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2013年07月20日

標高3300mのランタン村へ

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。

先日までゲストと一緒に歩いてきた
ブルーポピートレッキングの様子を紹介します。
標高2400mのラマホテルから
氷河で削られたU字谷の中にあるランタン村までの様子です。

~TREK 5~

朝から小雨が降る中でのスタート
ここラマホテル周辺は・・・
原生林の大樹が生い茂り、樹木の幹全体が
苔で覆われている。
トレイルにも水がたまり、滑り易い。

陽ざしが殆ど地表に届かず、
お花が少ないと思ってしまうが
背丈の小さい、可愛いお花達が
私たちを迎えてくれました。

足元だけでなく岩の壁面や大の幹にも
びっしりとお花が。

標高3300mのランタン村へ

標高3300mのランタン村へ
◆ スミレ科 スミレ属 ヴィオラ ワリキアナ

群生して咲くのが特徴 似種のキバノコマノツメは
散生して咲くので見分けやすい。

標高3300mのランタン村へ
◆ イワタバコ科 ディディモカルプス属 
   ディディモカルプス・アロマティクス

4枚の葉が対生して咲き、一つだけ小さい葉が付く

標高3300mのランタン村へ
◆ シャクジョウソウ科 ギンリョウソウ属 
   ギンリョウソウ

大変珍しい花に出逢うことができた。

標高3300mのランタン村へ

これ以外にも、ショウガ科やシソ科、ユリ科、
マツムシソウ科、バラ科・・・を見ることができる。

3時間程かけて樹林帯を抜けると・・・
標高3000mのゴラタベラに。
2軒の小さなロッジがあるが、案の定閉まっており、
先発していたスタッフたちが
ロッジのキッチンを使って昼食を作って待っていました。

~1時間強の昼食タイム~

視界がパッ〜と開け、雲がU字谷の間を流れていく。
ランタン村の建物も遠くに見えている。
足元には・・・
アヤメ、マメ、キク、ランの花を中心に一斉に咲きだし
百花繚乱の状態

標高3300mのランタン村へ
◆ アブラナ科  エゾススシロ属 
  エリシマム・ヒエラキーフォリウム

ゴラタベラにある軍のチェックポスト周辺で
沢山咲いていた。

標高3300mのランタン村へ
◆ バラ科 バラ属 ロサ マクロフィラ

ゴラタベラ~ランタンまでの間に咲く。
樹高は3m程で、樹いっぱいに花を咲かせる。

標高3300mのランタン村へ
◆ フウロソウ科 フウロソウ属 ゲラニウム ランベルティー

4種類程あるフウロソウの中で、もっとも見易い種

標高3300mのランタン村へ
◆ ショウガ科 ロスコエア属 ロスコエア アルピナ

ショウガ科の中で、もっとも標高の高い場所に咲く種
殆ど淡紫色だが、白色が咲いていた。
標高3800m辺りまで見ることができる。

16時過ぎ、ランタンリルン峰の真下にある
ランタン村に到着

ロッジのオーナーがわざわざ外まで迎えに
来てくれた。

標高3300mのランタン村へ

オーナーが写った写真を手渡し、
1年ぶりの会話を楽しむ。

続きを読む・・・ こちら

高山植物の写真集・・・ こちら

トレッキングの感想・・・ こちら


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安心してヒマラヤを歩けるツアーを行っています。
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ブルーポピーに触れることができるトレッキングツアー  こちら








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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 13:39│Comments(0)2013 ブルーポピートレッキング
 
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