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Posted by naturum at

2017年04月23日

シシャパンマ峰の展望抜群のガンジャラパスを超えた

ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!


約60年前、日本百名山の生みの親である深田久弥が越えた岩の峠、ガンジャラパス(5100m)をスタッフたちとともに無事越えることができた。


4人のゲストを支えてくれたスタッフ達

長年、ゲストと一緒に、時にはスタッフと一緒に5000m以上の峠を何度も越えてきたが、エベレスト地域にあるシェルピニコル、アムラプツァに次ぐ、登りごたえあるスリル感ある峠越えだった。


珍しい種類の高山植物が咲くキャンプサイト


山岳民族の彼らは、初夏から初秋の無冠雪時になる数ヶ月間だけ、この峠を越えてヘランブー地域と交流をする。
ランタン渓谷の入り口であるシャブルベンシとカトマンズの間に車道が無かった時、渓谷に住む人々の通婚圏内となっていた。
その名残がまだ残っており、何人かの女性がランタン渓谷の村へ嫁いできて、何人かの者がヘランブーへ嫁ぎ、ランタン渓谷と同様な文化が色濃く残っている。


峠の向こうは・・・
今までの登りが嘘のように思えるくらい、なだらかな牧草地(カルカ)が延々と続いていた。
振り返れば、ランタン山群から東へ延びるジュガール、ロールワリン山群の峰々が輝いていた。


絶景を見ながらの感動の朝食


キャンプ地を後に、次の放牧地を目指す


タルケギャンの村まであと2日、ずっと草地の道を進む

帰国後、図書館に通い、久弥がこの峠を越えた時のことを記した紀行文をじっくりと読み返した。
記述より、今よりもっと氷河が横たわり、大変なガンジャラ峠越えだったと知った。



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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 18:17Comments(0)ヒマラヤトレッキング 情報!お勧め情報