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2014年09月18日

ブルーポピーを探しに出発!

・トレッキングツアーの感想

ヒマラヤガイドの浅原です。   

深い霧が立ちこめる朝を迎え、時々、大きな雪崩の音が谷に響きわたる。
足元には朝露に濡れて、とてもうれしそうな顔をしているお花ばかり。











テント場近くにやってきたヤクが突然・・・
背中を地面と擦りつけはじめた。
痒い? 
見る見るうちに泥だらけになっていく。
こんなことをするのをはじめて見た。言葉が分かれば、手伝ってあげれるのに・・・



ほんの少し、風が吹き始め・・・
ヒマラヤを駆け下りる様にして雲が流れる。
徐々に明るくなり始め、サングラスが必要になった。

雲の間から顔を出し始めたヒマラヤを見ながら、熱々の朝食を頂いた。
静けさの中に、突然雪崩の音が響き渡る。
ご飯を食べるのを止め、急いで音の出る方を見る。

水筒、カメラを用意し、ブルーポピーを探しに出発!
テント場はスタッフに任せ、頭の中は・・・ブルーポピーで一杯。





ゴメンな。お花には申し訳ないが・・・
登山靴でその上を踏ませてもらわないと、先に進めないのだ。


※ キキョウ科

お花畑が延々と続いている・・・
ぱっと見ただけで、数十種のお花。私たちに語りかけるようだ。
標高が4600mを超え、お花の種類も大きく変わった。
更に小さな花が出てきた。







ポケットから日本から持参してもらった虫眼鏡を取り出し、虫になった気分で花の中を覗く。
とっても重宝。



薬草発見!



この時期にしては珍しい、ユキノシタ科の花が咲きだしていた。
秋が近いのかなぁ~


あと、ほんの少しで、ブルーポピーが群生している場所だ。
誰が最初にお花に対面できるだろうか・・・
其処までカメラのバッテリーがもつだろうか・・・



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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:30Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年09月14日

ブルーポピープロジェクト

・トレッキングツアーの感想

ヒマラヤガイドの浅原です。   

トレッキングする度に・・・
サパナでは・・・ヒマラヤの大変厳しい環境下で頑張っている子供たちに日本の文房具を配っています。



今回も、重点的に支援しているシャブルベンシ村で、チベット系タマン族の子供たちを中心に、日本の小中学校の生徒さんが一生懸命集めてくれた、愛情こもった文房具を手渡してきました。



スタッフ全員にも協力してもらい、村の子供たちを集めてもらいます。
集まり始めた子供たちを一列に整列してもらい・・・

そして、トレッキングされるお客様にも声をかけ・・・
小さな学年の子供から順に並んで、お客様の手から文房具を手渡して行きます。



一通り配り終えた後、再度並んでもらい、60Lサイズのザック一杯に入っていた文房具全てが子供たちの手に渡りました。
しかし・・・
後から噂を聞きつけてやってくる子供たちには手渡すことができないため、手渡した子供にお願いして少しでも、多くの子供に届けようとしております。



何回も手渡しても・・・決して十分な量ではありませんが、少しでも家庭の助けになり、子供の教育出来る環境に役立てることができればと願いつつ、活動を続けています。



手渡した後に、子供からの「喜びの声・笑顔」を見れた時、聞こえた時、本当に嬉しくなります。



再び9月後半に同地域へ、トレッキングに出かけますので、再度文房具を届けたいと思います。
多くの方の協力が合って、この活動ができること、本当に感謝しております。


ブルーポピープロジェクト:~山岳民族の子供に文房具を届ける~



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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:49Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年09月10日

秘密の花園へ到着

・トレッキングツアーの感想

ヒマラヤガイドの浅原です。   

昨晩、思っていた程の雨が降らなかったので・・・
スッキリしない朝を迎えた。
しかし、標高が高いせいか、ヒマラヤは朝から見ることができた。



ロッジの横に立つ幟は・・・
吹き下ろしの風を受けて、揺れていた。

これから好天になること予想していた。

朝食を済ませ、ポーター9名を先に歩かせて・・・
秘密の花園を目指す。
標高差にして、600mの登りとなる。


※ ラン科 背丈5cm程

キャンジンゴンパ(標高3800m)以上の高度になると・・・
花々の背丈は急に小さくなり、10cm前後が主流となる。


※ ムラサキ科 


※ ゴマノハグサ科

ランタン谷には現在、62科の花を確認している。
中でも、ゴマノハグサは種類が多く、判別のし難い花の一つである。
上記の花は白と赤を纏った綺麗な花で、ガレ場に咲いている。



いろんな花が顔を出しているので、立ち止まることができる。
結果、ゆっくりと登ることができるので・・・
秋のトレッキングより、高山病にかかり難くなるのだ。

写真撮影をしながら歩く方が、より高度順応に適している。


※ キンポウゲ科




※ サクラソウ科


※ フウロウソウ科

カタクリの花のように、花弁が反っている。


※ バニラの香りで・・・元気100倍

3時間程登ると・・・
お花達の種類も大きく変わる。


※ シソ科

寒さから身を守る様にして、ダウンを纏うシソ科の花
ガレ場など、水はけの良い場所で群生していた。


※ ナデシコ科

葉っぱと見間違いしそうな花である。
花のある所には、わずかだが白い色が入る。


※ ムラサキ科 背丈2cm程の花である。


※ ケマンソウ科

今回初めて出逢うことができた種である。
まだ、花名の特定ができていない。


※ ナデシコ科


※ ツツジ科

ネパールで有名な石楠花と同じ、ツツジ科仲間である。
一番標高の高い所で咲く種の一つである。


※ ユキノシタ科

4時間かけながらゆっくり歩き、秘密の花園に到着。



今年は、キンポウゲのお花の上にテントを張り、2日間を過ごしてもらう。



後は天気が好天するのを待つばかりだ!



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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:33Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年09月05日

4200mの頂から仰ぐヒマラヤの峰々

ヒマラヤガイドの浅原です。

昨晩から降り続いていた雨も上がり・・・
気持ち良い朝を迎えた。

高度順応を兼ねたトレッキングに、ネパール人スタッフも付けて出発。
目的地はキャンジンゴンパ村の目の前に聳える丘、キャンジンリ。
標高4200mの綺麗な丘である。頂上にはチベット教の旗があり、微かになびいているのが見えた。



水筒、雨具そしてカメラを持ち、草を食むヤクの間を抜け、丘にとりついた。


※ シソ科 ナギナガコウジュ属

ヒマラヤから吹き下す爽やかな風に乗ってミントの香りが・・・

キャンジンリには放牧しているヤクが作った無数の道がついている。
どの道も幅が広くて、傾斜もゆるいので登り易い。
斜面にはキキョウ科やユリ科、サクラソウ科、ケマンソウ科、タデ科・・・
いろんなお花が咲き、登るしんどさを忘れさせてくれる。



雲が切れ始め、青空が広がって、太陽が出てくると・・・
急に暑さを感じる。
30分ほど登ると、キャンジンゴンパの全貌が良く見えた。
ロッジを数えると30軒を超えている。
私がここに初めて来たときは11軒しかなかったので、すごい増え方だ。


もうじきはじまるお祭り(トゥッパチェジュ)に合わせて、ランタン村の人が作るオレンジ色のシートを張った簡易なテントも見えた。



1時間登ると・・・平坦な場所に。標高4000mである。
放し飼いにされている2頭の馬が気持ちよさそうに草を食んでいた。
私たちも馬にならって大休止。 
青空の中に広がるランタン谷の風景を楽しんだ。



ランタン渓谷の上流部に聳えるヒマラヤが見えてきた。
この調子なら・・・・
頂上に着くころに全容が見えそうだ。


※ ウメバチソウが顔を出してくれた。

2時間ちょっとで、4200mの頂上に到着!
チベット教の旗の間からキャンジンゴンパを見下ろし、足元には下界では見ることが出来なかったお花がたくさん咲いていた。


※ 1年に一度、旗は取り換えられる。





体力にまだ自信があるゲストは・・・
ネパール人スタッフに引率され、更に1時間歩いた先にあるピークを目指した。
この丘は標高4400mで、草地の道を上り詰めるだけで行くことができる。

私と一緒に残ったゲストは・・・
高度順応をより効果的にするために、11時過ぎまでゆっくりと滞在し、キャンジンゴンパへ下った。

ロッジに着くと同時に、温かいグレープジュースを頂き、コック長が作ってくれた天麩羅うどんの昼食となった。


※ ランタンリルン氷河



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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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ヒマラヤトレッキング サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:52Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年09月04日

一気にお花の種類が増えだす・・・

ヒマラヤガイドの浅原です。

ランタンリルン氷河が押し出したモレーンを抜けて行くとキャンジンゴンパの村。
砂地の水はけのよい土壌にはいろんなお花が咲き乱れ、疲れを忘れさせてくれる。

青色に咲く数少ないお花の代表格
背丈5cmほどで真横に花を咲かせる。


※ キキョウ科

赤いランナー(走出枝)を伸ばして・・・花を付ける。
コンクリート製の橋の付近でたくさん見ることができる。


※ ユキノシタ科


※ ベンケイソウ科



風向きが変わり・・・
雲が消えはじめ、ヒマラヤが見え始めてきた。
夕焼けに染まる名峰が見れそう・・・


※ ゴマノハグサ科


※ キク科

直径10cmほどの花を咲かせるアスター属


※ ツツジ科

鈴なりに花をつけるイワヒゲ



※ ゴマノハグサ科

ゴマノハグサの中で一番背丈が高くなる種
今年出会うことができて良かった。


※ ムラサキ科

キャンジンゴンパまで歩いて20分ほどの間に、30種以上の花が咲いている。
虫眼鏡を使ってお花の中を覗くのがとても楽しい。



本日は何種類のお花に出逢えたかなぁ~



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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 02:27Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年09月02日

バニラの香りに誘われて・・・

ヒマラヤガイドの浅原です。

可愛いお花たちの写真を撮っていると・・・



気づかないうちに、疲れている。
足元に咲く花を撮影しようと何度も膝を曲げて撮影するからである。

ちょっと休憩する回数を増やすだけで・・・
身体からスッと疲れが消えて行く。


※ シンドゥム村で

前を歩いている人と間隔が広がっても気にしない!
急いで追いつこうとするよりも、自分のペースでゆったりと歩くと、高山病にかかり難い。






※ 日本には無い種 モリナ科の花


※ サクラソウ科 トチナイソウ属 

牛飼いもいない草原を独り占めするヤク
私たちが近づいても、まったく逃げようとしないのである。
人に慣れているのか・・・
温厚な性格なのか・・・


※ ケシ科 イエローポピー

ランタン渓谷のある場所で、イエローポピーが群生している。
ここ最近、株数が増えてきて、非常に見ごたえがある。
2種類のイエローポピーがあるので、じっくりと観察をした。


※ サクラソウ科

ほのかに甘い香りに誘われ・・・
川原に下りてみると、大型種のサクラソウが一面に咲いていた。



50cm~60cmに成長し、湿地を好んで咲く種である。


※ うっすらとバニラの香りがする。



心地よい太陽の日差しと風が流れるのかで、ねっ転がってみた。
とっても気持ちい!

6日前は日本。普段の生活がいかに慌ただしいか・・・

谷を駆け上がる雲・・・
いろんな形に変化しながら上流部のヒマラヤへ向かって、次から次へと流れてくる。
お花たち囲まれた中で、神々しい真っ白なヒマラヤを眺めれる贅沢・・・
最高である。



目的地であるキャンジンゴンパ(3800m)までもう少し。
氷河が運んできた大岩の間を抜けて行くだけである。


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:31Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年09月01日

U字谷のランタン渓谷を歩く

ヒマラヤガイドの浅原です。

青空が望める清々しい朝を迎えた。
頬にあたる風は全く冷たくない。



朝早くから「カキン・カキン」とハンマーで石を削る音が響く中、
新しいロッジが建築されていく横を通り、ランタン渓谷を遡る。

ランタン村の外れには・・・
石積みで作られた彼らの伝統的な家並みが続いている。
一階部分は家畜小屋として、2階部分が住居となる。

トレッキング道は彼らの佇まいの中を通って先へ延びている。

村を抜け、堆積した小高い丘を登ると・・・
「チョルテン」と呼ばれる、チベット教の仏塔が建っている。
ここから望むランタン村、そして渓谷の眺めは非常に素晴らしい。



「マニ石」という、経文が書かれた石垣が続く。
人は必ず左側を通らなければならない。
石垣のたもとや、間から小さな花が沢山、顔をのぞかせていた。



1cmほどの小さな花ばかりだ。
虫の目になった気分で、花の中を覗きたくなる。


※ ユリ科 チシマユリの仲間



石を積んで作られた彼らの畑(カルカ)には・・・
この時期、沢山のジャガイモが植えられ、白と淡紫色の花が
畑いっぱいに風に揺れていた。



太陽の光に反射して、小金色のように輝く菜種の花も見られた。

畑と畑のちょっとした隙間には切り残した潅木があり、ピンクの大輪を咲かせていた。


※ バラ科 ロサ・マクロフィラ  直径8~10cmの花

足元や目線と同じ高さに花が一斉に咲き、
渓谷沿いにずっとお花畑が続くため、写真撮影に忙しい。


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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ヒマラヤトレッキング サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 12:06Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月31日

視界が開け・・・U字谷の中を歩く

ヒマラヤガイドの浅原です。

ラマホテルからの約4時間弱の行程の中でかわいいお花たちに沢山出会うことができた。


※ マメ科 セイヨウミヤコグサ

原生林を抜けると突然視界が開け、標高3000mにあるゴラタベラに到着。
ここで昼食となる。
先回りしていたキッチンスタッフによって、食事が運ばれ・・・
毎食のことだが、ゆっくりと時間を楽しみながら食事ができることが嬉しい。

ゴラタベラからランタン渓谷のU字谷が広がる。
植生も大きく変わり始める場所である。
この辺を中心に、いろんなユリ科の花を楽しむことが出来る。







背丈を超す木々も無くなり・・・
牧草となる青々とした草地が続く。




※ ゴマノハグサ科


※ シソ科(ウツボグサ)


※ ツリフネソウ

ランタン渓谷でみられるツリフネソウの中で、最も大きい種である。
キャンジンゴンパ付近まで咲く。

自分のペースでゆっくりと・・・
お花散策を楽しみながらランタン村に到着。



夕方7時、暖炉の火を囲んで夕食となる。
ランタン村で採れたジャガイモを使い、コロッケ料理を中心に
温かい食事が運ばれてきた。
副菜として、赤カブをスライスし、大根とにんじん、サラダ菜を合わせたサラダ。
胃腸の働きを助けるために、オクラを湯がいて醤油で味付けしたものをご飯と一緒に頂いた。
そして口直しにデザート。

食後はいつものように・・・・
お茶を飲みながら、特製のお花図鑑を開いて、お花のチェック。


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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ヒマラヤトレッキング サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:32Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月30日

新しく見つけたヒマラヤのお花たち

ヒマラヤガイドの浅原です。

2014年のランタン渓谷のトレッキングで、
初めて出会うことができた花が4種あった。

何度も同じ道を歩いているのに・・・
いろんな条件の関係で、観ることができなかったお花を
偶然に見つけることができた。


※ つる性の植物




※ 真っ赤な茎をしたケマンソウ科の花


※ 背丈が6cmほどのユキノシタ科の花


※ キク科の花

夏のランタン渓谷で見ることが出来るお花は既に400種を超えている

標高3000mを超えるあたりから花の数は急に増え、
まるで、天空の花園が続く。

お花の種類がとても豊富なランタン渓谷はまさに、世界で一番美しい谷だと思う。
2015年も同ツアーを行い、オリジナルのヒマラヤお花図鑑を片手に、希少価値のあるお花を追い求めたい・・・

既に、ヒマラヤの雨季は終盤を迎え始めてきたようだ。
晴れ間続くヒマラヤの空は、秋の様な雲が流れ、
シーズン到来を今か今かと待っている。


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:14Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月30日

ヒマラヤの原生林の中で咲く花々

ヒマラヤガイドの浅原です。

シトシトと雨が降る朝を迎えた。
厚い雲が垂れ込め、雨が上がりそうに思えない。
しかし・・・
ロッジの屋根に取り付けられたチベット教の五色の旗は・・・・
吹き下しの風に揺れ、天気が回復することを教えてくれていた。

ラマホテルを出発し、昨日よりも苔むした原生林の森を歩く。
殆ど光が届かない森の中は、寂しい感じが漂う。



水気の場所を好むイワタバコ科の花が沢山見られる。
また、沢山のスミレに会うことできる場所である。





同じように見えるスミレだが・・・
花の裏を見てみると・・・
黒い筋が入っているのだ。 
筋が無いものもある。葉の形で見分けることが難しい時は
葉の裏側を見ることで、違う種と容易に判別することができる。



ランタン渓谷で見ることができるオトギリソウ科の花は2つである。
この種は大きい種で、花の直径は5cm以上になる。
花は垂れるように茎を伸ばして咲く。



この原生林の中でひときわ目立って咲くのがこの花である。
ラマホテル周辺で見ることができる。
岩の上で大きな株で咲いているのは、非常に美しかった。



ランタン渓谷の自然を守る軍隊の方と出会った。
彼らはランタン国立公園の事務所がある場所からやってきたとのこと。
ゴラタベラ(標高3000m)にある軍の駐屯地に向かう。



ネパールの固有種である、リリウム・ネパレンセ
この地に暮らすタマン族はユリ根を掘り出し、
香辛料と塩で炒めて食する。
ダルバートの副菜として使われることが多い。


※ キンポウゲ科のカラマツソウ

この花が咲きだしてくると・・・
標高は3000mに近い。
気品ある淡紫色をしたカラマツソウに見とれてしまう。
ランタン村の上部辺りまで、この花が咲いている。



1対になって咲くのがとても印象的なゴマノハグサ科の花。
花の大きさは1cmにも満たない。
草丈も20cmにもならないため・・・
見落としてしまうことが多い。
約3時間にわたって続くこの鬱蒼とした原生林の中でも、
小さな花が競い合って咲いていた。



お祭りに合わせて登ってきたランタン村の女性
最奥の村キャンジンゴンパで行われるトゥッパチェジュの
お祭りは彼らにとって最大のイベントである。

約1週間繰り広げられるお祭りは・・・
仕事そっちのけ。
男性は弓の競技に没頭し、女性は広場で輪になって踊る。
しかし、これが彼らにとっての出会いの場でもあるのだ。

カトマンズに暮らす若者が年一度のイベントに里帰り、
新しい恋が始まる。
そんなお祭りがもうじき始まる。

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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 02:33Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月29日

ジャングル地帯に咲く花々

ヒマラヤガイドの浅原です。

ゆったりと昼食を頂いた後は・・・・
ここで「今日は宿泊したい」と思ってしまい、歩くのが億劫になるものだ。
とは言え、目的地であるラマホテルに向かって歩き出す。

標高2000mにあるバンブー村まで、広葉樹の森を進む。
太陽の光が届く場所では、珍しいガガイモ科の花に出逢うことができる。


※ 日本のガガイモの花の2倍ほど大きい

草木と同じ色をしているため、まったく目立たない。
咲いている箇所が非常に限れれているので、
ランタン渓谷で見れる花としては、非常に希少な種と言える。


※ ランタン渓谷で唯一の木橋を渡る

バンブー村の裏には、かつて大きな土砂崩れがあった跡が残る。
その時からかかる木橋は・・・
何度も架け替えられてきた。
大水が出たときには、この橋が通れないため迂回する。


※ シュウカイドウ科の花

今年は、幸運にもシュウカイドウ科の花に出逢うことができた。
ランタン谷には2種類のシュウカイドウ科の花がある。


※ 土砂崩れの後に、木々が育っている。

私が初めてこの地に入ったころに起きた土砂崩れの後は・・・
自然の力で回復して、今では10mを超す木々が育つようになった。
しかし、樹木と樹木の間が狭いため、間引いて樹を太くする必要がある。

緑の多い森の中にも沢山のお花が咲いている。
ただガイドの後を付いて歩くのはもったいない。
自分のペースでゆっくりと歩いてほしい。

ショウガ科の花の種類が多いのに大変驚く。
足元に咲く気品ある紫色をした花弁・・・
ご婦人のゲストには非常に好評の花だ。


※ ショウガ科 カウトレア属 カウトレア スピカタ  


※ 直径1cmほどの花を咲かすカラマツソウ

日本にもあるカラマツソウの花がポツポツと出始めた。
非常に小さい花をいくつも咲かせ、私たちを楽しませてくる。
標高が3000m辺りまで見られ、それ以上になると、薄紫色の別種のカラマツソウが楽しませてくれる。




写真撮影しながらゆっくり歩くことができるため、沢山の種の花に出逢えるのだ。

私たちがラマホテルに着くと、スタッフが温かい飲み物を用意してくれる。
ロッジではすでに薪ストーブに火が入り、ゆっくりと休憩を兼ねながら、
お花の話で盛り上がった。


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


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ヒマラヤトレッキング サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:39Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月20日

世界で最も美しいランタン渓谷を歩き出す

ヒマラヤガイドの浅原です。

ヒマラヤの麓、急峻な山に囲まれ、標高1450mに位置するシャブルベンシの街
チベットとネパールの交易で、宿場町として栄えてきたこの村から、ランタン渓谷のトレッキングがスタートする。
こんな辺鄙な場所であっても、アスファルト等で整備されている。

さらなる交通の便をよくしようと、中国政府の援助で新たな道路がシャブルベンシの街を基点に、トリスリ川に沿って建設されている。

この地に暮らす人々の間では・・・
道路はすでに開通しており、工事関係者など一部の人が利用できらしい。
近い将来、この道が一般の人にも開放され、カトマンズへの利便性が格段に上がることが期待されている。

シャブルベンシの街からチベットへ続く道でもあるので、チベット領内にある街(キーロン)を経由して、西チベットへの旅行も行きやすくなるだろう。


※ 最初に出逢うイワタバコの花

朝方まで降っていた雨も上がり・・・
曇り空の中、トレッキングスタート。
気温は28度を超え、蒸し暑い。
例年なら、轟音を上げながら暴れ狂うランタン川だが、今年は流れ込む水量が少ない。


※ 直径1mを超すミツバチの巣

街の外れにある警察署で、トレッキング許可書のチェック
チベットから流れてくる川を見ながら、吊り橋わたって、右へ進む。



チベット難民の村の中を100m程すすむと・・・
再び、吊り橋に出る。以前はこの橋を渡り、ランタン川の左岸を遡ったが・・・
今は、橋を渡らず、直進する。
アップダウンも少なく、ヒマラヤでは珍しいサボテンの花を見ることができる。



約2時間ほど歩くと・・・
ドバンと呼ばれるたった2軒だけのロッジがある村に。

更に30分歩くと、ランドスライドと呼ばれる村に到着。
先行していたキッチンスタッフが、私たちのために食事を作って待っていた。



1時間以上かけてゆっくりと食事を頂く。
私たちが出発の準備を始めると、キッチンスタッフは急いで食事をとり、片づけて出発する。
常に私たちよりも早く目的地について準備をするのだ。

彼らの仕事ぶりには本当に感心させられる。



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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 00:45Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月12日

初めて出逢ったヒマラヤの妖精

ヒマラヤガイドの浅原です。

2014年ランタン渓谷の大自然の中で、初めて出逢うことができた高山植物をご紹介します。




※ ショウガ科 グロッパ属 グロッパ クラーケイ


※ キク科 トウヒレン属 仲間


※ ナデシコ科 マンテマ属 シレネ ゴノスペルマ ヒマライエンシス




※ ユキノシタ科 ユキノシタ属 サキシフラガ フィリカウリス


※ ユキノシタ科 ユキノシタ属 サキシフラガ・ベルゲニオイデス


毎回、新しい妖精に出逢えるランタン渓谷。
どのお花も、お客さんと一緒にお花探しをしている時に、偶然に見つけることができました。
何度も何度も過去の資料と比べ、新しい種として紹介出来るものばかりです。


すでに、ランタン渓谷で見つけた雨季の花は400種を超えました。
もっと足を延ばせば、まだまだ、知らないお花に出会えそうな気がします。
来年はどんなお花に出逢えるか・・・・
2015年度の高山植物図鑑に5種を追記し、資料を充実させたいと思います。




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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:25Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月10日

明日からのトレッキング備え・・・

ヒマラヤガイドの浅原です。

数時間ホテルで休み、日本からの長旅の疲れをとりました。
18時過ぎ、全員がロビーに集合して、明日からのトレッキングに備えて
両替や買い出し、そして夕食へ。


方マンズ市内には沢山のお店がありますが、
旅のはじめだからこそ、しっかりとした体調でスタートしたい。
行きつけの日本食のお店へ。


※ 無事カトマンズ到着 乾杯!


※ 全てネパール人が作る日本の味 最高!

夕食中、トレッキングの事について説明
専用車が朝7時にホテルにやってくる事。
パスポートはカトマンズのオフィスで保管
軽装の服装で出発・・・・など


※ ランタン地域の地図を探す

色んな地図が発行されているが・・・
どのような地図がよいかわからない!
50000分の1の地図もあるので、それを勧める。


※ ランタン山群の絵葉書を探す


トレッキング店でポーターに運んでもらう荷物を入れるスポーツバックを探す。


※ 60Lサイズのザックを購入

ホテルへ向かう際、ミネラルウォーターを購入。
夜間の水分補給と、乾燥から喉を守るために・・・


※ 沢山の種類のミネラルウォーターが売られている


ホテルに到着後、明日の支度をパッキングし、起床6時に備えてはやめの就寝
気温26度の蒸し暑い、カトマンズの夜


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:58Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月07日

出発! ヒマラヤに咲くブルーポピートレッキング

ヒマラヤガイドの浅原です。

京都祇園祭が終わり・・・
例年に比べ1週間ほど遅れてヒマラヤに向かいました。

0:30発のタイ・バンコク行きの飛行機に乗り込み、約6時間

数時間のトランジットを経て、カトマンズに向かいました。


※ 10:15発 カトマンズ行


※ 行ってきます~

3時間ほどの快適なフライト・・・


※ ほぼ満席の機内でした。


※ スパイシーな鶏肉料理をチョイス


※ インド平原を覆う雨雲


※ 予定通り、12時過ぎカトマンズに到着

汗ばむ陽気にびっくりする初のヒマラヤ参加者
現地エージェントが手配した車に乗り込み・・・
旅行者にとって利便の良いタメル地区にあり、静かな佇まいのホテルへ


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2014年 ランタン渓谷で撮影した可憐な花々図鑑


上記のアドレスにアクセスしてみてください!
まだ、花名などについては順次追記していきたいと思います。


ヒマラヤトレッキング サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:49Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月07日

ヒマラヤ高山植物 

ヒマラヤガイドの浅原です。
無事、日本に帰国いたしました!

2014年7月、「ランタン渓谷」で出会った可憐な妖精(258種)をインターネット上で紹介します。


※ 日本には無いモリナ科の花


※ キク科アスター属


※ キキョウ科の花


※ ヒマラヤに咲く直径5cmを超えるエーデルワイス


※ お花で埋め尽くされた秘密の花園

https://plus.google.com/photos/100818528045225288673/albums/6044712271653121137

上記のアドレスにアクセスしてみてください!

ヒマラヤで出逢った妖精(258種)に出会えます!



ヒマラヤトレッキング サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:03Comments(0)2014 ランタントレッキング

2014年08月06日

本物のブルーポピーに出会って来ました!

ヒマラヤガイドの浅原です。

2週間のヒマラヤトレッキングを終え、経由地であるバンコクに戻ってきました!
今年は天候に大変恵まれ、連日ギラギラと照りつける太陽の中を歩きました。
すっかり日焼けし、一皮剥けてしまいました。

岩陰でひっそりと咲いていた「ブルーポピー」を紹介します。





260種を超える花々にも会うことができ、帰国後、お花の整理をします。
今年新しく見つけたお花もありました。

次回のブログで順次紹介していきます。

ヒマラヤトレッキング専門 サパナ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 22:58Comments(1)2014 ランタントレッキング