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Posted by naturum at

2014年11月29日

ついに、標高4800mのゴーキョへ

ヒマラヤガイドの浅原です。
カトマンズを発ち7日目にして、標高4800mのゴーキョに到着
日々、コツコツと歩いて・・・片道50㎞の距離を踏破したのだ。



今、目の前には紺碧な空の色を映した氷河湖が広がり、その横にはどっしりと大地に根を下ろすゴーキョピークが聳えている。
まだその頂上まで600m登らなければならないのだが・・・

ゴーキョにやってくると、誰もが目的をほぼ達成したような感じになってしまう。
気持ちの面で大きく楽になり、他の高度よりも高度順応ができていることが多い。


◆ 私たちの荷物を運んでくれたゾッキョ

いつものように私は、ここまで歩いてくる間に、3度高山病の症状を感じていた。
1回目は飛行機でルクラに着いた時。
2回目はモンラ峠(3900m)に泊まった日。
そしてマッチェルモ(4400m)に到着した時である。

風邪をひいたような・・・体がだるく、お腹にガスがたまったり、軽い頭痛もあった。
でも症状がこれ以上進まないように、自分なりの対処方法を行い、翌日にはスッキリとした気分で歩いた。

ちなみに目的地に着いてから高山病の症状が表れる(出てくる)ように思われているのだが、実際は高度を上げている時、つまり歩いている時に症状が出始め、目的地に着くと顕著に感じるのである。


◆ ヒマラヤのライチョウ 簡単に見ることができる

過去に何度かゴーキョ村にやってきた時に高度障害を感じることがあったので、今回もマッチェルモから歩きだした時から、自分なりの対処方法(お花の枯れ株を探す)積極的に用いて歩くことにした。


ゴーキョ周辺の荒涼地では・・・
夏になるといろんな高山植物が咲き乱れ、雲上のお花畑が出現する。
山を見るのに適したこの時期に、その様子を想像することはとても難しいのだが・・・
トレッキング道、その周辺を注意深く見てみると、その時の名残りを見つけることが出来る。
その中でも、特に分かり易いのが、ブルーポピーの枯れ株。

昔に比べ、株の数は大幅に減ってしまったが、ほぼ毎年同じ場所に株が残るので、それを探しながら歩いている。今年の夏はいつもより気温が高かったせいか、背丈が30㎝近くに伸びたブルーポピーの株を見つけることができた。



茎や葉にびっしりと付く棘。恐る恐る茎に触れてみる。
枯れると・・・茎は固くなり、折れやすくなる。そして;棘も固くなって、刺さり易くなる。
注意して触れないと・・・指先に棘が残り厄介だ。

お花の跡を求めて・・・
トレッキング道を逸れ、氷河のモレーンに登ったり夢中になりながらゴーキョに到着。


・前編を読む  こちら   ・次編を読む  こちら


お勧めのエベレストトレッキングツアー


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:25Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月27日

最奥の村 ゴーキョを目指す!

ヒマラヤガイドの浅原です。

チベット国境にほど近い最奥の村、標高4800mにあるゴーキョを目指す。
本日も雲一つない晴天に恵まれ、神様に本当に感謝

トレッキングの目的である「エベレストが一望できる丘」、
ゴーキョピークの麓にあるゴーキョ村(4800m)へ向かった。
かつては、クムジュン村の入会地として、夏の間だけヤクを放牧し、
チーズなどを作る移牧生活が行われてきた場所である。

1960年代になって外国人トレッカーが来るようになると・・・
農牧業からツーリストビジネスを行う者が現れ、
数軒のロッジが建てられ、細々と商売を行ってきた。

しかし、1980年代から始まるトレッキングブームにより、
シェルパ族の生活が大きく変わった。

代々受け継がれてきた伝統な移牧生活はすっかり姿を消し、
ツーリスト向けのロッジが所せましに乱立し。
一部のロッジでは増床繰り返し、ロッジ自体が巨大化し、
ホテルと言ってもおかしくない。


◆ マッチェルモの丘からチョーオーユーを望む

マッチェルモからゴーキョまで距離にして10㎞。
標高差300mを5時間以上かけて歩く。
チベットから吹き抜ける風に導かれながら・・・
起伏の少ないトレイルを、ヒマラヤを仰ぐ。

太古の昔にできたエメラルドグリーンの氷河湖を回り込むように歩いて
ゴーキョまで平坦な道が続く。

出発して、約1時間歩くと・・・
氷河のサイドモレーン上に出来たパンガの村に着く。
この先、ゴーキョ村まで人が暮らしいる場所は無い。


◆ 国境に聳える山々を仰ぎながら

この村を通る度に、20年前の出来事を思い出してしまう。

現在は2軒のロッジが営業しているパンガの村だが・・・
当時は4軒のロッジが営業。
今回と同じように、秋は晴天が続きトレッカーの憩いの場として
賑わっていたのをハッキリと覚えている。

(20年前・・・)
私はエベレストをはじめ、チベット国境に連なる山々の大パノラマを思う存分堪能し、
マッチェルモに向かって下山をしたのである。
マッチェルモに到着した夜から天候が崩れだし・・・
延々と3日間雪が降り続いた。

当時は電気も無く、携帯も無い時代だったので、毎日天を仰ぎ、晴天になることを祈るだけだった。
カトマンズに戻り、パンガ村の雪崩を知ったのである。


◆ 記憶から忘れられかけている遭難碑

運が悪けば、同じ運命をたどっていたのでは・・・
この時の教訓が、ツアーの安全に対する考えに大きく影響している。



安全にトレッキングが行えるよう、心から拝んだ。


◆ モレーンの向こうに聳えるチョラッツェ峰

いつの間にか、メインとなる山々が代わり、大きく立ちはだかるチョラッツェ峰となった。
この山の麓にも、ゴーキョと同様に非常に美しい湖が佇んでいる。



前方に目を移すと・・・
私たちが目指す山、ゴーキョピークが氷河湖の上に浮かんでいるように見えた。



・前編を読む  こちら   ・次編を読む  こちら


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:30Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月26日

自分に正直になって高山病を克服!

ヒマラヤガイドの浅原です。

日本では決して体験することができない標高4000mの世界
少なからず、誰の体にも体調の変化が出てくる。

こんな時こそ、自分に正直になって歩くことでと・・・
早めの高度順応に繋がる。


◆ 普段よりも休憩する回数や長さ等を増やして・・・

既に4200mを越え、一歩一歩がとてもシンドイ。
本日の宿泊地、マッチェルモに向かって頑張るぞ~。


◆ チベット国境線上に聳えるチョーオーユー

単調な景色の中を歩くと、無意識なうちに呼吸が浅くなり・・・
あくびが出てくることがある。
これは脳に酸素が届いていない証拠。高山病にかかっていく過程だ。
こんな時には・・・
互いに声掛けをしたり、深呼吸をすることで、「脳」に酸素を送って上げるのが一番。
ゆっくり歩くよりも何倍も効果的である。


◆ 順応していると・・・毎食の食事がとても気になるものだ!

上手に高度順応が出来ていると・・・
機敏な行動や、いろいろな事に興味を示すことが出来る。
毎食頂く食事にも興味が湧くのである。
トレッキング中に頂く食事についていろいろと興味を示すのは、上手に高度順応が行えている証拠。
食べたいものをコックに伝えて、もっと快適なトレッキングに!


◆ 食べきれないほどの食事が出てきたぞ

コック曰く・・・
「ネパール人の様に沢山食べて、体力つけてくださいね!
健康の基本は食事ですから・・・」

ここでの食事は・・・おにぎり2個、ブロッコリーなどの温野菜、ハム、カリカリに揚がったポテトフライ、スープ、野菜サラダと漬物

それにしてもいつも食べきれないんだが・・・


・前編を読む  こちら   ・次編を読む  こちら


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:19Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月25日

秀麗な峰 タムセルク

ヒマラヤガイドの浅原です。

7か国、2400㎞に連なる「世界の屋根」ヒマラヤ
その中央部に位置するネパールヒマラヤには世界中にある8000m峰が8座あり、ヒマラヤの中心ともいえる場所。
特にエベレストエリアには8000m峰が4つもあるのだが、無数の6~7千メートルの山々が連なり、特異な形をした山々が目立ち、巨峰に劣らず登山者の目をくぎ付けにする。


◆ キャンズマ村上部にて

ルクラから歩き出してから、もっとも最初に顔を出すヒマラヤとして紹介したタムセルク。
エベレストトレッキング中、終始この山をいろんな角度から見ることになる。

以前のブログの中で、ベンカール村から見上げるのが迫力があって一番素晴らしいと紹介したが、タムセルク峰の北壁が望める姿もとても魅力的である。
ナムチェバザール上部から見ると・・・
タムセルク峰の東側の尾根上に聳えるカンテガ峰(6779m)ともに、まるで兄弟のように屹立している。


◆ 満月に照らされたタムセルク(右)カンテガ

今回訪れた時、ちょうど満月であった。
あまりにも美しい光景が広がっていたので、愛用のデジカメを取出し、夜間のオート撮影を試みてみた。
肉眼で見るほどではなかったが、闇夜に浮かぶヒマラヤの姿を収めることができ、満足だった。


◆ ドーレ村から見たタムセルク峰(右)とカンテガ


◆ 食欲が落ちているということで・・・稲荷寿司のメニューに。

標高4000mに位置するドーレ村に訪れた際、是非見て頂きたい光景がある。
それは・・・
夕陽に照らされ真っ赤に焼けるタムセルク、カンテガである。
この光景はトレッキング前半の最高のプレゼントとも言っても過言ではないだろう。
太陽が西に沈み、残照が頂きに当たる一瞬に真っ赤に変色するのだ。

その様子を固唾を飲んで見守りながら・・・

いつしか、星が瞬く静寂な闇夜が広がってくる。


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:49Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月25日

ヒマラヤ独り占め! 目の前にして頂く昼食

ヒマラヤガイドの浅原です。
ナムチェバザール~モンラ峠へ

ゲストの調子が非常に良く、展望の良い場所で宿泊したいという要望で、アマダブラム峰が真正面に聳えるモンラ峠に翌日の宿泊地を変更した。

予定していたシャンボチェの丘には行かず、街の外れから水平道が続くルートを通って終始エベレストを見ながら歩いた。
通常なら半日行程で十分歩けてしまう距離。
あえてゆっくりと進めるよう写真撮影などに夢中になってもらい、知らないうちに・・・高山病対策ができる形をとった。


◆ 日の出直前のナムチェバザール

気温マイナス4度。凛とした空気に包まれた街は・・・
ヒマラヤをより神秘的なものとする。


◆ コック自らが朝食の盛り付けをしてくれた

太陽がヒマラヤの峰々を照らし始めると・・・
空のキャンバスには一瞬にして蒼くなり、いろいろなものに彩を付けて輝きだす。
うっとりとしてしまう山々とそこに暮らす山岳の民の文化が現れ、おのずとシャッター回数は増える!
そして思った以上に気温がグングンと上昇していくのだ。


◆ 毎年増え続けるロッジ


◆ エベレスト街道を進むトレッカー

秋のベストシーズンには毎日500~600人のトレッカーが次の目的地に向かって移動する。

朝8時前後になると・・狭い道幅を塞ぐようにトレッカーが一斉に歩き出す。
そのあとに、ヒマラヤのダンプカーの異名を持つヤク、ゾッキョがトレッカーの荷物を両肩に担いでやっと動き出す。
力強く前へ進む彼らは・・・高山病知らずに休むことなく歩き続け、いつしか先頭を歩くトレッカーを追い抜いてしまう。


◆ 世界最高峰エベレストの遠望

ナムチェバザールを出発して20分ほど歩くと・・・
エベレストが目の前に飛び込んでくる。まだ数十キロ先に聳えているのだが・・・
この風景を見た瞬間、感極まりない気持ちになってしまう。

そして、これから進んでいく道が水平道となって延々と続いている。
かつては大きな岩などが出てボコボコして歩きにくかった道が、ある一人のシェルパ族の老人によって素晴らしい道に様変わりした。
道路の補修作業は今も続けられ、現在では距離が延び、キャンズマ手前まで完了している。
地元民の生活の道として補修され始めた道。
今ではトレッカーである私たちにとっても歩きやすく、とても重宝する道となった。
非常にありがたいことである。


◆ 仏塔とエベレスト


水平道を2時間ほど歩いてくると・・・キャンズマ村に着く。
ここで昼食となった。
少し時間が早いが、昼食が出てくるまでゆっくりと時間を楽しむ。

ほとんどのトレッカーは時間を惜しむように、先を目指して歩いていくのだが・・・
眠気が襲ってくるほど心地よい陽射しにあたりながら・・・
私たちは時間の許す限り目の前に広がる大パノラマを楽しんだ。

汗をかく前に一枚、上着を脱ぎ体温調整をした。


◆ スパゲティーと温野菜を中心にしたメニュー

雲一つ無い青空に映えるヒマラヤを見ながら
最高な昼食をいただくこととなった。
酸味が程よく効いたトマトソースをかけて、スパゲティーをいただく。
日本から持参したマヨネーズを和えて、ちょうど良い歯ごたえになった温野菜をいっぱい頬張る。

午後からの登りに備えて胃に優しい食事がとれて本当に良かった。
分岐からゴーキョ街道の道を歩み、標高3950mにあるモンラ峠に。

見晴らしの良いロッジに投宿し、形を色々と変化させていきながら眼下に流れる雲、刻々と赤みを帯びて行くヒマラヤを眺めていた。


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:01Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月24日

ヒマラヤの奥で女優さんとバッタリ!

ヒマラヤガイドの浅原です。

スタッフの準備がすべて整い・・・気合を入れてスタート!
シーズン真っ最中のエベレスト街道は、人・人・人そして運搬用のゾッキョで大賑わい。

標高2800mのルクラ村からいったん200m下り、パグディン村へ。
そこから徐々に高度を上げて、エベレストのすそ野まで見ることができるゴーキョピークまで、5日間かけて標高差2800mを登る行程だ。


◆ 最初に見えてくるヒマラヤ タムセルク峰

パグディン村の先30分ほど歩くと、ベンカールという村がある。
ここから見上げるタムセルク峰は山容も美しくもっとも大きく見える。


◆ 現在、調査中の花

枯草がたくさん伸びている中で、ひときわ目立って咲いていたお花
現在、名前の調査中。


◆ タムセルク峰をバックに

11月のエベレスト街道は意外と暑い。
陽ざしが強いため、体感温度は20度を超えるのだ。
午前中は風が吹き抜けないため、汗ばむ陽気の中を歩くことになる。
この時期、特に体温調節ができる服装で歩きたい場所のひとつ。


◆ ジョルサレ村で遅めの昼食

暑い日差しの中を歩いてきているので・・・・
さっぱりとした食事を食べたくなる。

こんな私たちの希望に応えて、当初の食事を変更してコックが天ぷら蕎麦を作ってくれた。
カリッと揚がった色とりどりの野菜。
生姜とネギの薬味を好みに合わせて添えてくれ、最高な食事を演出してくれた。
スルスルと蕎麦が喉を通り・・・

午後からの登りに備えて満足な食事をとることができた。


◆ 映画撮影隊

下山してくるネパール人の話し声を聞いていると・・・
この先で、映画撮影を行っていることを知った。
てっきり、ネパール映画だと思ってその場所まで行ってみたら・・・


◆ 映画カメラマンに撮影してもらう

わざわざ、インドからこの地まで来て映画を作っていたのだ。
映画監督に話しかけてみると、映画の中盤あたりの映像を撮影しているとのこと。
大きなカメラを眺めていたら・・・
「そこに立って構えてごらん!」と言われ、愛用のカメラで撮影してくれた。

さて、気になるのが男優と女優のことだ。
探してもよくわからないので、尋ねると・・・
河原のところで、振付師と打ち合わせをしていた。


◆ 河原で振付の打ち合わせをしている

ダメもとで、写真を撮っていただきたいと、ヒンドゥー語で申しでてみたら・・・


◆ 女優さんが快く写真撮影にOKしてくれた

ナムチェバザールへの急登が始まり、埃が舞う苦手の道を約3時間かけてゆっくり上った。
周りの山々はすでに雲に覆われてしまっていたが、夕刻再び雲が切れはじめ、いつしかヒマラヤに囲まれたナムチェバザールが現れた。



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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:22Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月23日

ヒマラヤを仰ぎながらルクラ空港へ

ヒマラヤガイドの浅原です。

朝5時、けたたましく鳴り響くモーニングコールで目が覚め・・・
急いでトレッキングの服装に着替えて1Fのレセプションへ

ホテルのポーターにお願いをして、トレッキングに使う大きな荷物とホテルに預けるスーツケースをを運んでもらう。
ホテルのレストランで用意してくれた朝食を受け取り、水筒に熱い紅茶を注いで、スタッフの到着を待つ。

5:30過ぎ、スタッフが専用車に乗ってやってきた。
トレッキングの荷物は総重量で300kg、車の荷台に整頓して詰め込み、空港へ向かった。

外はまだ真っ暗であるが人々の往来やバスなどが走り、既に街は動き始めていた。


◆空港が霧で覆われ離陸が遅れる

ネパールの国内線は有視界飛行である。
カトマンズ空港では目視距離が1500m以上にならないと、管制塔より飛行機の発着が許可されないのだ。

東の空が明るくなるにつれ、霧が少しずつ取れ始め・・・
1時間遅れでルクラに飛ぶこととなった。


◆座席が決まっていないので、早い者順でシートをゲット!


◆ヒマラヤが一望できる左側の窓から席が埋まる。


◆ガウリシャンカール峰(ロールワリン・ヒマラヤ)

約30分のフライトであった。
標高4000m前後の高度を飛ぶのだが、気温の上昇に伴い上昇気流が起きて、機体が揺れることがある。
しかし、私たちが乗った便は全く揺れることなく、滑るようにしてルクラ空港へ着陸した。


◆気温マイナス2度のルクラ空港

ヒマラヤの西斜面に広がるルクラ空港は、太陽の陽射しが10時頃まで届かないため、非常に寒く感じられ、ダウンジャケットを取り出して着込んだ。私たちの到着を待ち構えていたスタッフと合流し、彼らに荷物の受け取りを託して、手ぶらで常宿にしているロッジへ。

私たちを乗せてきた飛行機は、すぐに滑走の状態に入り、轟音を立てて離陸して飛び立っていった。

ロッジで待っていると・・・
ポーターによって機内預けした荷物がすべて届けられ、ストックなどを取り出して、今すぐにでも歩き出せる状態に。
また、ロッジの隣のお店には、ネパール人と結婚した日本人女性が雑貨店を開いていた。


日本食コックとキッチンボーイ、そして4頭のゾッキョ、そしてゾッキョドライバーと一緒にエベレストの見える丘、ゴーキョピークを目指すことに。
全ての準備が整うまで、ゆっくりと出発をまった。
頭上にはコンデリ(5800m)が頂上に真っ白に輝く氷河を抱いて、私たちがやってきたのを歓迎しているように思えた。



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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:34Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月22日

シーズン真っ最中のヒマラヤへ

ヒマラヤガイドの浅原です。
◎最新記事は こちら

昨日、晴天が続くヒマラヤより戻ってきました。
11月の初旬、関西空港を飛び立ち、タイの首都バンコクを目指し,
5時間ほどのフライトでバンコクに到着。
空港内に設置してあるリクライニングシートに横になり、数時間のトランジットを過ごす。


◆バスで5分の距離に駐機している飛行機へ


◆これからネパールへ出発


10時30分発、TG319便にてカトマンズを目指す。
バンコク・ネパール間は3時間のフライト
着陸する1時間前からは右側の窓から延々と続くヒマラヤが望める

機内は外国人トレッカーとネパール人ビジネスマンで満席!
離陸して間もなくすると、ドリンクとおつまみが配られ、すぐにチキンかマトンの選択ができる昼食が提供
美味しい食事の時間も終わり・・・
右側の窓を眺めていると・・・遠くに雲の上に突きだしている白き峰々が見えてきました。

まず最初に見えてきたのが・・・カンチェンジュンガ
南北に連なるヒマラヤで、山の東側はインド(ダージリン)、西側はネパール(イラム)

その後に見えてきたのが、マカルー山群。そして世界最高峰があるエベレスト山群
ローツェやチョーオユーの8000m峰もはっきりと見えました。
徐々に機体が降下し始め、右旋回をすると左側の窓からガネーシュ、マナスル、アンナプルナ山群と続くヒマラヤが飛び込んできました。

機体の揺れも無くスムーズに着陸。
空港建物に入り、入国申請と同時にビザ申請を行いました。


関空で預けた荷物を受け取り、空港建物の外へ出ると・・・
スタッフが私たちが来るのを待っていてくれました。
鮮やかなオレンジ色をしたマリーゴールドの首飾り。
良い香りが辺りを包み、ヒマラヤへの訪問を歓迎してくれました。



空港から6㎞にあるホテルへ向かい、まずはゆっくりと休む。

夕方5時過ぎ、ホテルのレセプションに集合。
防寒対策をして夕食に出かけ、予約していた日本食レストランへ。



ゆっくりと会食を行いながら、明日から始まるトレッキングの説明


◆ついつい別の商品にまで目が移ってしまう・・・

その後、トレッキングショップにより、ポーターに担がせる際に使うカバンを購入し、ホテルへ。

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お勧めのエベレストトレッキングツアー


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:47Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月20日

ヒマラヤから日本に向かっています。

ヒマラヤガイドの浅原です。

只今、バンコクにて日本行きの便を待っています。
あと数時間待って、翌朝大阪に着く予定です。

今回、連日晴天に恵まれ最高のトレッキングが出来ました。
気温も例年に比べ温かく、トレッカーの混み具合も少なくて良かったです。
※ カラパタール方面に関しては、大変だったようです。

気温が高めのせいもあり、私達がルクラに戻る数日前は、カトマンズ行きのフライトがほぼ全面欠航になるなど・・・
予定外の停滞をするトレッカーがたくさんおりました。
また、数日後には南アジア7国の首脳がネパールに訪れるため、国内線の離発着が大幅に制限される予定です。
詳細な情報を得たうえで、安心なトレッキングをなさって下さい。

では、帰国後、今回のトレッキングの様子をブログにアップして行きますので、楽しみにしていて下さい!

おまけ:
今回のトレッキング中に、インド映画の撮影がナムチェバザール周辺で行われていました。
映画に出演する方々と一緒に会話を楽しみ、女優さんとも写真を撮りました。


ヒマラヤトレッキング サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 22:36Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月15日

晴天続く、エベレスト

ヒマラヤガイドの浅原です。

本日、シェルパの故郷、ナムチェバザールまで下山して来ました。
11/5にルクラへ飛び、多くの登山者と一緒にエベレスト街道を歩き、ゴーキョピークを目指しました。

晴天の中に世界一のエヴェレストを仰ぎ、翌日にはチベット亡命者が歩くターメ街道に向い、標高5460mのレンジョパスを越えました。
1ヶ月前に降った雪が残っていましたが、慎重に下ってルンデン村へ。

あと2日間歩いて、カトマンズへ戻ります。

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:17Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月07日

ナムチェバザールまでやって来ました!

ヒマラヤガイドの浅原です。

本日、標高3400mにある、ナムチェバザールにやって来ました。
朝から素晴らしい天気に恵まれ、最初に私たちを迎えてくれたタムセルク峰。
目の前の川から比高差4200m以上の高さで一気に聳え、思わずシャッターを切ってしまいました。

ジョルサレ村にある国立公園事務所で手続きを済ませ、同村で昼食。
天ぷらそばに舌鼓。

13:00に出発して、ナムチェバザールに16:30に到着。
目の前には姿を変えたタムセルク、クスムカングールが聳えています。

すっかり陽が落ち、ナムチェバザールの街明かりがとても印象的です。


ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 00:06Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月04日

ヒマラヤを見ながらカトマンズへ!

ヒマラヤガイドの浅原です。
最高な天気の中、カトマンズに戻ってきました。

バンコクを発ったTG319便はヒマラヤに沿って飛び、約1時間のマウンテンフライトになりました。
関空で預けた大きなザックなどが、いつもより早く出て来て、14時前にはホテルへチェックイン。
疲れがで始めていたゲストをフカフカのベッドで休ませることができて良かったです。

コックをはじめとしたスタッフは、与えられた仕事を責任持ってこなし、明日から始まるトレッキングに頑張ってくれました。
食材一つとっても、より新鮮な物を選んで、大切にパッキングしてくれる心遣い、本当に嬉しい限りです。

朝6時のフライトに乗ってエベレスト登山の玄関口、「ルクラ」に向います。
約30分のフライトですが、神々しいヒマラヤを見ることができます。

貴方に、「この素晴らしきヒマラヤの雄姿」をお届けしたいと思いますので、WiFiが繋がるまで頑張って送りたいと思います。

明日早いので・・・おやすみなさい!

ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 23:36Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング

2014年11月03日

本日、ヒマラヤに戻ります!

ヒマラヤガイドの浅原です。

本日より、再びヒマラヤに行ってきます。
今回は、世界最高峰エベレストを間近に見るトレッキング。

ただいま、ネパール全域、大変素晴らしい天候が続いております。
そのため、経由地からカトマンズに向かう際には、上空12000mの機窓からは2400㎞に連なるヒマラヤを見ながら、着陸します。
約1時間ほどのマウンテンフライトですが、世界中にある14座の8000mのうち、9つが見える可能性があります。




今回行うエベレストトレッキングの詳細は  こちら

帰国は、11月21日を予定しています。 

では、行ってきます!


ヒマラヤトレッキング専門 サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:00Comments(0)ヒマラヤトレッキング 情報!

2014年11月01日

アンナプルナ地域のおすすめ宿

ヒマラヤガイドの浅原です。

アンナプルナサーキットトレッキングにおいて、是非お勧めしたいホテル・ロッジを紹介します。
ここで紹介する宿泊施設では、セキュリティーはもちろんのこと、部屋の隅々まで綺麗です。
トイレも大変綺麗ですので、安心して使用できます。

お庭のあるところでは・・・
季節の花が植えてあり、ゆったりと時間を過ごすことができます!

・フムデ 
 MARSHANDI COTTAGE BAKERY RESTRANT



◆ オーナー夫妻

・ピサン(上)
 HOTEL MANAG MARSHANDI



◆ オーナー夫妻

・タール
 POTALA GUEST HOUSE AND RESTRANT

※ 3姉妹で切り盛り WIFE 可能

・ティマン
TIBET GUEST HOUSE

※ ホテルの屋上からはマナスルの眺望

・コト
HOTEL PETUNIR

◆ オーナー


トレッキング情報: こちら

ヒマラヤトレッキング専門 サパナ




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:26Comments(0)2014 トロンピーク登山