2015年05月26日
想定以上に厳しかったランタン渓谷から帰還
ヒマラヤガイドの浅原です。
カトマンズに戻ってきました。
出発した時にはまだ、ほとんどの方が夜間は外で寝ていましたが、今はみな地震に慣れたのでしょうか、自宅で寝瑠葉になりました。
まだ余震はあります。
今回政府の用意してくれるヘリに乗ってランタン村に行く予定でしたが、車になりました。
今思えば、車になったほうが良かったと思っています。
政府が用意してくれた車は、ランタン谷のあるラスワ郡18地区への食料配給を行うためのものでした。
出発する前日の夕方に決まり、ランタン谷に残る人々をよく知っているということを理由に、その1つの地区(8村)の配給責任者として行くものでした。

出発当日、3台のトラックがやってきて、お米や豆、ビニールテント、オイル、塩など、彼らの生活で必要なものを積み込み、ランタン渓谷に向かいました。
カトマンズ盆地を抜けると風景は一変し、壊れた家が目につくようになりました。
トリスリバザールの手前で、13名のスタッフで食事を頂き、最終確認。
10時間後に配給場所であるシャブルベンシの村につきました。


※ グラン村にて
トラックから荷物をおろし、雨に濡れないよう、ビニールシートをかけていく。
また夜間の荷物泥棒を防ぐため、私達は荷物の横にテントを張り、見張り番。
夜間でも気温が25度をくだらないため、寝苦しい夜でした。
早朝4時に起床。
スタッフをお越し、昨晩決めた村ごとの配給量に合わせて、配給の山を作っていく。


私が担当したのは、カンジン村、シェルパガウン村、スルカ村、チベタンキャンプ、ベンジャン村、ワンガール村、ブリディム村、リンリン村の8村、計203世帯。
6時過ぎには村人が集まり始め、荷物を取ろうと。。。。
ひっきりなしに声をかけてくるので、均等に荷物が配れるよう、ロープで立ち居入りを規制。
すべての荷物が分けられ、集まっている人々の前で、説明を行う。
山ごとに、村名と世帯数が記載され、配給品と数を記載。

※ベンジャン村の配給分

※カンジン村の配給分
食料不足による不平不満が出るのを抑えるために。。。
しっかりと数を数えながら彼らの前で確認して手渡していく。
10時過ぎ、すべての配給品が村人たちに渡り、これからランタン村を目指すことに。
また、配給物がしっかりと村人全員に届くことを確認するために、村ごと回る仕事も増えてしまった。
配給品をとりに来てくれた村人の殆どを知っているので大きな混乱はなかったが、いろんなNGOが入り支援をしてくれているが、特定の村への配給が多いので不平不満が出ていた。
彼らの気持ちもよくわかるし、支援してくれる人の気持もよく分かる。
どうしたらいいか、次に配給に行く際の改善点に繋げたいと思った。
ランタン村を目指すにあたり、川沿いの道は崩落が多く、吊り橋の破損で渡れないと聞いていたので、シャブルベンシ村から800m登ったキャンジン村を目指すことに。
気温はすでに30度を越えていました。

カトマンズに戻ってきました。
出発した時にはまだ、ほとんどの方が夜間は外で寝ていましたが、今はみな地震に慣れたのでしょうか、自宅で寝瑠葉になりました。
まだ余震はあります。
今回政府の用意してくれるヘリに乗ってランタン村に行く予定でしたが、車になりました。
今思えば、車になったほうが良かったと思っています。
政府が用意してくれた車は、ランタン谷のあるラスワ郡18地区への食料配給を行うためのものでした。
出発する前日の夕方に決まり、ランタン谷に残る人々をよく知っているということを理由に、その1つの地区(8村)の配給責任者として行くものでした。

出発当日、3台のトラックがやってきて、お米や豆、ビニールテント、オイル、塩など、彼らの生活で必要なものを積み込み、ランタン渓谷に向かいました。
カトマンズ盆地を抜けると風景は一変し、壊れた家が目につくようになりました。
トリスリバザールの手前で、13名のスタッフで食事を頂き、最終確認。
10時間後に配給場所であるシャブルベンシの村につきました。
※ グラン村にて
トラックから荷物をおろし、雨に濡れないよう、ビニールシートをかけていく。
また夜間の荷物泥棒を防ぐため、私達は荷物の横にテントを張り、見張り番。
夜間でも気温が25度をくだらないため、寝苦しい夜でした。
早朝4時に起床。
スタッフをお越し、昨晩決めた村ごとの配給量に合わせて、配給の山を作っていく。
私が担当したのは、カンジン村、シェルパガウン村、スルカ村、チベタンキャンプ、ベンジャン村、ワンガール村、ブリディム村、リンリン村の8村、計203世帯。
6時過ぎには村人が集まり始め、荷物を取ろうと。。。。
ひっきりなしに声をかけてくるので、均等に荷物が配れるよう、ロープで立ち居入りを規制。
すべての荷物が分けられ、集まっている人々の前で、説明を行う。
山ごとに、村名と世帯数が記載され、配給品と数を記載。
※ベンジャン村の配給分
※カンジン村の配給分
食料不足による不平不満が出るのを抑えるために。。。
しっかりと数を数えながら彼らの前で確認して手渡していく。
10時過ぎ、すべての配給品が村人たちに渡り、これからランタン村を目指すことに。
また、配給物がしっかりと村人全員に届くことを確認するために、村ごと回る仕事も増えてしまった。
配給品をとりに来てくれた村人の殆どを知っているので大きな混乱はなかったが、いろんなNGOが入り支援をしてくれているが、特定の村への配給が多いので不平不満が出ていた。
彼らの気持ちもよくわかるし、支援してくれる人の気持もよく分かる。
どうしたらいいか、次に配給に行く際の改善点に繋げたいと思った。
ランタン村を目指すにあたり、川沿いの道は崩落が多く、吊り橋の破損で渡れないと聞いていたので、シャブルベンシ村から800m登ったキャンジン村を目指すことに。
気温はすでに30度を越えていました。
Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:59│Comments(2)
│ネパール大地震
この記事へのコメント
浅原さん、お疲れ様でした。ご報告ありがとうございます。
この春行ったタマンヘリテイジもかなりの被害でしょうね。ロールワリンの方も余震でかなりの被害のようですね。昨日テレビでチャリコットからドラカの映像を見ました。
この春行ったタマンヘリテイジもかなりの被害でしょうね。ロールワリンの方も余震でかなりの被害のようですね。昨日テレビでチャリコットからドラカの映像を見ました。
Posted by 数野 at 2015年05月26日 15:15
お疲れさんです
1つでも多く物資を分けて欲しい村人達です
彼らが納得出来る方法で、物資の配給をされた努力は大変でしたね
かなり疲れが溜まっている事だとお指し致しますが~~
浅原さんの熱意と誠意が伝わる事は間違いないです!!
限られた時間での支援活動頑張って下さい
by滋賀・岳美♪
1つでも多く物資を分けて欲しい村人達です
彼らが納得出来る方法で、物資の配給をされた努力は大変でしたね
かなり疲れが溜まっている事だとお指し致しますが~~
浅原さんの熱意と誠意が伝わる事は間違いないです!!
限られた時間での支援活動頑張って下さい
by滋賀・岳美♪
Posted by ♪岳美♪ at 2015年05月26日 17:54