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Posted by naturum at

2015年02月27日

東アジア最大の京都府立植物園

ヒマラヤガイドの浅原です。


時々小雪が舞うスッキリしない天気の中、お昼から京都のお客様と一緒に京都府立植物園に出かけて来ました。

大正時代に開園し、数々のドラマが繰り返されて今に至っている歴史が長い植物園。
また、アジアではここしか受賞されていない、非常に価値ある植物園でもあります。

この時期はあまりお花が咲かないのですが・・・
ヒマラヤ専門ガイドとしては、ヒマラヤにゆかりのある植物を見ることを楽しみました。

先ずはこれ!







ヒマラヤの2000m台に植生し、樹高20mを超える大樹。
ここには4本の樹が枝を大きく伸ばしていました。

そして、温室館へ移動・・・

この建物の中には、ヒマラヤに咲く幻の花『ブルーポピー』と似種の花が冷蔵完備されたケースにあるはずなのですが・・・
今日はお出かけの様で・・・
時期が早すぎて展示されていませんでした。

暗室部屋では真っ白なラッパ状の花、チョウセンアサガオが咲いていました。


撮影しようと思ったのですが、フラッシュ撮影は出来ないので、ヒマラヤで撮影したものを掲載。




ヒマラヤに咲く250種を超えるお花たちに出会えるトレッキング 


ヒマラヤトレッキング専門 サパナ では・・・


あなたの歩きを最後までがっちりサポートしています!
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:57Comments(0)お勧め情報

2015年02月26日

スイスの映像がお茶の間に・・・

ヒマラヤガイドの浅原です。

お客様より、スイス・アルプス関するテレビ放映の情報が届きましたのでご紹介します。

アルプス関係のテレビ番組

スイスといえば・・・
まず最初に浮かぶのが雄大なアルプス。
青々と茂った牧草地に白い牛が草を食むではないでしょうか。
また、湖の周りに縁取るように作られた美しい街並み・・・
そしてアルプスのハイジを思い出す方も多いのではないでしょうか。

番組ではスイスの古城にスポットをあて、自然の中に溶け込むように建てられた歴史価値の高い城をご紹介するそうです。


※ イメージ

※番組から抜粋

一度は訪れてみたい、豪華な調度品で飾られた貴族の館や、現在は遺跡のような重厚な輝きを見せる城。かつてその城に住み、その時代に生きた人々の暮らしはどのようなものだったのかなど、その街の古城の新たな側面を、パノラマショットやウォーキングショットによる旅人の目線で紹介。


日時:  1/23(金)   16:58~18:00

チャンネル: BS 11

タイトル: 『古城のまなざし スイス・湖畔にたたずむ白亜の城
 

 
※ 詳細は http://www.bs11.jp/education/2874/


情報をお送り頂きました、横井様ありがとうございます。




ヒマラヤトレッキング専門 サパナ  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 09:47Comments(0)お客様から・・・お勧め情報スイス テレビ情報

2015年02月25日

ヒマラヤで美味しく食事を頂くための秘訣!

神々しく屹立した峰々をバックに温かい食事を囲みながら、いろんな国の人と語り合いが出来るのも、ヒマラヤトレッキングの魅力の一つではないでしょうか。

ヒマラヤの登山史を見てみると・・・
イギリスの登山隊がネパールに訪れるようになってから、多くの山岳民族がガイドやポーターとして活躍するようになりました。
今まで、仕事の無かった「山」に新たなビジネスチャンス生まれ、それを活かす形でヒマラヤの奥深い所までロッジが作られるようになり、トレッキングが盛んになってきたことが分かります。


※ 写真を壁に貼って多くの人に見てもらうことを喜ぶ

そして、当時から受け継がれている欧米の文化がヒマラヤの奥深い所に沢山残っています。

トレッキングで出される食事スタイルもそのひとつ。
朝食と言えば・・・トーストにパンとコヒーが定番。
トーストのサイズが日本のモノに比べると二回りも小さく、イギリスサイズです。
沢山食べたい方には辛いかも・・・って思ってしまいます。
テーブルの上に無造作に置かれたジャムやハニーを好きなだけつけて頂きます!
それ以外にも、人に声をかける時、イギリス的な呼称で呼ぶことが多いです。


※ 旅行者と現地の人の交流が深まるほど、思い出深い旅に!

春と秋のシーズン、連日多くの登山者がガイドやポーターを引き連れ、次の目的地へ向かって行きます。
昼食地、宿泊地では食事時間になるととても混雑し、ストーブ近くの席の奪い合いがあるほど。
色んなグループの楽しい会話に耳を傾けながら、今か今かと食事が運ばれてくるのを気長に待ちます。


※ 体調管理は食事から

どのロッジも備え付けのコンロが少ないので、食事が出て来るのに時間がかかってしまいます。
そのため、夕食の注文は「2時間前」という決まりになっているところが多いです。
標高が高くなればなるにつれ、新鮮な野菜も手に入り難くなり、質素な食事に。時間もかかってしまうので、場合によっては・・・・レストランの方から『全員ダルバートにして欲しい』と伝えられることも。
とはいっても、せっかく来てお願いするのだから、毎食美味しい食事を食べたいものですよね。


※ ゲストに秘宝を見せてくれることも


こんな実情があるので・・・
サパナでは快適に食事ができるよう、気にする際のポイントを紹介します。

【ポカポカのストーブの近くでゆっくりと!】

サパナでは使用するロッジを同じにすることで、ロッジのオーナーとの関係を強め、優先的にダイニングの場所を確保してくれるんです。込み合うロッジでもストーブ前に席をとってくれたり、長い時間に渡り、貴重な薪をくめてくれたり・・・と。
ゲストのためにいろんなもてなしで快適に過ごさせてもらっています。


※ ゲストの笑顔が多いほどロッジのホスピタリティーが高い!

ネパールでは本来、ロッジで作る現地食を食べるのが慣習となっています。
ポーター時代からの長い付き合いのおかげで、専属コックが日本食を旅行者に出すことに対してのトラブルがありません。
ヒマラヤで美味しく頂く食事の為には、互いを尊敬し良い関係を保ち続けることではないでしょうか。


ヒマラヤに咲く250種を超えるお花たちに出会えるトレッキング 


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:30Comments(0)サパナのこだわり

2015年02月24日

これぞ、ヒマラヤの別天地

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。


外国人登山者たちの話し声が、睡眠を求める私を現実の世界に引き戻した。
カーテンをめくり、飛び込んでくるまぶしい光と凛とした空気が一気に眠気を覚ます。
窓越しに見える神々しい峰々。その上空には雲一つない、蒼天の空が広がっていた。

ハードの山登りとなり疲れ切っていた体も、十分な睡眠と適度の水分を得てすっかり元通り。
スタッフはすでに起き、ロッジのお手伝いをしるようだった。



澄み切ったヒマラヤの空高く、鷲が悠々と谷全体を見渡す様に舞っていた。
獲物をみつけたのだろうか、鳴き声が聞こえてくる。

食事を作る女将さん甲高いの声に誘われ、温かい服装に着替えてダイニングへ。
かまどの前に陣取り、冷たくなっている手を擦りながら暖をとる。


※ アップル・ブレッドと目玉焼き

私のために、リンゴをスライスしてチャパティー(パン)に挟んで焼いた、特別な食事を作ってくれた。
リンゴの酸味が少し効いているので、はちみつをたっぷり。
慣れないホークとナイフを使い、お皿に力いっぱい押さえつけるように切って頂く。


※ チャパティーと卵焼き

スタッフ用の食事が運ばれてきた。
塩加減の丁度良さそうな食事に唾をのみ込んでしまう。
ロッジの人が作ってくれた食事・・・感謝、感謝。

昨日見てきた水場の様子を村の人と確認作業
ほぼ問題ないとのこと。


※ さらに白くなったポンゲンドプク峰


※ ナヤカンガ峰

目の前に広がる大パノラマが気になり、カメラが手放せない。
少しずつ太陽が動くことで、ヒマラヤに当たる光の色が微妙に変わっていく。


※ カトマンズから持ってきたソーラーパネルセット

現地の人にとっては当たり前の光景で、見飽きているのだろうか?
私が運んできたソーラーパネルセットに興味移り・・・
製品の特長に耳を傾け、しきりに『売ってくれないか!』としつこい。

11時過ぎ、彼らの昼食時間に合わせて・・・


※ 1日2回、ネパールの国民食 ダルバード

山盛りのごはんに、羊肉の干し肉が入ったダルバードが運ばれてきた。
注文していないのだが・・・『食べろ食べろ』と言って、勧めてくれる。
ありがたく頂き、彼らとさらに親密な関係を築き、ガンジャラトレッキングに備える



明日には下山を開始し、急いでカトマンズへ向かうことにする。


続きは・・・こちら     前の話は・・・こちら

◆ 初夏にお勧めしたいトレッキングは こちら

ヒマラヤトレッキング専門 サパナ では・・・

世界最高峰のヒマラヤを手に届く山に出来るよう』 歩かれる方の思いをひとつ一つ形にしていくトレッキング・登山を行っています。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 09:21Comments(0)2014 ガンジャラトレッキング

2015年02月21日

最重要任務を完了

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です

天気が崩れてきているのにもかかわらず、ネパール人のスタッフは・・・
お香をたくときに使う草を摘み始めた。


※ ツツジ科の花で『スンパティ-』と呼ぶ

キャンプ地に向かって前に進まなければならないのだが、彼にはその気が全く無い。
ビニール袋いっぱいになるまで、この場所から離れないようだ。
彼をその場において、先に進んだ。

残雪がさらに増え、滑りやすくなった草地の急坂を慎重に登る。
呼吸が荒くなると、休んで呼吸を整える。
既に、対岸に見えていたキャンジンゴンパの村は雲の中に入ってしまっていた。

大岩の下に作られた細い道を通りキャンプ地にやっと着いた。
雪に覆われてしまっている水場を探すため、木の棒を使って雪を掘り返す。


暫くして、満面な笑みをしながらスタッフがやってきた。
ビニール袋にいっぱいに入った草を取出し、平らな石の上に香を置いて焚き始める。
ザックからチベット教の経文も取出し、唱え始めた。


あっちこっちの雪を掘り返し・・・
キャンプ地から50m離れた場所にある大きな石が転がる場所で、水場を発見した。
土砂が入り込んで掘り返しが必要だったが、大きな修復は必要なかった。

雪が降ってもおかしくない天気の中、水場の確認が出来て良かった。
これも彼が香を焚き、神に祈ってくれたおかげだろうか。
ヒマラヤには、私たちの予想を超えた偶然が起きることが多い。
キャンジンゴンパを目指して、同ルートを下ることに。



ロッジの女将さんが心配そうに出て来てくれ、温かい飲み物で体を温めた。
服を着替え、再びロッジのダイニングに戻ってくると・・・



雪は強く降り始め、見る見るうちに積もっていく。



溢れんばかりの炎を上げるかまどの横に座り、窓越しに越しに見える雪景色を見守った。

続きは・・・こちら     前の話は・・・こちら

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 12:35Comments(0)2014 ガンジャラトレッキング

2015年02月20日

ヒマラヤに行く新しい相棒が加わった!

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。
昨日、次回から私と一緒にヒマラヤに行く、新しい相棒が加わりました!

今まではG-SHOCKシリーズの一つをはめて、ヒマラヤに通っていましたが・・・
これからはPRO TREK のPRW-6000に。



普段、時計を選ぶ際、WEBでメーカーのホームページにアクセス。
じっくりと説明書きを読んでから購入していました。

しかし、今回は初めてお店の方の説明を聞いて、この時計を選びました。改めて思ったのですが、プロの話を聞くということ、とても大切だと思いました。

なぜならば、お店の人は私たちがWEBで知り得る情報よりもっと豊富な情報を持ち、商品を検討してくれる人に対して、的確にアドバイスしてくれるからです。


(複雑な時計の補正・・・)

ヒマラヤを歩く時、自分が立つ高度は何メートルなのか?
地図に記載されている高度に合わせて時計の補正を行います。
自身がはめている時計もそうですが、多くのお客様から時計の補正の仕方を尋ねられます。

幾つものボタンを押しながら、補正を行うのですが・・・
長押しする場合、複数のボタンを一緒に押す場合など、細かい作業が沢山あって大変なんです。

日本とネパールの時差を変更する時にも、いろんなボタンを押して変更しなければなりません。
手が冷たい時にすることも多くて・・・

時計の補正が出来ず、そのままトレッキング。
結局、正しい記録を付けることができないことも。



PRO TREK のPRW-6000には、これらのことがスムーズにできるよう、スマートアクセス(ツマミレバーを引いて、回すだけで対応が可能)で対応という機能がついています。
今まで大変だったこれらの作業が簡単に行えるのです!

また、太陽光充電の為、電池切れの心配もありません。
‐10度まで対応できるとのことでしたが、もっと寒い場所でも対応できるのではと期待大です。

総合的に判断して、この時計にしました。
ヒマラヤをはじめとした高所登山に適した時計を教えてもらって、本当に良かったです。

もし時計を検討するなら、この時計をお勧めします!
また、購入する前に色々と専門家に相談にのってもらいアドバイスを受けることで、本当に自分が欲しいモノが見つかると思います。


滋賀県近江八幡市にあるアクア21近江八幡店の中のテナント、『TIME STAION NEO』の店長、辻さんよりこの時計の素晴らしさを紹介してもらいました。
山好きの方、お店に足を運んで、自分にあった時計を見つけてください!


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 21:39Comments(0)お勧め情報

2015年02月20日

ブルーポピープロジェクト

ヒマラヤガイドの浅原です。

昨日、サパナの事務所に大きな段ボールが届きました!

荷物を開けてみると・・・



たくさんの文房具が入っていました!
東京のとある中学校の生徒さんが、ネパールの山岳民族の子供たちのために集めてくれた文房具です。

子供の親たちが市場で売って換金できないように、生徒さんがノートの表紙に絵をたくさん描いてくれました。

朝から晩まで、親と一緒に働き手として生きていく、ヒマラヤの子供たち。
学校に行きたくても行けない子供たちのために、家で使える文房具は一番の宝です。
書いたり消したりしても、破れないノートはネパールの子供にとって見たら、ドラえもんのポケットから出てくる夢のようなアイテムのように思えます。
文房具を思いっきり使える楽しさ、うれしさ。満ち溢れる笑顔のために・・・

文房具を集めてくれた生徒さんの思いを、ヒマラヤまでしっかり運びたいと思います。
そして、子供たち一人ひとりに手渡ししてきたいと思います。

ご協力してくださった生徒さん、本当にありがとう。
また諸先生方にも本当に感謝申し上げます。
有難うございます。

サパナではヒマラヤに暮らす山岳民族の子供たちに
文房具を届ける活動 『ブルーポピー・プロジェクト』を行っています。


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:34Comments(0)NGO活動

2015年02月18日

一通のメールから始まったヒマラヤトレッキング

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

昨年の秋、最高の天気の中を歩いて大満足で終わったガンジャラトレッキング。
お客様と一緒に帰国すると、すぐに6000m峰登山、そしてエベレストトレッキングと立て続けにヒマラヤへとんぼ返りでした。
今頃になって、その時の様子をブログで紹介ができていないことに気づき・・・
当時のことを思い出しながら、記していきます。

●お客様から届いた一通のメール●

日本百名山の名づけ親、『深田久弥』は昭和33年、日本人では初めて、仲間と一緒にランタン・ジュガールヒマラヤへ遠征。長期にも及ぶ滞在で数々の貴重な資料を持ち帰り、すぐに雑誌に寄稿文を載せ、この地の美しさ、素晴らしさを世の中に発表した。
後に、編集され寄稿文が文庫本として出版され、お客様の手元に。

お客様より紀行文のことが添えられたメールがサパナに届いた。
そこには、『ランタン・ヒマールの氷雪の峰々が総勢揃い・・・』と記され、何度も訪れて我が庭のように思っているランタン山群が全く別のヒマラヤのようにも思えてしまった。


※ ガンジャラパス手前より

●地図に大きく記されているが殆ど知られていない●

ランタンヒマールが記されている地図を広げてみると・・・
地図のほぼ中央に位置する場所にあるキャンジンゴンパ村。その村を起点に南に向かって一本のトレッキングルートが延びている。
途中、標高5100mと記されたガンジャラ峠があり、トレイルはさらに南に延び、ヘランブー地域にあるタルケギャン村を経てカトマンズに続いている。


※ なだらかな峰々が続くチベット領内のヒマラヤ

毎年、訪れるランタン谷であるが、この峠を越えてくる登山者にはまだ出会ったことは無かった。
数人の村人だけが知っている情報を求め、2014年3月、単身でヒマラヤへ向かった。


※ エベレストが雲の隙間から見えた


●予想以上にハードな情報収集●

カトマンズ到着後、スタッフの従弟にポーターを頼み、専用ジープでランタン渓谷へ入った。


※ 朝食として出してもらったチャパティーとはちみつ

春のトレッキングシーズンに訪れたのだが、登山者の数は意外と少なく、どこも閑古鳥が鳴く状態だった。
普段、ヒマラヤでいただく食事と大きく異なるため、なかなか食が進まない。
これが彼らが出してくれる最高のもてなしに感謝して、いただく。


※ 真っ白な大輪で咲く石楠花

3日目にして、標高3800mにあるキャンジンゴンパに入り、ガンジャラ峠の最新情報を求めた。


※ 毎年1軒ずつのペースで増えるキャンジンゴンパ

ある村人より、キャンプ場となる水場の情報を得ることができた。
彼曰く、『雪崩で水場が壊れていないか調べる必要がある』とのこと。

(秋のツアー)たくさんのスタッフを引き連れ、無人地帯を進んで行くため、水場の確認は最重要任務。
現在の状態をしっかり確認するめ、ロッジの女将さんにお弁当を作ってもらい、スタッフと一緒に、ロッジを後にした。

ぬかるむ石楠花の森、枝にしっかり掴まって前に進み、キャンプ地を目指す。
所々に、残雪が出始め、慎重に足場を確保して前を進んだ。


※ 春はすぐに天気が崩れてくる

次から次へと谷を駆け上がる雲がヒマラヤにぶつかり、滞留していく。
秋に比べ、雲の出が早い春は、時間との勝負である。
青空が徐々に消え、お昼前には完全に雪雲に覆われてしまった。

続きは・・・こちら


◆ 初夏にお勧めしたいトレッキングは こちら

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:48Comments(0)2014 ガンジャラトレッキング

2015年02月16日

ブルーポピープロジェクト

ヒマラヤガイドの浅原です。

昨日の晩、宅配業者が慌てて荷物を持ってきてくれました。

荷物を開けてみると・・・



先日、京都でお会いした大阪の業者さんが声をかけてくれ、大阪と神戸の旅行業者の方がネパールの子供たちのために集めてくれた文房具が封筒いっぱいに入っていました。

封筒にはメッセージ・・・

「次回の渡航の際にお荷物になりますが、持参してください。浅原さんの活動や気持ちに賛同してくれる仲間からの品々です・・・」 と書いてありました。



集めてくれた方々の思い、ぜひヒマラヤの山岳民族の子供たちに手渡ししてきたいと思います。

ご協力してくださったみなさん、本当に感謝申し上げます。
有難うございます。

サパナではヒマラヤに暮らす山岳民族の子供たちに文房具を届ける活動 『ブルーポピー・プロジェクト』を行っています。


ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ


  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 08:49Comments(0)NGO活動

2015年02月10日

ヒマラヤトレッキングにとって欠かせないポーター



蒼き空がどこまでも続き、神々しいヒマラヤが毎日顔を出すようになると、世界中から多くの登山者がネパールに押し寄せてきます。

登山者たちは言葉の出来るトレッキングガイドを雇って気軽に山々へ入り、また登山者の大きな荷物を運んでくれるポーターを雇い、手ぶらになってヒマラヤを楽しむ人もいます。

ポーターに荷物をお願いする場合、安心して荷物を託せるようトレッキング会社が手配した者を雇い、ガイドの指示の下、登山者の後を付いて一緒に歩きます。


※ 先を進む登山者に追いつこうと、休まず歩くポーター

私たちの重たい荷物を何日もかけて運びあげてくれる彼らは、英語ができないという理由で、ガイドより下に見られることが多いですが、本当はどうでしょうか。

もし、あなたが初めてヒマラヤを楽しむなら、ガイドと一緒にポーターを雇い、手ぶらに近い形で快適にトレッキングをすることをお勧めします!

※ 何も持たないから、心に余裕が出て歩くことが楽しくなる



ここでは、ポーターを雇う際にサパナが気にするポイントを紹介します!

【ポーターは地元民に限る!】


※ 家長となるポーター頭がすべてを束ね、団結力を発揮!

地域貢献のように思えるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
トレッキング中に起きるハプニングの中で、ガイドでは対応できないことが多々あることを知ってください。
そんな時に、ここぞと力を発揮してくれるのが、ポーターたちなんです。
彼らの人脈や血縁を通じて大きな支援を受けることが出来るんです。


※ 互いが協力し合い、ゲストの荷物を確実に届けてくれる

ネパールには36民族が独自の文化・風習を今でも大切に守りながら生活をしています。
ヒンズー教の影響を受けたカースト制度もヒマラヤの中まで根強く残っているため、トレッキング地域の民族性を上手に利用したポーターの人選が大事になります。


天候の急変でも、人脈を使って燃料の薪の確保も容易。体調の変化による突然のスタッフの離脱はトレッキング自体に支障をきたす

年々、トレッキングを楽しむ旅行者が増加するにつれ、トレッキングガイドも急激に増えています。
昔のトレッキングガイドのようにポーターを数年経験し、その後キッチンボーイ、そしてサブガイドとなって一人前のガイドになる者が非常に少なくなってきている中、常に山岳地域で暮らすポーター達の存在意義は単なる荷物運びをする人たちという意味ではなくなってきています。

あなたのトレッキングを案内してくれるガイド同様に、ポーターの条件にもこだわって頂くことが大切ではないでしょうか。



ヒマラヤに咲く250種を超えるお花たちに出会えるトレッキング 


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:45Comments(0)サパナのこだわり

2015年02月07日

トレッキング作りは家づくりと一緒!

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

ここ最近、エベレスト方面や6000m峰登山の問い合わせが多くなってきました。
でも、どの方も慌てているような感じのメールをくれるんです。


※「体力の不安」を解消するサポートで登頂しました!

どうしてそのような感じで、メールを送られるのか少し気になっています。


というのも、せっかく訪れる世界最高のヒマラヤなのですから、トレッキングをじっくりと検討し、準備を整えてから出発する方が良いんですが・・・・


※チベット仏教美術のルーツを求めてカイラスへ来ました!

もしあなたが、トレッキングについて考えているなら、「家を建てる準備」に置き換えてみると、より分かり易いのではないでしょうか。


家を建てようと考え始めた時、色んな情報を集めますよね。
住宅会社のチラシを見たり、テレビのCMが気になり始めたりします。
イメージが少しずつ形になり出し、地震の事やソーラーの事なども気になってきますね。

時には友人の意見、家を建てた人の話等、とても参考すると思います。


※仕事に支障なく、ヒマラヤの峰々を楽しめる旅を求めて!


また実際にいろいろな住宅展示場に足を運び、じっくりと目で確認し、スタッフと話をして納得すると思います。
時には更なる情報を教えてもらい、再び話しあう・・・
こんな感じで、家を建てていくのではないでしょうか。


私は「ヒマラヤトレッキングに行くこと」もまったく同じだと思うんです。
歩く人が違えば、思い描くヒマラヤのイメージも違うし、体力や経験、旅行への慣れ、興味対象物、心配していることなど・・・数えきれません。

だから、じっくりと情報を集め、自分にとって何が大事なのか?
いろいろな視点で検討される方が良いと思います。

そうすることで、今まで見えなかった事(気づかなかった事)を知ること方が出来、それがトレッキングの成功へ大きく近づくでしょう!


※日々の生活の中で忘れかけている感動の世界へ!


サパナのツアーに参加される多くの方が、2年ほどじっくりと検討されます。
焦らず、ゆっくりと検討し、素敵なヒマラヤの世界を思いっきり楽しんで頂いております。
あなたに合った旅を探してみてはどうでしょうか。

ヒマラヤは絶対に逃げないんですから!



ヒマラヤに咲く250種を超えるお花たちに出会えるトレッキング 


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:35Comments(0)その他

2015年02月05日

幻の花ブルーポピーが日本で見られる!

ヒマラヤガイドの浅原です!

先日、小社に封筒が送られてきました。
中を開けてみると、今春淡路島で行われる花博覧会のパンフレットが入っていました。



毎年、日本のどこかで行われる花博覧会。
何気なくページをめくり、「ヒマラヤの花」というタイトルに、目が留まり・・・
早速、花博の会場となる淡路島の方に連絡を入れました。

担当者の方とお花のことについて尋ねたところ、
20数年前、大阪で行われた花博でメインの花として紹介されたブルーポピー(メコノプシス・ホリュドゥラ)が展示予定となっているとの事。
久しぶりに本物のブルーポピーが日本で見れることがわかりました。

担当者の方曰く、ブルーポピーの中でも最もデリケートな花のため、現在開花調整を行っていますが、実際に可憐な花びらを開いていれるか・・・と心配そうに話してくれました。

ヒマラヤに咲く幻の花ブルーポピーのために、多くの方が携わっていることを思うと、
是非、頑張って咲かせていただきたいと願うばかりです。

ヒマラヤの厳しい環境下でひっそりとほほ笑む可憐なお花が日本で見れること、本当にうらやましい限りです。
多くの方に足を運んでもらいたいと思います。


ヒマラヤに咲く250種を超えるお花たちに出会えるトレッキング 


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:50Comments(0)可憐な高山植物お勧め情報その他

2015年02月02日

雪の大文字山で高山病対策トレッキング

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

今年、ヒマラヤトレッキングを計画しているゲストと一緒に、雪の大文字山を歩いてきました!

曇り空が広がる中、JR山科駅に集合。
駅の北側にある毘沙門堂を経て、大文字山を目指すことに。


※ 琵琶湖疏水の脇を抜け、登り口へ

先月、大津市内でヒマラヤトレッキングの机上講座を行いました。
その際、心配事として一番に上がったのが高山病。
初めての高度で、一緒に歩く人に迷惑をかけないか・・・・
本当に歩き通すことが出来るのだろうか・・・

「ヒマラヤに行く!」とうことで、いろいろな不安を抱えていることが分かりました。

そこで、少しでも不安を取り除いて、初めてのヒマラヤ旅行を楽しんでもらいたいと思い、事前の山歩きを提案したんです。


※ 本日のゲスト

粉雪がパラパラと降り始め・・・
天気が気になりだしました。

整備された山道が延々と続き、雪の積もった杉林が美しい。
京都東山トレイルも延びているので、いたるところに分岐がある。

普段の山歩きの様子を知るために、ゲストが好んで歩く大文字山で行うことにしました。


※ ルートが沢山あるので、常に確認。

稜線に出ると、水平道が続く

高山病は誰もがかかる生理的な現象なため、登山者の「歩く癖」に大きなポイントが隠れています。
ゆっくり歩いているように思えても、無意識に他人のペースで歩いてしまったり、休憩時間の摂る間隔、写真を撮影する興味対象物が異なったり・・・歩く人の数だけ、歩き方が違います。


※ だんだんと雪が深くなり、足元が滑りやすい

ゲストの後ろから歩くようにして、「歩く癖」をチェック。


※ 三角点ある頂上にて、昼食

大文字の送り火を行う場所へ

ヒマラヤを歩く際、誰もが写真を撮ります。
多い人は1000枚を超え、その都度、前の人に追いつこうと・・・急いで歩いてしまいがちです。
高地ではゆっくり歩くことが大切なため、普段の山歩きでこのことができているかどうかチェック。



銀閣寺へ下ることに。
雪降る中、観光客も多かった哲学の道を歩いて法然院へ


※ 法然院へ


※ 大豊神社

登山が無事終わり、お勧めのお店に立ち寄って温かいうどんを頂きました!
ひとりずつ、ヒマラヤで役立つ高山病対策を伝え、出発までにして頂きたいことをアドバイスしました。

お店を出た後、蹴上駅まで歩き、約2万歩の心地よいトレッキングになりました。


ヒマラヤトレッキング専門 サパナ では・・・


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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:43Comments(0)近郊トレッキング

2015年02月01日

ヒマラヤを彩るランの花々

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

春のヒマラヤ(3月~4月中頃)に咲く可愛い妖精を2回シリーズでご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

さて、春の終わり(4月中頃から5月前半)にかけてはお花の数がグ~ンと減ってしまいますが・・・
ヒマラヤの低地を彩るお花を今回ご紹介しますね!

3月頃からネパールでは急に気温が上昇し始め、4月頃に酷暑期を迎えます。
雨季直前のわずかな期間ですがネパールは非常に暑くなり、タライ地方の低地では気温が50度を超えることも珍しくありません。
もちろん、ヒマラヤには多くの雲が湧きだし、今か今かと雨季の到来を待っています。

こんな時期だからこそ、登山者には敬遠されているのですが・・・
標高500m~1500mあたりの巨木の幹にびっしりと「ランの花」が最盛期を迎えます!



セッコク属 デンドロビウム アフィルム


セッコク属 デンドロビウム アフィルム


セッコク属 デンドロビウム デンシフロルム


コエロギネ属 コエロギネ クリスタータ


セッコク属 デンドロビウム・ヘテロカルプム


セッコク属 デンドロビウム・ヘテロカルプム

ランの時期が終わる頃、ヒマラヤは雨期を迎えて妖精たちの住処はヒマラヤの奥深くへ移動。
本格的な高山植物のシーズンに移るんです。



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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:29Comments(0)可憐な高山植物ヒマラヤトレッキング 情報!