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Posted by naturum at

2017年12月29日

12月29日の記事

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

12月27日午後、ヒマおれkラヤの国ネパールから帰国しました。
今回も連日晴天に恵まれ、エベレスト地域の峰々を思う存分楽しむトレッキングとなりました。

その時の様子をご紹介


世界第4位の高峰ローツェの夕映え

太陽が西のヒマラヤに沈んだ夕方5時半過ぎになると・・・
8000m峰のローツェが少しずつ赤みを帯び、感動の瞬間を迎える
誰もがロッジの外に出て、赤く燃えたローツェの姿を写真に収める
かこうj


最奥の常住村チュクン(4750m)滞在

クライミングガイドと一緒にロープワークの練習に出かけた
50mロープを担ぎ、本番に備えての練習を行った。



斜度40度の草地にロープを張り、登攀器の手順の確認を行う



下降器(8環)の手順について

ヒマラヤ登山の下降時は8環を使ってスムーズに下りてくる。
1ピッチ50mのロープをいくつも繋いでルート工作を行うため、支点(ロープとロープの繋ぎ)では下降器を取り外して、取り付け直す作業が必要となる。手袋をつけた状態で、素早く確実に行う練習を行った。


上昇器を使っての登攀練習

過去に大病を患わったゲスト。ヒマラヤへの強い思いを胸、今回の参加となった
家庭の温かい支援、主治医の支援もあり、再び神々の世界へ
日本での登山では、ロープ等を使用したことが無いため、ワンツーマンで指導を行った。



氷点下での登攀練習

チュクン村から小一時間歩いたモレーン上にロープを設置し、登攀練習を行った
背後にはローツェも聳え、ヒマラヤに囲まれた中での興奮が続く練習となった

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:35Comments(0)

2017年12月23日

厳寒なヒマラヤ? いや意外と暖かった・・・

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

今、カトマンズに戻ってきています。
先日まで訪れていたエベレストエリア。
再び山は寒さが増し、本来の厳しい冬の気候にくなってきたそうです。


私たちのトレッキングは12月中旬にスタート。
前回のアンナプルナBCトレッキングを終え、2日間だけ日本で休養して、とんぼ返りでヒマラヤへ戻りました。

世界最高峰エベレストをはじめ4つの8000mが聳えるエベレスト山群。
連日標高4000mを越えた世界を歩いていましたが、日中は長袖のトレッキングシャツ1枚で、十分歩ける暖かさ。
現地の人に聞けば10月中旬の方が寒く、雪も降ったとのことでした。

運が良いのか? とにかく毎日好天に恵まれ、青いキャンバスに真っ白のなヒマラヤを思う存分楽しめたトレッキングでした。


ではトレッキング中の様子を少しご紹介!



世界第4位の高峰ローツェ南壁が真正面に見えるディンボチェ村(4400m)にて
エベレスト街道で1,2位を争うくらい、ずっと太陽が照り付けるため、高所にも関わらず温かいんです。


イエティー伝説が残るパンボチェ村(3900m)
この村から上部ではエベレストが見えなくなり、カラパタールに登って再びエベレストが顔を出します。

現在は美しい姿をしたアマダブラム峰のベースキャンプとなり、シーズン中は多くの登山隊で賑わいます。


パンボチェ村からポルツェ村へ向かう

雄大な景色を観ながらトラバースをする穴場のトレッキングルート
カラパタールとゴーキョを繋ぐこのトレッキングルートを歩く人は意外と少ない。
2時間ほどのトラバースルートからはタムセルク峰とカンテガ峰の裏側に聳える峰々もはっきりと望めます。


陽当たりの良いポルツェ村(3800m)

村全体が緩やかな南傾斜の畑の中にあり、一つ一つのロッジが離れて建てられています。
登山者も少ないのでのんびりとトレッキングを楽しみたい方にお勧め。

エベレスト街道(カラパタール)とゴーキョ方面への分岐点。
村からはチョーオーユー(8201m)を始め、チベット国境に連なる峰々がハッキリと見えます。


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:00Comments(0)2017 エベレストトレッキング

2017年12月06日

ヒマラヤ・アンナプルナBCに全員で立つ!

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

2週間にわたるヒマラヤ・アンナプルナBCトレッキングを終え、12月4日に帰国しました。

現地は最高な天候に恵まれ、終始名だたる峰々をゆったりと眺め、ゆっくりと流れるヒマラヤの時間の中に身を置いて、贅沢な時間をゲストと一緒に。



訪れる直前、天候の崩れがあったようでしたが、私たちが訪れた時から好天に。
日頃の行いのせいか?
晴男、晴女?のおかげか・・・

富士山よりも高い場所へ行ったことのない方もおられた中、標高4200mにあるアンナプルナBCに全員で立つことができ、良かったです。




旅の目的は・・・短期間で、より高みへ。
長期間、家を留守にできないご婦人ばかりのツアー。
フライトでもヒマラヤを思いっきり堪能できるよう、中国経由で行くことに!


3度目のヒマラヤ訪問。
来るたびに、余裕が。


日本の桜のルーツと言われているヒマラヤ桜。
ネパール語でパインユと言うが、現地の人にはあまり注目されていない。
やっぱり大輪の花を咲かせる石楠花(ラリグラス)が一番。


山村で見かけた幼稚園。
昨今田舎の若者が外国へ出稼ぎに行くため、残された子供がここで温かく見守られていた。
お爺ちゃんやおばあちゃんではわんぱく盛りの子供の世話は難しいのだろう・・・


晩秋でも標高の低いところには花は咲く!
数少ないお花をパシャ!


晴天続くヒマラヤは朝からその雄姿を見せてくれた。
モディコラー川から一気にそそり立つマチャプチャレ峰
標高差5000m以上で聳える姿は美しい。


3mを超すヒマラヤのケシ
こんなに大きく育ったものに出会ったの初めて。
さて何色が咲くのか? 気になるところである。


来年か再来年に花をつけるヒマラヤのケシ。
辺り一面、新芽でこれからがとても楽しみである。


世界で一番早く登られた8000m峰 アンナプルナ1峰(8091m)
静寂の世界に一筋の灯りが頂に灯ると、歓声とシャッター音でアンナプルナBCの夜明けとなる
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:20Comments(0)2017 アンナプルナBC