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2017年01月13日

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート

ヒマラヤガイドの浅原です!

カトマンズの西200㎞の所にそびえるアンナプルナ連峰の北側に、仏教とヒンズー教両方の聖地となっている非常に興味深い場所、ムクティナート(3700m)がある。

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート
ムクティナート寺院の正門 

厳密にいえば、聖地であるムクティナートとロッジ等が建ち並ぶラニポワと区別されるが、合わせてムクティナートと呼ばれることが多い。

ムクティナートには3つの仏教寺院と2つのヒンズー教寺院が一つの敷地の中に混在して建てられ、どのお寺も歴史は古く、1000年を超えるものがある。乾燥した台地が広がるムクティナートだが、豊富な伏流水が一年中湧き出すため、ここだけ樹が生えているので、古人はお寺を建てたのかもしれない。

中央に建てられた3重の塔のムクティナート寺院(ヒンズー教)の背後には108の蛇口(牛の顔をした蛇口)から聖水が流れている。
宗教に関係なく巡礼者がこの聖水を浴び、お参りをする。

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート
ヒマラヤの伏流水のため、指が痛くなるほど冷たい

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート
青銅製で作られた牛の顔をした蛇口は、一つ一つ表情が異なる

また、寺院の正面には4mX4mの2つの水槽がある。願い事をしながら手持ちのコインを使って、2つの水槽を水切りすることができれば、成就するという。

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート
水の中に入れば・・・功徳が積めるらしい?


壁伝いに南側に移動すると、大きな仏陀の像があり、ラニポワの村を見渡している。
仏陀の像のすぐ下には、1千年を超えると言われる仏教寺院(ゾラマイ・ゴンパ)がある。

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート
正面の仏像の下に、聖なる火が灯るあずき色をした箱窓がある

尼僧によってお寺は管理され、壁一面に描かれた仏教美術と本堂祭壇にはたくさんの仏像が安置されている。
その下には、この地を有名にした所以であるあずき色をした箱形窓から聖なる火(天然ガス)が灯っている。

ヒマラヤの奥地にある聖地ムクティナート
お供え用のバター灯が常に用意されている


ご利益がいっぱい授かると言われる聖地ムクティナート。
ヒマラヤの眺めも素晴らしいおすすめな場所である。




(ヒマラヤ・ハニーハントトレッキング)


山岳民族の方々のご協力で、来年初夏に断崖にへばりつくヒマラヤのハチミツ採りを行う予定です。
薬草成分が凝縮され、彼らも飲用するハチミツ。

神々しいヒマラヤをバックに、頭上で繰り広げられるハニーハンターの勇敢な姿を見ながら、トレッキングを行います。
ご興味ある方はメールにてご連絡ください。 info@sapanatrek.com まで。

※ 採取場所等により10名限定となります。

ヒマラヤガイド:浅原明男




ヒマラヤトレッキング・登山専門店 サパナ





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