく染み出し、幾つもの滝を見ることができた。
ベストシーズンに入ったといっても照り付ける太陽の日差しは強い。
容赦なく私たちの体から体力を奪い、何度も立ち止まって水分補給しなければならなかった。


粟から地酒(ロキシー)を作っていた

所々に鉄製の吊り橋がかかっている。
旧道と並行して、車道ができているのでどちらを進んでも良い。
旧道はアップダウンが非常に多いので、傾斜の少ない車道を引き続き歩くことに。

谷筋に雲が流れ、5000m級の岩山のところで雲が溜まる。


街道筋のロッジは全く壊れていない!

眼下に広がる河原の中にタールの街が見えてきた。


30軒ほどのロッジが立ち並ぶタール

4月の地震で建物の被害が出たとの情報を得たので、村人に現場まで連れて行ってもらうことに。
調査すると3軒の民家に損壊が見られたが、旅行者が宿泊するロッジには被害は見られなかった。


収穫したトウモロコシを乾燥させ、粉にしてパンのように焼いて食する

どのロッジの2階部分にトウモロコシが吊り下げられている。

夜になっても気温が下がらない。
薄着になって寝袋を羽織るようにして眠りについた。



【お勧めロッジ】
いくつもの魅力あるロッジが建ち並ぶタール
その中でも、大きな庭があり、ロッジ泊、テント泊でも対応できる使い勝手の良いロッジをご紹介
SUNRISE GUEST HOUSE


オーナーの人柄も良く、ついつい長いしたくなる雰囲気
新館もあり、チョイスすることもできる

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◆ サパナがお勧めするトレッキングでは・・・

1.日本食コックが同行しお腹に優しい食事の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策を行う
3.ヒマラヤ特有のハプニングにも対応できるよう、日本人ガイドが同行

75歳を超える方・女性の方でも最後まで笑顔でヒマラヤを歩き通すことができますよ!

おすすめのプラン・・・ エベレスト   ヒマラヤ6000m登山



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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 23:57Comments(0)2015 アンナプルナサーキット

2015年10月15日

ベストシーズン到来のヒマラヤを歩く!

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です      

約3週間に及ぶヒマラヤトレッキングを終え、日本に戻ってきました。
次のヒマラヤ登山に備え、準備をしています。
時間のあるときに、今回のトレッキングの様子をアップします!


アンナプルナ1周130㎞トレッキング
深夜便を乗り継ぎ、澄み渡る蒼き空の中に突き刺すヒマラヤを求め、ネパールにやってきた。


美味しい日本米と白身魚、醤油味の朝食を頂けるのでほっとする


数年ぶりのカトマンズ訪問となる


外国人旅行者の姿が全く無いタメル地区

カトマンズの北にそびえるガネーシュ山群、マナスル山群がはっきりと望めるなか、私たちはアンナプルナ1周トレッキングの起点である、ベシサーハールに向かって、ジープを走らせた。

私たちの到着の2日前から始まった車両の通行規制。
ネパールで使用される石油は全てインドを経由して運ばれてくる。

新憲法の制定によって、インド国境付近で暮らす民族の中に反対を唱える者が・・・
反政府組織によるストライキで、定期的にカトマンズに運ばれていた石油が全く届かなくなってしまった。
市内ではガソリン不足となり、車のナンバープレート(下一桁の数字、偶数・奇数)によって通行制限できるようにした。
そのため、交通量は普段の半分に減り、いつも渋滞がちだった場所でもスムーズにドライブできるようになった。

私たちを乗せたジープはあっという間にカトマンズ盆地を抜けた。

カトマンズ・ポカラハイウェーには無数に街が点在している。
その中のひとつ、ドゥムレという街がある。この村を起点に北上し、約40㎞。
トレッキングの入り口であるベシサハールの街を目指した。
車窓からは日本の田園風景に似た景色がどこまでも広がり、心地よい風を切りながら、ヒマラヤに向かってアクセルを全快。


日本食レストランで作ってもらった食事を頂く


食事が傷まないよう、たくさんの梅干しがいれたあった。

お昼前ベシサハールの街に到着、TIMSカード(トレッキング許可書)のチェックを受けた。
ここから未舗装道路がスタート。ジープは車体を大きく左右に揺らせ、ゆっくりと進む。
揺られること約1時間30分、チャムジェという小さな村に到着した。
スタッフを乗せた車が到着するまで、ゲストと一緒にこれから始まるトレッキング話で盛り上がった。


◆ サパナがお勧めするトレッキングでは・・・

1.日本食コックが同行しお腹に優しい食事の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策を行う
3.ヒマラヤ特有のハプニングにも対応できるよう、日本人ガイドが同行

75歳を超える方・女性の方でも最後まで笑顔でヒマラヤを歩き通すことができますよ!

おすすめのプラン・・・ エベレスト   ヒマラヤ6000m登山



ヒマラヤ山岳民族支援基金 賛同者一覧 追記  こちら

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:39Comments(0)2015 アンナプルナサーキット

2015年10月13日

ヒマラヤをぐるりと130km完歩

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です      

ネパール中部にあるアンナプルナ山系を反時計回りにぐるっと130km歩いてきた!


標高4900mにあるテリッツオ湖へ高度順応に出かけた

連日晴天の中、ゲストと一緒にチャムジェ村(1100m)からスタート。
日中は25度を超える気温で、水分補給が大変。
ピサン村(3000m)を過ぎた所から、乾いた風に吹かれながら快適なトレッキングとなり、後半はベストシーズンのヒマラヤを楽しむことに。

今回のトレッキングでは、この地の地震の被害調査も兼ね各村のロッジも隅々回り、安心して歩くことが出来できた。

数日後には一旦日本に帰国し、エベレスト地域の登山に出発予定


※ ヒマラヤ出張のため、頂いているメールは帰国後、返事いたします。

◆ サパナがお勧めするトレッキングでは・・・

1.日本食コックが同行しお腹に優しい食事の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策を行う
3.ヒマラヤ特有のハプニングにも対応できるよう、日本人ガイドが同行

75歳を超える方・女性の方でも最後まで笑顔でヒマラヤを歩き通すことができますよ!

おすすめのプラン・・・ エベレスト   ヒマラヤ6000m登山


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 08:42Comments(0)2015 アンナプルナサーキット