ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 海外 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2014年11月29日

ついに、標高4800mのゴーキョへ

ヒマラヤガイドの浅原です。
カトマンズを発ち7日目にして、標高4800mのゴーキョに到着
日々、コツコツと歩いて・・・片道50㎞の距離を踏破したのだ。

ついに、標高4800mのゴーキョへ

今、目の前には紺碧な空の色を映した氷河湖が広がり、その横にはどっしりと大地に根を下ろすゴーキョピークが聳えている。
まだその頂上まで600m登らなければならないのだが・・・

ゴーキョにやってくると、誰もが目的をほぼ達成したような感じになってしまう。
気持ちの面で大きく楽になり、他の高度よりも高度順応ができていることが多い。

ついに、標高4800mのゴーキョへ
◆ 私たちの荷物を運んでくれたゾッキョ

いつものように私は、ここまで歩いてくる間に、3度高山病の症状を感じていた。
1回目は飛行機でルクラに着いた時。
2回目はモンラ峠(3900m)に泊まった日。
そしてマッチェルモ(4400m)に到着した時である。

風邪をひいたような・・・体がだるく、お腹にガスがたまったり、軽い頭痛もあった。
でも症状がこれ以上進まないように、自分なりの対処方法を行い、翌日にはスッキリとした気分で歩いた。

ちなみに目的地に着いてから高山病の症状が表れる(出てくる)ように思われているのだが、実際は高度を上げている時、つまり歩いている時に症状が出始め、目的地に着くと顕著に感じるのである。

ついに、標高4800mのゴーキョへ
◆ ヒマラヤのライチョウ 簡単に見ることができる

過去に何度かゴーキョ村にやってきた時に高度障害を感じることがあったので、今回もマッチェルモから歩きだした時から、自分なりの対処方法(お花の枯れ株を探す)積極的に用いて歩くことにした。


ゴーキョ周辺の荒涼地では・・・
夏になるといろんな高山植物が咲き乱れ、雲上のお花畑が出現する。
山を見るのに適したこの時期に、その様子を想像することはとても難しいのだが・・・
トレッキング道、その周辺を注意深く見てみると、その時の名残りを見つけることが出来る。
その中でも、特に分かり易いのが、ブルーポピーの枯れ株。

昔に比べ、株の数は大幅に減ってしまったが、ほぼ毎年同じ場所に株が残るので、それを探しながら歩いている。今年の夏はいつもより気温が高かったせいか、背丈が30㎝近くに伸びたブルーポピーの株を見つけることができた。

ついに、標高4800mのゴーキョへ

茎や葉にびっしりと付く棘。恐る恐る茎に触れてみる。
枯れると・・・茎は固くなり、折れやすくなる。そして;棘も固くなって、刺さり易くなる。
注意して触れないと・・・指先に棘が残り厄介だ。

お花の跡を求めて・・・
トレッキング道を逸れ、氷河のモレーンに登ったり夢中になりながらゴーキョに到着。


・前編を読む  こちら   ・次編を読む  こちら


お勧めのエベレストトレッキングツアー


ヒマラヤトレッキング専門 サパナが行うツアーの特徴は・・・
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
日本人ガイドが同行し、歩く人に合わせた高山病対策を行って、無理なく笑顔で歩けるツアー!
●日本食コックが毎食安心して食べれる温かい日本食を作り、あなたの歩きを最後までサポート!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~





同じカテゴリー(2014 ゴーキョトレッキング)の記事画像
チベット人の難所、ナンパラ峠に向かう
チベット人亡命者が歩くナンパラ街道へ下る
もう一つのエベレスト展望地 レンジョ峠に立つ
ゴーキョピークの頂に立つ②
ゴーキョピークの頂に立つ ①
最奥の村 ゴーキョを目指す!
同じカテゴリー(2014 ゴーキョトレッキング)の記事
 チベット人の難所、ナンパラ峠に向かう (2014-12-13 11:46)
 チベット人亡命者が歩くナンパラ街道へ下る (2014-12-08 23:12)
 もう一つのエベレスト展望地 レンジョ峠に立つ (2014-12-06 12:27)
 ゴーキョピークの頂に立つ② (2014-12-05 18:38)
 ゴーキョピークの頂に立つ ① (2014-12-02 22:14)
 最奥の村 ゴーキョを目指す! (2014-11-27 17:30)

Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 11:25│Comments(0)2014 ゴーキョトレッキング
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ついに、標高4800mのゴーキョへ
    コメント(0)