2016年03月23日
ヒマラヤ支援活動報告のため、東京へ出張
2016年夏お勧め! 可憐な高山植物トレッキング こちら
ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!
ヒマラヤ支援活動にご協力いただいている文房具メーカーぺんてる様、大洋印刷様に活動報告をした。
担当者に子供たちが描いた絵を渡す
2015年4月25日そして5月12日に起きた大地震で、甚大な被害が出たヒマラヤ山岳地域。
サパナでは地震直後から現地に入り、今までに6回、様々な支援活動を行った。
3つのテーマで描かれた絵を見てもらう
山肌に作られた車道が大規模な土砂崩れにより遮断され、徒歩でしか移動できなくなったヒマラヤの厳しい環境により、ネパール政府、NGOによる支援がヒマラヤの奥地まで思うように進んでいない。
ヒマラヤ山麓に無数に点在する村々。
生まれ育った村に取り残された避難者の多くは今なお、地震直後と同様に、いつ来るかわからない支援物資をひたすら待つ、希望を失せる生活を強いられている。
世界中から多くのNGOがネパール各地で被災者に寄り添う形で活動しているが、スタッフの安全が最優先。
カトマンズ近郊や幹線道路から近い被災村での活動が中心で、建物建設(住居、学校等)の建設、食料や衣類の配布を行う支援が中心と言われ、生活弱者である老人や子供への支援が後回し。
株式会社ぺんてる本社
特に目の前で肉親を失った子供たちへの心の支援するNGOが皆無に等しく、引きこもりになった子供たちが被災した村にとって、またその親類にとって大きな負担となり、震災直後から大きな問題となっていた。
サパナでは・・・
将来のネパールを担う子供たちの支援、特に『心の支援』を行うため、この活動にいち早く賛同してくれたぺんてる様、大洋印刷様の協力のもと、震源地である村々を中心に、ヒマラヤ山岳地域に暮らす多くの子供たちの支援を行ってきた。
遅々として進まないネパール復興の原因は?
5年前に東北を襲った大地震。
未だ復興の兆しが見えない地域もあるなか、復興には長い時間とたくさんの労力と豊富な資金、そして地域に合わせて支援策が必要なことを誰もが知っている。
ネパール地震の復興では、私たちには理解しがたい諸所の問題が存在する。
他民族国家、複数の宗教が混在するネパール。彼らの文化や風習の違いが大きく影響し、一年が経とうとしている今でも復興が殆ど進んでいない。またのんびりと物事を決めていく国民性も大きな要因になっていると思う。
地震後、緊急制定された各省庁にまたがる支援に関する法律
サパナでは長いヒマラヤ滞在で築いてきたネパール中央政府役人、議員との強い人脈を活かし、中央政府、役所の事務手続きをスピード化し、停滞することなく支援活動が行える環境を引き続き構築していきたいと思う。
神々の座ヒマラヤの麓で暮らす人々が笑顔溢れる姿に戻れるよう、『心の支援・太陽光発電ライトの配布・一村一産物』を重点的に今後も支援をしていきたい。
その後・・・
東京にあるネパール大使館へ
住宅街にあり、イメージとは異なる大使館の建物にびっくり。
探すのが大変だった。
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このトレッキングでは・・・
レッドポピー、ホワイトポピーも見られます!
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お問い合わせ: info@sapanatrek.com サパナ 浅原まで
ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ