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2017年08月31日

天空の花園 パーローシャン 2

峠の北側に広がるお花畑に。
峠を挟んで両側にお花畑が広がっている様に思うが、そうでは無かった。
道路を作る際に出た土砂により、ガレ場のような斜面に。水はけを好むお花しか生育出来ないので、お花が殆ど見られない。













ブルーポピーをはじめ、シオガマ、トウヒレン、リンドウ、サクラソウ、無数の花が、生育環境に合わせて晩夏を競演。

2時間かけてのじっくりとした撮影を終えた。
お昼を挟み、まだ見ぬ妖精を求めて車道を歩いて下る。
私たちをこの地に連れてきてくれたドライバーは、車の中で一休み。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:58Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年08月31日

天空の花園 パーロンシャン

地元ガイドの情報を元に、高山植物で有名なパーロンシャン(巴朗山)に出かけた。
一ヶ月前は日本からの旅行者で大変賑わったという。



長坪村から車をチャーターし、40分ほどでパーロンシャン(4400m)峠に到着。

峠には石を積み上げて作られたチベット様式の家が一軒。
この峠を行き交う車の安全を願い、建物中に仏像が祀られていた。
中国人観光客は防寒着を羽織り、標高4400mを示す標識の前で記念撮影。











あたり一面、様々な色をした妖精で埋め尽くされた峠のお花畑を、私達だけでこの後独り占め。



ちなみに、峠の両側にそびえる岩峰とそれに続く峰々一帯をパーロンシャンと呼ぶらしい。  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:47Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年08月30日

タークーニャンを仰ぎながら海子溝トレッキング

ホテルからほど近い海子溝トレッキングに出かけた。

他の2コースと違い、ゲートをくぐった所から山道。タークーニャンから南に延びる草地の尾根上を歩くため、登山靴を履いたトレッカーが多い。また5300m峰の大姑娘山(タークーニャン)に挑む人達にも出会う。

馬に乗って気軽にトレッキングをする人も多いので、草地の登山道は大きくえぐられ、ハッキリとした道が延々と続いている。

チケット売り場で貰った地図を片手に、あちこちに咲く妖精をひとつずつ写真に収め、前に進んで行く。
8月も終わりという時期にもかかわらず、50種近い妖精が微笑んでいる。
特に、エーデルワイスとシオガマ、アズマギク、キキョウにリンドウの群落があちこちに。



私たち以外の観光客は、スークーニャンの雄大な景色を目的に来ている様で、可憐な妖精には見向きもせず、先を急いで登って行く。



歩き始めて5時間、タークーニャンのBCとの分岐となる石梢台でお昼になった。
ここより先は、キャンピングの装備を持つグループ以外は引き返すことになる。

ゆっくりと休憩を兼ね、次から次へとやってくる登山者を見ながら昼食を頂いた。

往路とは異なる、見晴らしの良い稜線上のルートを辿り、夕方6時過ぎ、海子溝コースの入り口ゲートを後にした。

お腹はぺこぺこ。美味しい中華を求めて、通い始めたおばちゃんの店へ直行した。

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:53Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年08月30日

チベット族が経営するホテル

スークーニャン観光の中心地、リーロン(日隆)は標高3200m。狭い山間地に沢山のホテルや商店が所狭しに乱立し、多くの人で賑わっている。



スークーニャン観光は大きく分けて3つに別れ、東から海坪溝コース、長坪溝コース、双橋溝コース。



私達は長坪溝コースの入り口に沿って広がる長坪村のホテルに投宿。
この村はチベット族が多く暮らし、ホテルの外観も統一され、とても美しい。



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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:38Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年08月29日

中国四川省の高山植物を見にきています

世界の屋根ヒマラヤの東端に位置する中国四川省のスークーニャン(四姑娘山)に、天空で微笑む妖精を求めて、花の師匠と一緒にやってきた。

モンスーン中で、スッキリとした日はまだ1日。
現地の人のご好意で、旅は順調中。

ここはネパール同様、沢山の妖精が観られる事で有名。
この地を訪れる中国人旅行者がひと段落した8月下旬、羽田空港から四川省の成都に。
事前に、インターネットや地球の歩き方等で情報収集を行ったが、私の欲しい情報は皆無。

出てくる情報は全て、ツアーに関する情報ばかり。
体験談も閲覧したが、ツアーで参加した時のもので、個人旅行に必要な移動手段や宿泊情報、そして最も欲しかったお目当の花に関する情報は得られなかった。



というわけで、この本だけを購入し、成都に向かった。

20数年前、バックパッカーをした時の様に現地に溶け込み、情報を集めて目的地に。
お花の情報も此処スークーニャンに来て、ローカルな情報を頼りに。

毎日、覚えたての中国語を1,2語使い、楽しい旅をしている。




FBが使えたら良いのだが、、、
中国国内では、閲覧もできず。

次回のブログはここで撮影したお花を紹介。

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:08Comments(0)可憐な高山植物2017 スークーニャン

2017年08月22日

チベットに潜入した最初の日本人 河口慧海

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

今から100年以上前に、単身にてヒマラヤを越えた、ある日本人について、ご紹介。


1897年、漢訳仏典の正確さに疑問を抱いた僧、慧海は、チベット語仏典の研究を志し,鎖国体制のチベット探検を計画し、単身でインドを経てネパールへ向かった。






慧海の写真と当時世話をしたネパール人の末裔


慧海は当初インド・ダージリンに滞在し、チベット語を学ぶことに。その後、カトマンズを経てポカラへ。ダウラギリ山群とアンナプルナ山群の間を流れるカリガンダキ渓谷を経てチベットを目指そうと試み、ムクティナートまでやってくるが、警備が厳しくて入国を一旦あきらめ、(タカリー族)の村、マルファにてチベット語を勉強することに。



赤い線を通って慧海が歩んだ道




慧海が日本から持ってきたというカメラ


チベット仏教を信仰するマルファ村には大きな寺院もあるため、寺院に通いながら数か月間に及ぶ滞在となった。その際彼が宿泊した家が当時のままの姿で現存している。



村のはずれ近くに彼の住んだ家が残っている


雪に閉ざされていた長い冬が終わり、ヒマラヤ越えをするために村を離れ、ドルポ(ネパール西)にあるシェ寺に立ち寄り、クン・ラ(峠)を密かに越え、ついにチベット西北原への入境に成功した。チベット内にある白巌窟(ゴジャル寺)の尊者ゲロン・リンボチェとの面会、進路を西にたどってカイラス山を巡礼後、ラサに向かった。


慧海が使用したという、ペチャ(経典)を見せてくれた


部屋に備えられた仏壇の最も上のところに大切に保管されていたペチャを取り出し、慧海が使用していた経典と説明をしてくれた。



当時でも貴重な紙に、金を顔料に使用して経文が記されていた。




紙両面にびっしりと写経された経典




経を読み上げる度に一枚一枚めくられるために、経典の端の色が褪せていた


彼が滞在した家の主の末裔が健在(彼のおじいさんが慧海を世話する)、滞在した部屋は当時のままで貴重な遺品は数少ないが、大切に保管されている。

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:17Comments(0)コラム

2017年08月21日

ヒマラヤの天空に広がる大花園

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


6月~9月にかけ、ヒマラヤ上空にはインドから流れ込む温かい風によって厚い雲が立ち込め、たくさんの雨と雪を降らせる。特にヒマラヤ南山麓では、草木が一斉に芽を出し、短い夏に様々な花を咲かせ、最もヒマラヤが輝く時期となる。



標高4000mを超える場所に広がる大花園



この時期、チベット医学を学んだ僧(アムジ)が良質の薬草を求め、4000m以上に出現する天空のお花畑を巡り歩くのだ。彼らが採取した薬草からは、チベット医学で必要な薬(丸薬)が作られ、今もヒマラヤ山岳民族の間で珍重されている。



最も珍重される薬草の一つ、ワタゲトウヒレン  数年かけて葉を伸ばし、綿毛の花を咲かせる


アムジによって偶然見つかった天空の花園には、今年もいろんな種類の妖精が微笑んでいた。その数およそ200種。



3000m~4000mに咲くアネモネの仲間




4000m以上の場所に咲くウルップソウの仲間




3000m台で咲く別種のブルーポピー メコノプシス・ベラ




最も高地に咲くシオガマギクの仲間



大群落を形成し、背丈が30cmほどに成長するサクラソウの仲間



今回初めて発見。崖にへばり付く様に咲いていたキンポウゲ




数千本の赤や黄色のポピーが群生している




ヒマラヤの女王が今回もほほ笑んでくれた





いろんな妖精がほほ笑む天空の花園へ訪れ、時間を忘れて至福を体験しててみては?

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:11Comments(0)コラム

2017年08月17日

ボーイスカウトたちの祭典、滋賀県ポリーに参加

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

4年に一度、琵琶湖を囲む山々をフィールドに行われるボーイスカウトの祭典、滋賀県キャンポリー。
今年は10回目。2017年8月11日から5日間にわたって、琵琶湖の北西に位置する朽木スキー場を舞台に、県内のスカウトが集い盛大に行われた。



比叡山のお坊さんによる講和

野外で行う坐禅を通じて、『坐禅』の意味と自分を見つめることの大切さを教えてもらった。


サパナはこの祭典に合わせて支援を行い、10代のスカウトと共に思いっきり汗を流した。


スカウトたちのキャンプサイト
平坦な斜面を探し、快適なテントサイトにしている。
大雨が降っても安心できるよう、テントの周りに溝を掘っている。


この炊事場なら土砂降りの中でも安心して火が起こせる

スカウトなら誰もが知っている『備えよ常に』
自炊生活でもっと重要な火起こし。
突然の降雨でも安心して炊事ができるよう、竹等で編んだ台の上にカマドを作り、その上で火を起こす。
板の上に土を載せ、板に熱が伝わらないように工夫されている。


1年半前、県ポリー実行委員の方より協力依頼を受けたのがきっかけだった。
早速作業部会が立ち上がり、他の部会の方々とも何度も打ち合わせが開かれ、時には現場の下見、プログラムの企画と内容精査など、多岐にわたった。


バリスタ(投石機)を作成
スカウトに与えられたミッションの一つであるバリスタ作成。
与えられた時間内で作成し、石に代わる水風船を飛ばして、飛距離で点を競う。
大小異なる角材を選び、麻ひもを使って頑丈に縛る。
縛り方も大切で、日頃から指導受ける『結び』を使って角材を固定。


スカウトたちは期間中、他隊と積極的に交流も行い親睦を深める。
日頃学んできた技術を活かして、与えられたミッション(野外活動)を一つ一つ行っていき、総得点数で順位を決める。
また、各ミッションをクリアするごとに与えられる古文書(暗号)を集め、最終日に暗号から導き出された答えに沿って、最後のミッションを行って、祭典が幕を下ろした。


ヒマラヤ登山の経験を通じて得た技術をスカウトたちに伝えるため、ミッションの一つである登山とシャワークライミングで、スカウトと交流。


ミッションのひとつであるローマ戦車作成

各ブースには先輩スカウト(大学生)がおり、各隊がミッションを行う際に、ミッションの説明と目的を伝える。
安全に活動が行えるよう適切なアドバイスを行い、競技の評価を行う。


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:41Comments(0)その他

2017年08月05日

栄養価超満点! ヒマラヤのはちみつ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

トレッキング中、とある宿のオーナーからハチミツの情報をゲット。
オーナーに直談判してみると、快くハチミツを見せてくれた。


ヒマラヤの麓の岩壁に直径1mを超えるミツバチの巣より採取されたハチミツ。



年に2度、春と秋に村人総出でハチミツ取りを行うのだ。
この村では27人の選ばれた男たちが1週間、ミツバチと激闘し52個のハチの巣から400Kgを超えるハチミツを採ったという。


ハチの巣(蝋)の中に大量なハチミツを残っている

ハチミツは村人共有の財産である。
大量に採れても、村の中で消費されカトマンズには出ないという。


健康維持のため、毎日少しずつ頂くオーナー


ゲストも初挑戦

癖のないあっさりとした味、養蜂箱で採取されたハチミツと異なり、色が醤油のように黒く、とろみが無いのが特徴だ。

オーナー曰く、毎日適量を接種することで、健康が維持され、人間が持っている免疫力を高めてくれるという。
ヒマラヤに咲く、たくさんの薬草の花から集められたヒマラヤのハチミツ、ぜひご賞味あれ。


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 12:01Comments(0)可憐な高山植物2017 ブルーポピートレッキング

2017年08月04日

ヒマラヤに咲く日本でも見られる花々

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


今年もヒマラヤに咲く幻の花と呼ばれるブルーポピーを見に、ゲストと一緒に出かけた。



ゲストは日本でブルーポピーを見ているとの事。
青色の花弁をまとったブルーポピーがどんな環境で自生しているのか? 
自分の眼で確かめてみたいと思い、トレッキングに参加されたとの事だった。


タイ航空を利用し、日本から5000㎞離れたカトマンズを目指した。
念願のヒマラヤへの来訪ということもあり、参加者はいつもより興奮していることが多いので、ネパール到着時の夕食はこれから始まるトレッキングに備え、体調をしっかり維持できるよう、必ず日本食を頂くことに。



無農薬で育てられた野菜をふんだんに使った料理

トレッキング先はネパール中央部に聳えるアンナプルナ山域
ここに、薬草採りが偶然発見した天空の花園があるのだ。

標高1300mのカトマンズ盆地から専用車に乗り込み、ヒマラヤの展望地ポカラを目指した。
年々車の台数が増え、込み合う道路。少しでも渋滞を避けようと、いつもよりホテルを発ち、カトマンズ盆地を抜けた。

盆地の外は一気に大下りが始まり、標高500mまでひたすら下り続ける。
所々に大きな穴が開いた道路。それを避けながら、ハンドルを何度も右左に切る運転手に感謝。







水田が続く風景を見ながらの快適なドライブ。

夕方、トレッキングスタート地点であるヒレ村に到着。
ロッジまでの10分程度の道で、たくさんのお花に出会った。
数えてみれば、51種に。 標高が低い分、日本で見られる花と一緒のモノが多い。










イギリスからやってきた学生グループと同宿となった。
カエルの鳴き声と私たちの騒ぐ声が村中に響いた。


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:44Comments(0)可憐な高山植物2017 ブルーポピートレッキング

2017年08月03日

ヒマラヤの素晴らしい眺望と妖精に大満足

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

本日蒸し暑い~ 日本に戻ってきました!
ヒマラヤでは涼しい4000mにある天空の花園でゆっくりと過ごし、たくさんの妖精に出会ってきました。


もう一つの種であるブルーポピー(メコノプシス・ベラ)


ヒマラヤの玄関口、カトマンズでは比較的雨が少なく、過ごしやすい日々だったように思います。
外国人旅行者は殆どおらず、どこのロッジに泊まっても、ガラガラ。
私たちだけの宿泊も何日もありました。


薬草採りが見つけた天空の花園


霧が一瞬で消え、ヒマラヤが現れた


滞在中に撮影した写真を整理しています。
今回初めて出会った妖精もあり、興奮が終始続いたトレッキングになりました。

もちろん、最高所である天空の花園のキャンプ地から、雪をたくさん被ったヒマラヤがはっきりと望め、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。
可憐な妖精に囲まれながらとヒマラヤと共に、素晴らしい時間を過ごすことができました。

これから何回にわたって、トレッキングの様子をブログで紹介していきます。
お楽しみに!
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:34Comments(0)可憐な高山植物2017 ブルーポピートレッキング